羽生善治のレビュー一覧
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対談形式なのでサクサク読める。W杯南ア大会のときの心境なども語られていて、サッカー好きな人は面白いだろう。
勝負師、というより指導者のあるべき姿が語られていて参考になる。特に印象に残ったのは、「人を育てるのは人ではありません。環境です」という言葉だ。Posted by ブクログ -
何かあらすじを読んで読みたくなったが、ちょっと想像していた話の展開と違った。チェスをまったくやらないので、天才なのは間違いないのだろうが、単なる狂人にしか見えない。ただ、天才を作る10万時間ルールや10年ルールで必ずといっていいほどボビー・フィッシャーが取り上げられた理由はよくわかった。Posted by ブクログ
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まったくフィールドの異なる二人の
思考の根底が、非常に似ていたのが
興味深い。
羽生さんの、思考における破格の柔軟さには
他の追随を許さない何かがある気がする。
時折ある、お二人の写真がとっても楽しそうで、尚良し。
仲良しなんだろうなーPosted by ブクログ -
意外に面白かったわ。
チェスはそんなに詳しくないけど、全くチェスが判らなくても読めるのではないか。
内容に起伏はない。淡々とした文章が続いて行くが、天才の狂気と、翻弄される周囲の動きだけで読ませる。
天才とは、天才故に天才で、それのみに価値がある。
こんな人が、日本で逮捕されて、しかも牛久に収監され...続きを読むPosted by ブクログ -
当事者同士の批評に堕ちない言葉のやりとり。「先延ばしにする人は成功しない」「欠点を直すことに一生懸命にならない」「監督なんかから逃げ出したかった」・・リスクを取って決断を下した数だけ言葉は重みを持つ。ネットで跋扈する小賢しげな批評家との相違点。Posted by ブクログ
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名前は聞いた事があったけど、こんなに波瀾万丈な生き方をした人だったとは。
天才と狂人の境界線を彷徨い続けたかのようなエピソードの数々。
本当に「紙一重」なのかも知れない。
ボリュームある本だけど、不思議と読めた。
時間はかかったけど。Posted by ブクログ -
帯のことば、三手先を読む。三日先を予想しないに惹かれて古本屋で購入。なぜか白石さんのサイン入り。
ヨットで世界一周する冒険家と羽生との対談。
将棋に対する羽生はなんでもやる(先方を決めない)あまりこだわりは無いと融通無碍。
一方のヨットの白石は野生の勘とエンジニアとしての冷静な判断という両立が求め...続きを読むPosted by ブクログ -
先に読んだ「決断力」の補充的な内容。
著者が常々考えていることだからこそ「決断力」とも一貫性のある中身だったと言えるのかもしれません。
戦略と大局観、情報収集と空白、論理性と正解を求めすぎないスタイル。こうした二元論は勉強と実践の両輪が揃ってはじめて補完し合う関係が生まれることを示していると感じ...続きを読むPosted by ブクログ -
これは難しい…。
次の一手系でここまで難しいのは初めてでした。
特に後半は、なんとなく筋が見えただけでは駄目で深く正確な読みが必要でした。爽快な一手は少ないですが、訓練としては良い本かと思います。Posted by ブクログ -
10S-Talk
勝機は誰にでもある。そのHowToは、知識を知恵に替え、直感を信じる裏付け情報を得ておくこと。そして、ポジティブに攻めることだ!
って事が書いてあったような気がする。
メモ
•才能とは継続できる情熱である
•玲瓏-大局観Posted by ブクログ -
【本からの抜粋】
・ いくら考えても将棋のコツがわからなかった。
コツをつかんで好きになることがありますが、
私はその逆で、
いくらやってもわからないことに魅力を感じました。
大人になってもいまだにそれがつかめなくて、
だからずっと夢中でいられるのだと思います。
・ 集中を...続きを読むPosted by ブクログ -
岡田武史監督と羽生善治名人の対談本。
サッカーと将棋という違う世界の第一線で生きる者どうしの会話は実に深い
談話に出てくる哲学は日常生活においても有用で引用欄にメモを保存Posted by ブクログ -
仕事で使うため、読んでみた。
各分野の著名人との対談から著者が思索を深め、広げて行く過程が覗ける楽しみを味わうための本だった。マクロとミクロの視点を同時に、かつハイスピードで発動させるといいらしい。って、言われて納得はするんだけど、納得できるのと実践できるのはまた別の話なんだな、と。この手の本は、な...続きを読むPosted by ブクログ -
2012年9冊目。
125頁。
三省堂神保町店で購入。
≪本文引用≫
p.42
私の場合、集中するために、対局前は必ず頭を休ませます。人によっては、将棋の研究をして将棋づけになっている人もいますが、私は頭の中を空っぽにし、ボーッとできる空白の時間をつくるように心掛けています。
p.4...続きを読むPosted by ブクログ