羽生善治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
羽生名人による「直感力」について書かれた本。棋士として感じていること、今までの経験、出来事など、言いたいことを飾ることなく述べている。気楽に読める一冊。
「調子を測るバロメータは「見切る」ことができるかどうか」p27
「直感を磨くためには、無駄と思われることが大いに役立つことがある。」p39
「何が何でも思い切ったことをしてやろうとしていたのが、昔の若い頃だった。しかし、それでは冒険をすることが第一義になってしまう。あの頃は、「やってもよう」「やってやろう」が目的だったのかもしれない。今は、過去に誰かが通ったとか結論のあるなしといったことを中心に考えるのではなく、自分が行けると思うかどうか、 -
Posted by ブクログ
二人の会話を読んでいると、今のところはまだ人間はAIを制御できており、AIが人間を超えてくるのはまだ先のように感じた。しかし話していたように、近年AIの進歩は目覚ましく、数年後も想像できないようなスピードで進化しているためいずれ人間の役割が問われる時代が来ることも確かである。現段階ではAIは「優秀な部下の一人」であり、それを利用するか否かは人間が決めるところと言っていた。AIは確率論的には正しいデータを持ってくるかもしれないが、人間は必ずしも確率に縛られた決断をするというわけでもない。AIから見れば無謀とも思えることに挑んでいき、時にはデータ通り失敗することもある。しかし時にはAIにも予想でき
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