羽生善治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2011年に出版された本
当時は二冠だったか三冠だったかくらいで、まだまだ頂点の頃
今も無冠ではあるけれども、タイトル戦の挑戦者にもなってるしまだまだトップクラスなのに違いはないんですけどね
若い頃との違いなどにも言及されている
読みの力は若いときの方が優れているけれども
年齢を重ねると細部まで読まなくても判断ができるようになってくるとのこと
プロは瞬時に何手も候補も浮かぶが、その中で検討して読むのは2、3手
選択肢が多いほど悩むし、後に後悔しがち
時にはリスクを取る必要がある
リスクを取らない事が最大のリスク
勝負手の意味でも使われるけど、もっと大きな流れの意味も含む
現状の最適解ではなく、今後のための一手を試している場合がある
停滞はジリ貧になる
この辺は正に今苦しんでいるところでしょうね
後にかかれてあるけど、コンピュータ将棋を学んだ世代との事に言及されている
リスクの取り方は年を経るとバランスが取れるようになる
ネットで将棋ができるようになった影響
地域格差がなくなった
地方の人でも強くなれるようになった
コンピュータの発展
初期の頃は棋譜管理をしやすくなった
過去の棋譜の研究
新手の研究による勝利
過去の一手の掘り出しについても語られている
坂田三吉の端歩
マンガでもちょいちょい取り扱われてたけど、実際に意味のある戦法として通用していた時期もあったというのはロマンを感じる
あと、一手損角換わり
3月のライオンでよく登場する戦法ですけど、今は研究されていて余り見かけなくなったという
将棋の戦法の速度が早くなっているのでしょうねぇ
験は担ぎすぎない
コンピュータの台頭
コンピュータと人の違い
流れを意識するかどうか
コンピュータ将棋で育った世代はどうなるか?
粘る事について
若い頃は粘っていたが、今思えば無理筋だったものもある
藤井六冠との王将戦のドキュメンタリーを見た
この本を読んでいたが故に、なるほどと思えるところが多数
藤井六冠はAIの指すような手を全て読もうとしているのでは?という言及
もし今の強さがそれに由来するものだったら、読みの力が衰えてきたらどうなるんですかね?
羽生九段のように大局観や流れといった感覚の方が研ぎ澄まされてくるのだろうか?
AIの評価値を参考に勉強している世代との戦い方
評価値が低い戦法は最初から切り捨てている
だが、あくまで評価値のため、そこに勝機があるのではないか?
今ではあまり指されない、雁木、一手損角換わりなど
藤井六冠はストライクゾーンのどこに投げても売ってくるバッターのよう
ここに投げたら打たれた、ここに投げても打たれた
という感覚
戦績だけを見ると負けではあるんだけど
今後の布石にもなっているように感じた
新たな研究に貪欲なようなので、まだまだトップクラスで居続けるように思えた -
Posted by ブクログ
ネタバレ是枝監督のファンなので読みました。
天才5人がみんなと同じ人間だということを実感してもらうための書籍とのことでしたが、やはり5人とも若くから頭角を現しているように思う。
以下、備忘録。
山中伸弥
・iPS細胞のiはiPhoneをパクって小文字にした
・アメリカではみんな「素晴らしい研究だから頑張れ」と励ましてくれた。
日本では「こういうやり方ではダメだ」と忠告の方が多い。ディスカッションで大事なのは、身分の上下があっては絶対にいけない。
・学生時代に海外に行って欲しい。
・20代の失敗は宝物。財産。失敗してでも夢中になれることを見つけて欲しい
羽生善治
・様々な物差しを身につける。3年かかって英語を身につけたら3年の物差し、1週間で竹馬をマスターしたら1週間の物差し。
・棋士になって、コマを動かす楽しさは捨てなければいけなかった。
是枝裕和
・講演が苦手。1人で喋るのが苦手。
・1960年代のテレビドキュメンタリーに権力の抑圧を受けて歪められた姿がみえる
・英語が苦手
・小説家になりたい
・学生時代、サークルは入らなかった
・大学在学中から映画を撮りたいと思っていた。映画を見まくっていた。
・協調性がなかった。大人を信用していなかった。
・クイズ番組、旅番組、情報番組を1年目にやらされてくだらないとしか思えなかった。
・自分は全く役に立たないと悩んでいた。初めてディレクターとして「地球ZIGZAG」という体験型ドキュメンタリーを作った。
・1本目でやらせをした。演出というものに自覚的になった。
・先入観が崩れることが面白い。面白いことが起きてると感じる反射神経が最も求められること。
・映画は自己表現じゃない。
何かをじっと見ている表情を、見ている先を映さずに撮ると、何を見ているのかを含めて観客はフレームの外を想像し、人物の内面に寄り添う。
・映画を観てる人が、分かってくれるだろうという信頼感がないと説明に走ってしまう。テレビはながら見でも分かるように作るが、地球ZIG ZAGのプロデューサーからは「誰か一人に向けて作れ」と言われた。彼女でも母親でも。それが今も役に立ってる。
・自分の映画で取り上げたものが日常に戻った時にちょっと違って見えるようになるよう意識している
・普段自分たちは全然物事をみていない。カメラは世界を発見する道具と子供たちにも教えている。
・巡るというのが好き。楕円時間。1年経って桜が咲いているが去年のものとは違う。少し成長、進んでいる。
登場する人物にも変化が生まれる。
・悪を排除して解決出来ることなんて大して問題じゃない。
神もいないと思ってるので、グレーゾーンの中で物語を作り続けたい。