斉藤洋のレビュー一覧
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ネタバレルドルフとイッパイアッテナ 第二弾。
また今回も、彼らの友情に胸が熱くなり、
何度もうるうるさせられました。
いつも堂々としていて貫禄十分なイッパイアッテナが、
意外と子供っぽくて心配症だったことに──。
雪山登山ごっこ、もとい雪山決死隊の二人に──。
あのデビルのおもわぬ恩返しに──。
待ち続けた人に「ニャオーン!」と飛びつくイッパイアッテナのかわいさに──。
そして…ルドルフの一人旅に──。
胸がいっぱいです。
ルド、君は最高だよ。えらいね。
絵里ちゃんに会いたかったよね。
初恋はまだたけど、もうりっぱなお兄ちゃんだね。
もしも自分がルドの立場だったら……無理だ…。
会いたい気持ちに負けて、顔を見せてしまうだろうな、きっと。 -
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「イッパイアッテナ」って面白い名前だと思ったら、そういうことなんですね。
おチビちゃんなのに、めいっぱい虚勢を張るルドルフのなんと可愛らしいこと!
そして、情に厚くて義理がたいイッパイアッテナ!
ルドルフとブッチーの#二人忠臣蔵、
クマ先生も、人間顔負けの友情だな。なんて言っていたけれど、まさにその通り。
瀕死の状態でも、決して泣き言を言わない、あっぱれなイッパイアッテナ。
デビルはたしかに嫌なヤツだ。
でも、どんなにひどいことをされても、最後に赦してあげたルドルフに胸が熱くなりました。
本書によく出てくる「教養」の意味を考えました。
字が読めるからと、ブッチーをからかったルドルフを叱るイッパイアッテナをはじめ、
現代の人間が失いつつある大切なことを、
この子たちに教えてもらえたような気がします。
本当に、友だちは”財産”ですよね。 -
Posted by ブクログ
ルドルフとイッパイアッテナのシリーズの3冊目。
すっかり東京の半ノラ生活に馴染んでいるルドルフの元に、江戸川の向うの縄張りを仕切る猫のドラゴン三兄弟が訪れてくる。
川向うの町では犬や猫たちが凶暴な野良犬に襲われる事件が起きていた。
そこでドラゴン三兄弟は、ルドルフとブッチ―がデビルを倒したという噂を聞いて助太刀を頼みに来た。
そういえばそのブッチ―の様子が少しおかしい。ちゃんと餌をもらえる金物屋さんの飼猫なのに「鳩を捕まえて食べたい」と言ってみたり、たわいなこととに苛々したり。
ルドルフの代わりに川向うの町の野犬対決に行くイッパイアッテナ。
ネコ質(人質の猫版)として代わりに残ったドラゴン三兄弟の末弟テリー。
しかし凶暴な野犬は江戸川を越え、ルドルフの前に現れる… -
Posted by ブクログ
「ルドルフとイッパイアッテナ」の直接の続編。
ルドルフが岐阜に帰ろうとした前夜、イッパイアッテナはライバルのブルドック、デビルに襲われ大怪我をし…
の続きなので、続編と言うより前篇後編くらいの繋がり。
★★★
なんだかんだで東京での日々が過ぎるルドルフ、イッパイアッテナ、友達の金物屋の飼猫プッチー、そしてブルドックのデビル。
イッパイアッテナが人間の文字を学んでいるのは、かつての飼い主に会いたいから。飼い主とは友人のような関係でもう一度会ってみたかった。
しかし元飼い主の家は取り壊され、新しい家が建ち…
そしてルドルフは、子供の飼猫からだんだんノラ猫のプライドを持ちつつあり、自分でも少し混乱している。
その混乱に決着をつけるためにも飼い主リエちゃんがいる岐阜へ車を乗りついで行くことにする…。
★★★
前作で敵役だったデビルは友達に。
ここに出てくるネコやイヌの友だち付き合いは、べたべたしたものも頼り切ったものでもなく、実にさっぱりしかし深い。大袈裟かもしれないけれど「君子の交わり淡きこと水の如し」というかんじだ。寝床も明日も定まらず、親兄弟とは離れ、飼い主がいればその範疇からは出られない犬猫だからこその付き合い方か。
さて、岐阜までヒッチハイクする場面で運転手さんとのやり取りが面白かった。
「おお、ネコのヒッチハイクか~。なんて名前だ?」
「にゃにゃ~~」
「え?ネコザエモン?随分古風な名前だなあそれでどこまで行くんだ?」
「にゃあ~」
「そうか、浜松の叔父さんのお見舞いかあ。それで浜松の叔父さんは何をしてるんだ?」
「な~ご~」
「そうか、八百屋かあ、そりゃあネコが魚やじゃ困るもんなあ、はっはっは」
…みたいな。
読み終わった後次男と「名前なんて言うんだ?」「にゃあ~」「そうか〇〇(その都度適当)かあ」とかやって遊びました(笑)