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江戸へ赴いた白狐魔丸は、城からただならぬ気が漂ってくるのを感じる。その気の正体を調べていたさなか、事件は起こった。江戸城内で浅野内匠頭が吉良上野介に斬りつけたのだ。その場に居合わせた白狐魔丸はとっさに体憑依の術をかけ内匠頭の手を止めたが、そのことから事態は思わぬ方向へ転がっていくーー。浅野家家臣の大石内蔵助や大高源吾、吉良家の家来・清水一学ら様々な立場の武士がそれぞれの思いを抱きつつ、否応なく一つの流れに巻きこまれていく悲劇を、狐・白狐魔丸の目を通して描く。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2023年10月25日
赤穂浪士はTVで観て知っていたが何故吉良幸之助が斬られたのか知らなかったけど、何故なのか謎だったのかぁ。この本は教えを請う見返りを渡さなかったからとありそれも人の噂話として書いている。有名な討ち入りも白狐魔丸は見届けて立ち去るが時代が変われば武士の生き方も変わる事を知る。この時代は全然知らなかったの...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月11日
浅野内匠頭が吉良上野介にどうして切りかかったかはわからないけど、赤穂の人たちはみんな死んじゃったのに、吉良だけピンピンして生き残っていて、赤穂の人たちはちょっとかわいそうだなと思った。これが、江戸の武士の考え方なのかな。
生類あわれみの令は、生きものを大事にするのはいいけど、そこまでする必要があるの...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年10月21日
白狐魔丸シリーズの6作目です.
舞台は元禄期,前作からの時間はそんなに経っていないかなとおもいました. ここを使わないと次が幕末になってしまうからなのかな.
赤穂浪士の事件が舞台ですが,こういった書き方になるのかと感心させられる展開でした.
このシリーズを小学生のころから読み始めて既に就職しま...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年12月14日
戦国の世でなくとも、人の死は常にそこにあるのですね。
今回のキーワードは、生類憐みの令と忠臣蔵です。
前回の『天草の霧』もそうでしたが、自分が既に知っていた物語と「真実」が少し異なるところに、胸がドキリとしました。
時代はどんどん今に近づいてますね。次は「いつ」なんでしょう…?!
白狐魔記サイコーで...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年12月02日
実は、元禄の雪って聞いても
ピンとこなかったんです
それなのに赤穂には
行ったことがあったりして(;^^)ゞ
さて、久しぶりのシリーズです
児童書だからか、読みやすいです
歴史ものというより
ファンタジーベースだからかな
今回は、忠臣蔵です
予備知識がほとんどないので(;^^)ゞ
白狐魔丸と一緒...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年01月14日
時は、徳川五代将軍綱吉の時世。
赤穂藩主浅野匠守が、江戸城松の廊下で、高家吉良上野介への遺恨で刃傷沙汰をおこしてしまう。赤穂藩はとりつぶし、職を失った浪人侍が主君の仇を討たんとする実話が背景。
白弧魔丸は、浅野家家来の大高源吾と知り合ったことで、仇討劇を最後まで見届けることとなる。
赤穂事件の内容は...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年05月25日
白駒山の仙人の弟子となり、修行ののち、人間に化けることができるようになった狐、白狐魔丸の人間探求の物語。時は江戸時代中期、元禄十四年。俳諧や歌舞伎など町の文化が花ひらき、人びとは天下太平の世を謳歌していた。しかし、白狐魔丸は江戸城から強い邪気がただよってくるのを感じる。赤穂事件がおきたのは、その直後...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年04月21日
児童書ですが、大人でも十二分に楽しめる白狐魔記シリーズ。
歴史ファンタジーで、人の世の無常を狐の白狐魔丸の目線から描いた作品です。
今作は人間よりも酔狂な雅姫の方が目立っていました。
対照的に白狐魔丸の真面目な性格が大変可愛らしく描かれています。
忠臣蔵や赤穂浪士について全く知らなかったので歴史...続きを読む
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