あらすじ
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冒険と奇想とユーモアに彩られた「アラビアン・ナイト」の世界を児童文学界屈指のストーリーテラー、斉藤洋の語りでおくります。魔法のランプを手に入れたアラジンと、アラジンをつけねらう魔法使いの兄弟。絶世の美女、パドル・アル・ブズル姫と魔法のランプをめぐって展開する運命のたたかい。ストーリーを簡略化することなく、テンポのよい語りで子どもたちにも親しみやすい本格的な斉藤版「アラビアン・ナイト」は大人の読者の入門編にも最適です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
アラビアンナイトのなかの一つ「アラジンと魔法のランプ」
ディズニーのイメージがあるけれど、本当の話はまた違うんですよね。
難しくなく一気に読めます。
魔法のランプを手に入れたアラジンと魔法使いの話。
私はこの本で始めてちゃんとしたストーリーを知りました。。。
Posted by ブクログ
斉藤洋のアラビアンナイトシリーズ2冊目。
ディズニーの映画で「知ってる」気になっている子が多いと思われるが、(私もその一人)斉藤洋の再話はやはり良い。あとがきで、アラジンは運命に予定されていたランプの使い手だという不思議と、アラジンが途中からランプを使わなくなるということに注目して、「偶然手に入れたパワーに、いつまでもたよるような人間は、ランプの所持者としてふさわしくないということでしょう」というのがいい。
それにしてもアラジンははじめ、遊びほうだいで母親を悩ませ、母親もアラジンの言われるままに、過保護にも王様への謁見に行ったりと、ちょっとなあ、と思うが、アラジンも10歳とかから話がはじまるから、そんなもんか。まず顔立ちが綺麗な男の子という設定からはじまるもの、特に必要条件、アラブの世界でも綺麗な者でないと主人公にはなれないのだなーと思った。
あと、たくさんの知識を得ること、外国語もしゃべれるようになることは、とても大切だと4作共通で思ったし、人に親切にすることもアラブの世界では当然なのだ。
思っていたアラブのイメージと違うのがいい。困難なこと、人との出会い、奇妙な体験・・・すべてが「神の思し召し」なのだ。懐が深い!