羽生善治のレビュー一覧
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ネタバレ基本を疎かにしない
→誤った時に修正がききやすい
→初心に帰る点でも良い
決めたことを思い切ってやる
→気持ちと決断が大事
→選んだものに対して責任を持つ
→決断に費やした時間や努力が安定剤になる
→決断したことに対して揺るがない
→選んだ以上は後悔しない、振り返らない
変化は必須
→でも留まりたい、守りたくなるもの
→意識的に「変化」にベクトルを向ける
→今決断すれば先延ばした後よりリスクが減る
欠点の裏返しが一番の長所
仕事の醍醐味は情熱を持続すること
夢中で打ち込んだから上達した
→低い階級から上がるごとにカードがもらえた
→子供心にそれが嬉しかった
→目に見え -
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当代きっての勝負師が体得した大局観とは何か
・「大局観」とは具体的な手順を考えるのではなく、文字通り大局に立って考えることだ。パッとその局面をみて、今の状況はどうか、どうすべきかを判断する。
・将棋の対局中では、どのように考え次の決断を下すのか。「直感」、「読み」、もう一つが「大局観」である。
・情報と知識の洪水のなかで、「大局観」では「終わりの局面」をイメージする
気になったことばは次の通りです。
・若い頃は危機意識もなく、何も考えずに冒険ができた。
・勝ちに不思議の勝ちはあり、負けに不思議の負けはなし
・リスクをとらないことが最大のリスクだ
・部分的に見るだけでなく、全体的 -
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(備忘録なので大したことは書いていません)
18冊しかない寂しい本棚に、今回はいい本が追加できそうだ。いつ買ったのか、どこで見つけたのか分からないが、最後の人以外を読んでいて放置していたのを思い出して、最後の人を読んだあと、もう1回始めから読み見返す気になった。何かしら教訓もあったかと思うが、基本的には興味深いという方向で最高レベルだったため高評価。
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山中先生
超有名人だが、ほとんどパーソナリティについて知らない。カッコ笑い付きで饒舌に語られる様子が文字から伝わる。ただの文字起こしだが、空気感まで十分に伝わってきた。気になった一節はアメリカでは一生研究者でいられるというもの。飛躍するが -
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先に読んだ続編もそうそうたる人たちだったけど、本書はそれを上回るような山中伸弥、羽生善治、是枝裕和、山極壽一というすごい面々。ま、男性ばかりという点では、女性と男性が2人ずつだった続編のほうがバランス的にいいけどね。
もともとは永田和宏さんが教鞭をとる京都産業大学で学生向けに開いた講演会を本にしたもの。ホストの永田さんはすごい面々に、失敗を語ってほしいと依頼したとか。失敗を語ってもらうことで、学生たちに身近に感じてもらい、そうすることで「この人のようになりたい」というあこがれやロールモデルを見出してもらうようにしたいとの思いから。
そういえば書中で、たしか永田さんが、最近の若い人たちは目指した -
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羽生善治の「決断力」(角川oneテーマ21)がとても良かったので、続編である本作も迷わず、読んだ、と言っても10年前の話。そして、メモがあったので、そこから書評にしてみる。書籍も手元にあるが、敢えてメモから。
「集中力を高める3つ」として羽生善治が挙げているのは、
・第一 何も考えないでボーとする
・第二 一つのことをじっくり考えることに慣れる
・第三 時間と手間のかかることに取り組む
としている。手間のかかることの例として
紫式部「源氏物語」
山岡荘八「徳川家康」
を読むことを挙げている。
そして、最も良いパフォーマンスは、リラックスして落ち着いて楽しんでいる状態の時に、充実して -
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20年くらい前の本です。私は面白いことが書いてあったページの角をちょっと折り曲げて目印にしているのですが、こんなに何ページも折り曲げたのは、本当に久しぶりです。いい本でした。
羽生さんの話の中には、もちろん参考になる言葉がたくさん散りばめられているのですが、二宮清純さんと平尾誠二さんが、羽生さんらしさを巧みに引き出しているのがさすがです。一流同士にしかわからないような、究極の発想法があるように思います。
一方、金出武雄さんはちょっと違うスタンスで、金出さん自身の話の中に興味深い話題がいっぱい隠れていて、それを羽生さんが引き出しているといった、ちょっと言い過ぎかも知れませんが、立場が逆 -
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ネタバレ・同じ指示を出されても、人によって仕上がりは異なる。同じ単語でも、人によって解釈は異なる。→基本を踏まえ、一手ごとの選択をし、時にはリスクを冒して決断するといった経験を重ね、道のりを歩いてのちに、自然に個性は出てくる。
・色んな環境や関わる人、経験などによって、「その人」が出来上がっていく。例えば、たまたま長女に生まれたからこそ、責任感や面倒見が育まれる。私の場合、人と調和することよりも、自分が興味のあることをやりたい。その為には1人でも構わない。1人で参加すれば、初めての人とも関わることが出来る。
・向かうべき答えが分からない場面→何をしてどう考えるべきかが、非常に大切でありその人の個性 -
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僕は何かを選択する時に直感というものを日々の生活の中で大切にしている。
将棋の世界で一流のプロ棋士である羽生棋士が考える直感力とは何か、一流の人の直感力を学んで自分の人生に生かせるものを探してみたくてこの本を手に取った。
『この本を通じて感じたこと』
「直感で決めました。」と聞くと、行き当たりばったり的、責任感の薄い選択というような印象を受けることはあると思う。
しかし、羽生さんは、直感とは論理的思考の蓄積により導かれるものであると言う。
つまり、直感とは、今までの経験に基づいた無意識下で行われる瞬間的な論理的思考により下される決断。
この言葉を聞いてとても納得させられた。
そして、直感力