斉藤洋のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
漢字
フリガナ
文字の大きさ 小
長さ 長い(221ページ)
出版年 1996年
内容 仙人の元で人に化身する術を身につけたきつねが、源義経や佐藤忠信と関わりをもち、人の生き方に触れていく。
感想 徹底した「きつね目線」で、特に、食べるためではないのに人を殺す武士の人の生き方を、不可解に思ったり、批判したり、部分的に理解し始めたりするところが面白い。「武士は最低の部類の人間」と最初は考えるが、義経や忠信の人間的魅力に触れて、だんだんとわからなくなっていくきつね。善悪や正邪をはっきり決めず(決められず)考え続ける姿は、読者にも様々なことを思わせる。歴史が好きなら子どもでも読めるし、大人の読書にも