羽生善治のレビュー一覧

  • 人間の未来 AIの未来

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    本著は偉業を成し遂げた、将棋の羽生善治氏とips細胞の山中伸弥氏が、斬新な発想やアイデアといった独創性を生み出す「『無知』の強み」と「直感力」について説く。

    山中氏は独創性を生み出す3つのパターンについて次のように述べている。1つ目はアインシュタインのようにもともと天才というパターン。2つ目は他の人も考えているようなことだが、一応自分で思いつく。実験等をしてみて予想していなかったことが起ったときに、それに食らいついていけるかどうか。3つ目は自分も他人も「これができたら素晴らしい」と考えているが、普通は「無理だろう」と諦めるところを誰もやっていないから敢えてチャレンジするというパターン。

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    2018年04月20日
  • 人間の未来 AIの未来

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    ★4.0(4.18)ノーベル生理学・医学賞受賞の山中先生と将棋棋士で国民栄誉賞を受賞した羽生棋士の対談本。内容はIPS細胞やAIにより人類の未来はどうなるかを中心に今後の世の中について。羽生棋士は将棋だけがすごいのかと思ってましたが、今の世の中の動きもかなり解っているというか、山中先生と対等に対談する所は、流石一流の棋士は違うなぁという感じですね。対談本だけあって、難しいIPS細胞の話も、AIの話もかなり分かり易く話しを進めて頂いてますね。今後も二人の対談本を読んでみたいです。

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    2018年04月08日
  • 人工知能の核心

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    羽生さんの人工知能に対する切り口が良いと思いました。
    もう人工知能開発の流れは止まらないでしょうし、良い関係を作るために今から考えなければいけないアイデアがたくさんあり、勉強になった。

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    2018年03月16日
  • 捨てる力

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    今の情報洪水の中で、情報にどう立ち向かうか
    と言うことは、情報を集め、整理するより、
    捨てることの方が重要だと思う。
    将棋で、数々の実績を積み重ねている羽生善治が
    「捨てる力」を 出版しているので、読んでみた。

    何を、どのように、捨てて、捨てることで何が変わるのか?
    ということを知りたいと思った。

    「変化を求める攻めの攻勢と状況に合わせた思考の厚み」
    いわゆる ポジションを明確化して、攻めていくこと。
    知識を積み重ねて理解していくことで、知恵に変える。
    どういう風につかったらいいのか?
    知識では変わらない。
    現実主義と理想主義が一人の人間の中に存在する。
    通用してきた記憶は、保守的になり、

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    2018年03月14日
  • 人工知能の核心

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    一部になるが、「恐怖」と「美意識」と「人工知能」を紐づけていたところが面白かった。

    ここに打つとまずいと人間が思うところに、ソフトは打ってくるところから、「人工知能には恐怖心がない」と言う。人間は、思考の死角や盲点など、防衛本能や「生存本能」に由来しているように思えるから、人間との共存においては、恐怖という感覚が必要であろうと。

    別の観点では、「美意識」を軸に、これが、「安心」や「安定」のような感覚と近しいものであるとし、棋士が手を絞り込むとき、「美しい」と感じられるのが基本の形に近い見慣れたものだからであり、人間の長い歴史のなかで獲得して来た本能として、危険察知(恐怖)の延長線上にある

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    2018年01月27日
  • 羽生善治 闘う頭脳

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    前代未聞の永世七冠を達成した羽生の対談集の寄せ集め。
    1996年の七冠を達成する以前から2015年まで。

    棋譜などはないので、将棋に興味ない人も読めるかと。

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    2018年01月21日
  • 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう

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    山中さんと羽生さんの部分を読んだ。本のテーマとしては、この人たちも同じ人間なんだ、と親近感を持ってもらうところに目標があったようで、確かに、山中さんは偉人伝を読んだ時のような別次元感はなく、自分も、、、という気持ちになったが、羽生さんはやっぱり異次元だった。

    両者とも、それぞれの専門領域で見つけた勘所を語っていて、とても勉強になった

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    2018年01月11日
  • 羽生善治 闘う頭脳

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    羽生さんの色んな記録がつまった1冊。ラストの阿川さんとの対談、それまでの羽生さんとは違った明るいキャラになっているのがおもしろい。

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    2017年12月11日
  • 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう

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    企画意図としては、それぞれの世界において凄まじい業績を残した人も若い頃は「何者でもなかった時代があるんだよ」という話伝える・・・ことなんだろうけど、通して読んでみると逆にみな「何者でもなかった時代から、何者かになるための条件」みたいなものをもっているんだな・・・ということを感じてしまい逆にやる気がなくなってしまうのではないかと心配になってしまった。

    例えば、将棋の羽生善治。彼の場合、中学生でプロになっているので「何者でもなかった時代」というのは極めて短くて、せいぜいプロになるまでの小学生の数年間の話と奨励会の話ぐらいである。企画本来の意図としては「小学校から血の滲むような努力をして・・・」み

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    2017年12月10日
  • 人工知能の核心

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    羽生さんと人工知能、なんの関係があるんだろうと思った。
    将棋ソフトだった。
    昔、父親が夜中に勝つまで必死にやっていたのを思い出した。

    洞察の深さは将棋だけでなく、人工知能への知識にも転用されている。
    技術者よりも意味合いを正確に掴み、芯を捉えているように感じる。
    それでいて一般的な言葉で話してもらえたり、
    また棋士としての経験や意見を交えて話してもらえることで、
    人工知能というものがどういうものなのかを感覚的に掴みやすいようになっていると感じた。

    さすがは羽生さんで、さすがはNHKなのかもしれない。

    (以下抜粋)
    ○さて、そのアルファ碁はどのようにしてあれほどまでにつよくなったのでしょう

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    2017年11月26日
  • 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう

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    ネタバレ

    「僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう」 山中伸弥 羽生善治、是枝裕和、山極壽一、永田和宏
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    京都産業大学での講演・対談シリーズ「マイ・チャレンジ一歩踏み出せば、何かが始まる!」。どんな偉大な人にも、悩み、失敗を重ねた挫折の時があった。彼らの背中を押してチャレンジさせたものは何だったのか。
    「BOOK」データベースより
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    すごい人たちの講演と対談をまとめた

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    2017年11月20日
  • 人工知能の核心

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    2016年5月に放送されたNHKスペシャル「天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を探る」の取材をもとに、羽生さん自身が、その後に重ねた思索等を織り込んだ著書。
    羽生さんは、1996年に複数のプロ棋士へ行われた「コンピュータがプロ棋士を負かす日は?」というアンケートで、米長邦雄氏、加藤一二三氏、村山聖氏らが真っ向から否定する中、その日を「2015年」と答えていたのだそうだ。そして、人工知能の進化を肌身で感じ、それでいて、その進化を、人間を脅かすものと否定的に捉えるのではなく、人間の新たな可能性を切り拓くものと肯定的に考える人であるがゆえに、NHKは番組のレポーター役を依頼したのだという。
    「現在、電

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    2017年11月18日
  • 勝負師と冒険家―常識にとらわれない「問題解決」のヒント

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    将棋の羽生さんと冒険家の白石さんの本。白石さんって全く知らなかったんだけど、ヨットで世界一周をやってる方で、なんというか破天荒な人生を過ごしているな、という印象。この方の冒険譚を読めるという意味でもこの本の価値はあると思う。あと、極限状態で戦っている二人の間に、思わぬ共通項がたくさんあって、その点も非常に興味深く読めた。

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    2017年09月27日
  • 人工知能の核心

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    ネタバレ

    人間の強みは、汎用性思考のプラットホーム 人工知能には恐怖心がない 人間にあって、人工知能にないものは美意識 ロボットには五感がない 人工知能には時間の概念がない 自然の中で安定したものを美しいと感じることが、人類が過酷な生存競争を勝ち抜いていく上で、有利だったからなのかもしれません

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    2017年09月08日
  • 人工知能の核心

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    将棋の視点を活かした人工知能論。人口を通じてみた人間らしさの再発見と言ったほうが本質的かもしれない。

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    2017年09月05日
  • 直感力

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    直感力は経験の積み重ねの上に成り立つ。
    スランプの時には、決して無理をしない。
    道のりをふりかえらないと言う話は、過去や自分の成功体験に縛られない。

    将棋の世界が、無駄なものを削ることで成り立ってきたこと。わびやさびの無駄なものを削った日本人の世界観に通じるものがあるのではと感じました。

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    2017年04月30日
  • 捨てる力

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    読書録「捨てる力」4

    著者 羽生善治
    出版 PHP文庫

    p85より引用
    “山ほどある情報から
     自分に必要な情報を得るには
     ”選ぶ”より“いかに捨てるか”のほうが
     重要である”

    目次から抜粋引用
    “棋士の日常
     継続するために必要なプロセス
     どんなデータを捨てて何を選択するのか?
     挑戦を恐れない
     勝負の流れに乗る”

     若い頃から将棋界のトップに居続ける著者
    による、物の考え方や行動に関する発言等を
    集めた一冊。過去に他社から刊行された「羽
    生善治の思考」改題・再編集版。
     日々の行動についてから将棋に対する姿勢
    まで、簡潔な言葉で語られています。

     上記の引用は、題名に通じ

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    2017年02月18日
  • 羽生善治 闘う頭脳

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    最近将棋にはまっていたので、本屋さんで表紙を見て迷わず購入。
    将棋のことだけでなく、日常生活についても書かれているので、棋士という人間について深く知れてとても参考になった。

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    2016年08月16日
  • 羽生善治 闘う頭脳

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     同級生である将棋指しの話。思考の話や、対局前、中の心境の話が面白い。将棋そのものには今まで興味はなかったが、近年のコンピュータ将棋、電王戦で棋士が負けた、等のニュースで耳には残っていた。羽生氏の華麗なる歴史もほとんど知らず、その意味でも新鮮だった。
     インタビューの内容や分析記事には正直、似たようなことばかり質問して、と辟易するが、その何100回とされる質問に、氏がちゃんと答えてるところが見事。もう少し取材者は工夫を頂きたいところ。天才たる所以など、どうでも良い。

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    2016年06月09日
  • 羽生善治 闘う頭脳

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    ネタバレ

    羽生さんのインタビュー、対談などが収録されていて、色々な面から羽生さんを知れる。

    羽生さんの前の世代の、人生経験が将棋の強さに影響するという考え方と、羽生さんからの、将棋は理論で割りきれるゲームだとする考え方の話が面白かった。
    大山康晴先生が盤外作戦なども駆使するのに対し、二次会には行かないと言ったら頑なに行かない羽生さん。

    また色々な本で見るけれど、インターネットの登場により、新しい手も一回しか使えない情報戦になったという話。本当に棋譜を知ってるか知らないかで勝敗が決することもあるそう。でもそれだけの膨大な棋譜があるのに、絶えず新しい手も生まれるというのは驚き。将棋がもっと海外でも指され

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    2016年04月16日