羽生善治のレビュー一覧

  • 勝負哲学
    「玲瓏」(周囲がよく見渡せる、透き通った静かな心境)≒「ゾーン」
    「道」という日本特有の精神のありよう、身体の使い方をする事で、外国人と互角以上で戦える。
    正しい手を指せば必ず勝てるものでもなし、ミスが「いい結果」の呼び水になることもある(将棋は後にミスした方が負荷が大きくなる)。
    「長所から試合に...続きを読む
  • 勝負哲学
    知将と天才棋士との語り合いの中には、極限の闘いの中で見えた世界を垣間見ることができる一冊。

    なるほど、と思ったのは、「決断というのは足し算ではない。逆。余分なものを削ぎ落とす作業」との岡田監督の言葉。
    だからこそ、絶体絶命に追い込まれて余計なことを考える余裕がないとき、かえって正解が見える。

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  • 勝負哲学
    二人の勝負師の対談.論理性だけでなく直感といった感覚の鋭さも勝負師たる所以であることが最初っから記されていた.非常に引き込まれる表現,本質を捉えた言葉のオンパレード.
  • 先を読む頭脳(新潮文庫)
    羽生さんと脳科学者お二人の共著。羽生さんが自身の将棋観、子供のころからのトレーニングなどについて語り、それを科学的な視野から二人の科学者が解説していく。
    将棋における序盤、中盤、終盤の考え方、他のボードゲームと将棋の違い、大局観の重要性、コンピュータの発想と人間の指す将棋の発想の違いなど興味深い話が...続きを読む
  • 勝負哲学
    サッカー元日本代表監督の岡田さんと将棋の羽生さんの対談本。どちらも、気になる存在の方なので、二人の考え方やワールドカップの戦略の話なども垣間見れたので、楽しめた。
  • 勝負哲学
    信じがたいほどの勝負強さを誇る羽生善治とW杯で奇跡を起こした岡田武史の対談。



    羽生さんの発言は著書である「決断力」や「大局観」に書かれていることが中心であり、おそらく岡田さんの発言も彼の著書に共通点が沢山あるのだろう。



    しかし、双方の勝負哲学を、静的で個人競技である将棋と動的で団体競技で...続きを読む
  • 勝負哲学
    何気なく買ってみましたが、いい本でした!何というか、シンプルに生きようと思わせてくれますね。
    岡ちゃんも大好きですが、羽生さんもやっぱり凄い。
  • 自分の頭で考えるということ
    ネットワークにつながらない頭脳を持つ。
    人生のほとんどが、目的がはっきりしない、価値観が変わる「序盤」。周りの動きを取りこむ他力。
    直感が最善を選ばないのは人生が逸脱だから?
    思考の拡がりと考えることの違い

    ○深く考えている時はそれほど視覚が必要ない(18頁)
    ○ところが目隠しをして真っ暗闇でとな...続きを読む
  • 挑戦!! 次の一手難問集
    本書は過去に将棋世界六段コースから出題された問題の中から良問106問を収集掲載したものである。

     問題の内訳は、将棋世界六段コースにおいての正解率別に三ランクに分類されています(以下の通り)。

      そこそこ難問(1問~40問) (正解率40%以上)
      なかなか難問(41問~80問) (正解率1...続きを読む
  • 先を読む頭脳(新潮文庫)
    羽生名人のたおやか且つしなやかな思想を科学的な視点から解説した一冊。将棋を使った様々な実験結果なども載っていて面白い。
  • 先を読む頭脳(新潮文庫)
    「良い手を見つける」「形勢判断する」といった、先を読む力たるや脱帽でした。数十手先を読む、ビジネスの世界にも応用出来る内容が書かれていると感じました。
  • 自分の頭で考えるということ
    羽生さんはメディアで情報が得られる中で、最高の天才。
    色々な分野の才能と交わり、天才の中身を開示している。
    脳科学者との対談は魅力あるものであった。
    認知科学、人工知能、IT、文学、対談で羽生さんがどんどん成長している。
  • 自分の頭で考えるということ
     羽生名人の本は「決断力」を読みましたが、棋士の世界がどんなふうになっているのか興味があったので見ました。
     今、棋譜がデジタル化されたことで、過去の対戦についての研究が急速に進んでいるそうで、30-40手位まではお互いに「○○年の△8段と□5段の一戦と同じ展開」という認識で打ちあうのだそうです。そ...続きを読む
  • 先を読む頭脳(新潮文庫)
    これ面白いね。天才が頭の中で何考えているか、という問を人工知能、認知科学の視点から明らかにした本。この本の中で沢山出てくる言葉が、大局観、つまり全体を見渡す力、単なる視野の広さだけではなく直感力も含むことなんだけれど、この部分非常にわかり易く人類特有の理解力の一端に触れたようや気がした。サッカーでい...続きを読む
  • 自分の頭で考えるということ
    羽生さんと茂木せんせの対談です。やっぱり羽生さんてすごい、並じゃない集中力だよ、天才だよ・・・ってことがすごくよくわかります。また茂木せんせも話を引き出すのがうまい!ふたりともとてもシャープで知的で、脳について、将棋について、知性について盛りだくさんな内容です!読んで損はなし!
  • 先を読む頭脳(新潮文庫)
    人工知能とかの話が全然興味なかったけどちゃんと読めばそれらしい事を言っているのがわかった。

    そしてやっぱり注目すべきは羽生さん。説明がとにかく分かり易かった。だから逆に天才オーラが消えていたwww

    話すの中で感じた大事な事は、物事を形で認識する事、若い内に経験を積む事、そして考え続ける根気。

    ...続きを読む
  • 先を読む頭脳(新潮文庫)
    迷いが生じる、あいまいである。
    だからこそ直感が生まれる、直観は経験の中で磨かれる。
    羽生さんの強さんの源がありそうです。
  • 勝負師と冒険家―常識にとらわれない「問題解決」のヒント
    将棋の羽生さんと、ヨットで世界一周をしている白石さんの対話本。
    お互い、ギリギリのところで勝負し続けている2人がそれぞれの分野で相通じるところであるとか、心構え、大事にしていることなどをもろもろ話し合っている。
    あんまり対話本って読まないのだけれどもなんとなく読んでみて、よかった。何度か読み直す...続きを読む
  • 先を読む頭脳(新潮文庫)
    天才は何がすごいのか?そんな素朴な疑問を、誰もが認める天才棋士・羽生善治をモデルに徹底解明。将棋との出会い、勉強法、対局で大切にしていることなど、本人が明かす驚愕思考を最新科学がすっきり整理し、ついに能力の秘密が明らかになる。

    タイトルに惹かれて衝動買いした身としては、少し期待外れでした;;でもで...続きを読む
  • 先を読む頭脳(新潮文庫)
    けして、賢くなるためのハウツー本ではありません。学術的な視点から羽生さんの思考法を研究しているものです。何より人がどんな風に考えているのかが記述されていることが興味深いです。