羽生善治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
戦うとはどういうことか?
羽生善治が将棋の土俵で、岡田元監督がサッカーの土俵で培ってきたものをベースに「勝負」の様々な角度を題材にしての対談。
それはスポーツなどに限定せずに、人生や恋愛などにも当然通じてくる話。
勘の重要性、戦いに求める美学、リスクから逃げるたびに弱くなる、の3つが再確認したというか重要だと思ったこと。
「分かってはいるものの、再認識したこと自体が重要」という自分の中での位置づけ。
やっぱり、何事にも「美学」というか「美しさ」って重要だよね。
研究職だけれど、仕事の中でも「美しさ」を改めて追及していきたい次第。
定期的にこういう本を読んで刺激を入れて、自分の進みたい道 -
Posted by ブクログ
茂木さんの「君はこうだから、つまり脳科学的にはこうだよね」という、一度体内で咀嚼してから再び吐き出すという話し方が、昔からあまり好きではありません。
反論したくても、脳科学的にそうであるなら、納得せざるを得なくなっちゃうから。
けど本著で、天才羽生善治が対等に言い合っているのが面白かった。
「いいぞ善治、もっとやれ!」な。
面白かったのは、人間の本質が「逸脱」であるということ。
コンピュータは全検索により、最も良い手法を常に見つけ出す。
だから近い将来将棋のプロが勝てなくなった時、果たして彼らに価値はなくなるのかというと、羽生さん曰く否。
人間には「何かを見つけたい」という気持ち(神経経済学