羽生善治のレビュー一覧

  • 完全なるチェス 天才ボビー・フィッシャーの生涯

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    名前は聞いた事があったけど、こんなに波瀾万丈な生き方をした人だったとは。
    天才と狂人の境界線を彷徨い続けたかのようなエピソードの数々。
    本当に「紙一重」なのかも知れない。
    ボリュームある本だけど、不思議と読めた。
    時間はかかったけど。

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    2013年03月06日
  • 勝負師と冒険家―常識にとらわれない「問題解決」のヒント

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    帯のことば、三手先を読む。三日先を予想しないに惹かれて古本屋で購入。なぜか白石さんのサイン入り。

    ヨットで世界一周する冒険家と羽生との対談。
    将棋に対する羽生はなんでもやる(先方を決めない)あまりこだわりは無いと融通無碍。
    一方のヨットの白石は野生の勘とエンジニアとしての冷静な判断という両立が求められる世界にいる。

    ヨットレースと言うのは1億くらいの金が簡単にかかるのに世界的な大会の優勝賞金が400万円とかとても普通の人には行けない世界。
    白石もようやく世界の入り口に日本人として初めてたったばかりで、乗るのは中古艇で壊さないように完走する所から。
    早く走るのは簡単だが無理をすると艇が壊れて

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    2013年02月19日
  • [図解]羽生善治の頭脳強化ドリル 直感力、集中力、決断力、構想力を鍛える

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    先に読んだ「決断力」の補充的な内容。

    著者が常々考えていることだからこそ「決断力」とも一貫性のある中身だったと言えるのかもしれません。

    戦略と大局観、情報収集と空白、論理性と正解を求めすぎないスタイル。こうした二元論は勉強と実践の両輪が揃ってはじめて補完し合う関係が生まれることを示していると感じさせられました。

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    2013年02月18日
  • 勝負哲学

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    真剣勝負の場に身を置いている事が共通しているが、サッカーの監督と棋士と言う、
    競技の性質が全く違いながら、勝負どころの察知能力やリスク対応などが
    共通していると思った。
    その反面、勝負のアヤとなる場面で他力か自力で対応するかなどは、
    競技が違う事で考え方や対処方法が違う。

    一言で勝負と言っても競技が違う事で相違点がある。
    しかし共通する事も多く、かみ合った話が展開していてとても面白かった。

    岡田監督が羽生さんに「日本代表監督をしてみては?」と言ったら
    即座に「名人戦を戦ってください」と切り返した場面は、
    両者が真剣勝負の場にいあるからこそ言える冗談なのだと思った。

    岡田監督が言っていた「

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    2013年02月18日
  • 挑戦!! 次の一手難問集

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    ネタバレ

    これは難しい…。
    次の一手系でここまで難しいのは初めてでした。
    特に後半は、なんとなく筋が見えただけでは駄目で深く正確な読みが必要でした。爽快な一手は少ないですが、訓練としては良い本かと思います。

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    2012年10月30日
  • 自分の頭で考えるということ

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    「プロフェッショナルの流儀」での特集以来のツーショット。興味持たずにいられず、ついつい手にとってしまった。

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    2012年10月13日
  • 決断力

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    10S-Talk
    勝機は誰にでもある。そのHowToは、知識を知恵に替え、直感を信じる裏付け情報を得ておくこと。そして、ポジティブに攻めることだ!
    って事が書いてあったような気がする。

    メモ
    •才能とは継続できる情熱である
    •玲瓏-大局観

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    2022年02月11日
  • 才能とは続けられること 強さの原点

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    【本からの抜粋】
     ・ いくら考えても将棋のコツがわからなかった。
      コツをつかんで好きになることがありますが、
      私はその逆で、
      いくらやってもわからないことに魅力を感じました。
      大人になってもいまだにそれがつかめなくて、
      だからずっと夢中でいられるのだと思います。

     ・ 集中をたとえると、
      海の中に潜水していく感覚と似ています。
      少しずつ少しずつ、深いところへ潜水し、
      やがてまわりの音も
      一切聞こえなくなっていくような感じです。

     ・ パッとひらめくこと、
      たくさん手が読めることはひとつの才能ですが、
      地道に、着実に、
      一歩一歩前へ進み続けら

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    2012年05月26日
  • 勝負哲学

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    岡田武史監督と羽生善治名人の対談本。
    サッカーと将棋という違う世界の第一線で生きる者どうしの会話は実に深い
    談話に出てくる哲学は日常生活においても有用で引用欄にメモを保存

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    2012年05月22日
  • 簡単に、単純に考える

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    ネタバレ

    仕事で使うため、読んでみた。
    各分野の著名人との対談から著者が思索を深め、広げて行く過程が覗ける楽しみを味わうための本だった。マクロとミクロの視点を同時に、かつハイスピードで発動させるといいらしい。って、言われて納得はするんだけど、納得できるのと実践できるのはまた別の話なんだな、と。この手の本は、なるほどと思うだけじゃなくて、いいな!と思う所はやってみなきゃ価値がないかなと。せっかく読んだのだから、羽生さんの足元くらいには行きたい…。

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    2012年04月22日
  • 才能とは続けられること 強さの原点

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    ネタバレ

    2012年9冊目。
    125頁。


    三省堂神保町店で購入。




    ≪本文引用≫
    p.42
     私の場合、集中するために、対局前は必ず頭を休ませます。人によっては、将棋の研究をして将棋づけになっている人もいますが、私は頭の中を空っぽにし、ボーッとできる空白の時間をつくるように心掛けています。

    p.47
     将棋に限らず勉強でもスポーツでも仕事でも、大切なことは「継続すること」だと思っています。

    p.60
     米長先生は「釣った鯛」にたとえてこんな話をしてくださいました。
     「目の前においてじっと見ていても、すぐには何も変わらない。だから大事にもってようとするでしょう。だけど、そのうち間違いなく腐

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    2012年03月18日
  • 勝負哲学

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    「玲瓏」(周囲がよく見渡せる、透き通った静かな心境)≒「ゾーン」
    「道」という日本特有の精神のありよう、身体の使い方をする事で、外国人と互角以上で戦える。
    正しい手を指せば必ず勝てるものでもなし、ミスが「いい結果」の呼び水になることもある(将棋は後にミスした方が負荷が大きくなる)。
    「長所から試合に入る」無理に短所を消すと長所を損ねる。
    「着手をする前に4つの香車を確認しなさい。」
    「中立の目」自分でも相手でもない第三者の目で複眼的に把握する。
    ライフルは照準や標的の周囲の景色視野に入れて打つ(広い集中)。
    リスクを取ることこそ、リスクから逃げる最高のすべ(リスクを取らないことがリスク)。結果

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    2012年01月22日
  • 勝負哲学

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    知将と天才棋士との語り合いの中には、極限の闘いの中で見えた世界を垣間見ることができる一冊。

    なるほど、と思ったのは、「決断というのは足し算ではない。逆。余分なものを削ぎ落とす作業」との岡田監督の言葉。
    だからこそ、絶体絶命に追い込まれて余計なことを考える余裕がないとき、かえって正解が見える。

    その直感の裏打ちとなるのは経験と努力。研鑽すべし。

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    2011年12月11日
  • 勝負哲学

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    二人の勝負師の対談.論理性だけでなく直感といった感覚の鋭さも勝負師たる所以であることが最初っから記されていた.非常に引き込まれる表現,本質を捉えた言葉のオンパレード.

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    2011年11月24日
  • 先を読む頭脳(新潮文庫)

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    羽生さんと脳科学者お二人の共著。羽生さんが自身の将棋観、子供のころからのトレーニングなどについて語り、それを科学的な視野から二人の科学者が解説していく。
    将棋における序盤、中盤、終盤の考え方、他のボードゲームと将棋の違い、大局観の重要性、コンピュータの発想と人間の指す将棋の発想の違いなど興味深い話が満載で、ビジネスにも生活にも非常に参考になる。中でも、羽生さんが他の著作でも強調されている大局観の重要性については、あらためて共感しました。
    将棋好きにはたまらない1冊ですが、そうでなくても十分に参考になる。それは、第一人者の羽生さんがここまで自分の思考をオープンにし、研究材料として提供する姿勢があ

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    2011年11月22日
  • 勝負哲学

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    サッカー元日本代表監督の岡田さんと将棋の羽生さんの対談本。どちらも、気になる存在の方なので、二人の考え方やワールドカップの戦略の話なども垣間見れたので、楽しめた。

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    2011年11月06日
  • 勝負哲学

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    信じがたいほどの勝負強さを誇る羽生善治とW杯で奇跡を起こした岡田武史の対談。



    羽生さんの発言は著書である「決断力」や「大局観」に書かれていることが中心であり、おそらく岡田さんの発言も彼の著書に共通点が沢山あるのだろう。



    しかし、双方の勝負哲学を、静的で個人競技である将棋と動的で団体競技であるサッカーの間でクロスさせることで、両者の勝負哲学が一歩進み、より具体的な中身へと昇華している点が最大の見所である。



    「損得や好き嫌いではなく、美しいか美しくないかで物事のよし悪しを判断するメンタリティ」(岡田)


    「その判断は美しいか、美しくないか」(羽生)



    二人のこの言葉に衝撃を

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    2011年10月20日
  • 勝負哲学

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    何気なく買ってみましたが、いい本でした!何というか、シンプルに生きようと思わせてくれますね。
    岡ちゃんも大好きですが、羽生さんもやっぱり凄い。

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    2011年10月20日
  • 自分の頭で考えるということ

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    ネットワークにつながらない頭脳を持つ。
    人生のほとんどが、目的がはっきりしない、価値観が変わる「序盤」。周りの動きを取りこむ他力。
    直感が最善を選ばないのは人生が逸脱だから?
    思考の拡がりと考えることの違い

    ○深く考えている時はそれほど視覚が必要ない(18頁)
    ○ところが目隠しをして真っ暗闇でとなると、これは難しい(19頁)

    ○制約がたくさんある。だから強いんです。(49頁)

    ○コンピューターになくて人間にあるのは、恐怖心みたいなものだと思うんです。それが同時に美意識をも生んでいる。(50頁)

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    2011年10月18日
  • 挑戦!! 次の一手難問集

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    本書は過去に将棋世界六段コースから出題された問題の中から良問106問を収集掲載したものである。

     問題の内訳は、将棋世界六段コースにおいての正解率別に三ランクに分類されています(以下の通り)。

      そこそこ難問(1問~40問) (正解率40%以上)
      なかなか難問(41問~80問) (正解率14~39%)
      かなり難問(81問~106問) (正解率13%以下)

     大抵のこの種の問題集は、難問!とか表記されている割には大して難問ではない場合が多々あるのであるが、本書はそうでもありませんでした。

     「そこそこ難問」に分類されている問題は、恐らくアマ四段以上ならば、1,2分以内に候補手が

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    2011年05月13日