羽生善治のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
読書録「直感力」4
著者 羽生善治
出版 PHP新書
p148より引用
“目標は一気に課してはいけない。
少しずつ積み重ねるっことによって、気がつけば着実に前進している。
自然にできることを続けていくという健全さが必要なのだ。”
目次から抜粋引用
“直感は、磨くことができる
無理をしない
囚われない
力を借りる
直感と情報”
将棋棋士である著者による、経験を土台と
した直感について記した一冊。
著者の考える直感の正体についてから著者
の直感を養った子供時代の経験まで、将棋だ
けでなく世の中について広く目を向けて書か
れています。
上記の引用は、自然体の強さと題された -
Posted by ブクログ
ネタバレ平成8年(1996年)25歳で前人未到の七冠(竜王、名人、棋聖、王位、王座、棋王、王将)を制覇した羽生善治さんの「才能とは続けられること」、2012.2発行。羽生さん、すごいですね! 2015年、44歳の現在も四冠(名人、棋聖、王位、王座)を保持されています。残りのタイトルは、渡辺明竜王・棋王と郷田真隆王将です。「継続は力なり」ですね!到達点の高低はあるでしょうけど、何事でも継続すれば、必ず何かを掴むことができますよね(^-^)
退職してからは入ってくる情報が少なくなりました。自らアンテナを絞っていることも大きいとは思いますが。沢山の情報の渦の中で暮らしている羽生善治さん、情報は「選ぶ」よ -
Posted by ブクログ
再読です。史上初の七冠独占を25歳で成し遂げた羽生さんの、思考法。
40歳を迎え、「変化」を求める攻めの姿勢と状況にあわせた思考の厚みをますことを、これまで以上に充実させ進化していきたいと述べる羽生さんの哲学が詰まったこの1冊は、何度読んでも心に響きます。
一流と言われる人は例外なく、それぞれが自分の哲学を持っていて、単純に「才能があるから」という一言で終われるものでなく、攻める姿勢や継続する忍耐力、不調のときとの向き合い方などを兼ね備えていて、その強さに痺れるとともに自分を省みるばかりです。
ついつい守りに入ったり、楽な方に流されてしまうけど、プロとして生きる人の己への厳しさや対象への愛 -
Posted by ブクログ
早熟の天才だが、人生はまったく幸せとは言えなかった。反ユダヤ的な宗教観をもち、さらにはアメリカやソ連に狙われているという妄想も持ってしまった。お金にも執着し、そのことでいろいろと損をしている。結局世界チャンピォンになった29歳までが絶頂で、そこからはチェスのキャリアもあまりつめなかったように思える。ただ、チェスでの圧倒的な才能、自分が最強という自信や、チェスに関する姿勢、異常なまでの勉強量、そういったもの魅了される。それ以外は全くかわいそうな人としか言いようがない。彼の忌み嫌うゲーリーカスパロフは人生もそつなくこなし、チェスでも彼より多くの業績を積むことができたと思う。
-
-