佐藤耕士の作品一覧
「佐藤耕士」の「君のためなら千回でも」「完全なるチェス 天才ボビー・フィッシャーの生涯」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「佐藤耕士」の「君のためなら千回でも」「完全なるチェス 天才ボビー・フィッシャーの生涯」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
チェスの元世界チャンピオン、ボビー・フィッシャーの伝記。
チェスの稀有な才能を持ちながら、完璧主義と偶然を嫌う気質が故に、妥協して人生を生きられない彼の不器用さは同情と憐憫を誘うものであった。許されざる人種主義的発言も、元を辿れば彼のトラウマと孤独に根ざすものであり、一概に悪徳な人物と詰ることは出来ない。
注目すべきは、多くの人物と袂を分かちながら、それでも尚彼のために尽力する人物が次々と現れた事であろう。類稀なるチェスの才能と知性は本物であり、求道者としての彼に惹かれる者が多かった事は大いに頷ける。余りにも偶然性で満ち溢れた人生というゲームにおいて、彼の知性は、かえって彼を困難に至らしめ
Posted by ブクログ
昔、この映画観てめっちゃ良くて、昨年復刊したことを知り早速読む。映像もとても良かったけど小説もよかった。青い空の下、乾いた風の中で正月の伝統行事の凧上げを楽しむ可愛い男の子2人の笑顔や色とりどりの凧の映像が蘇った。
アフガニスタンの首都カブールでの裕福で恵まれた主人公の少年アミールと忠実で純心で優しい使用人の少年ハッサンとの身分の違いこそあれ幸せな日々。ある日ハッサンが3人の悪童による卑怯な暴力の的になるがそれを物陰でみていたアミールは恐怖に身がすくみハッサンを見捨てて逃げ帰る。残酷な事件によって断ち切られる絆、別離、戦争、内戦、2人の間に隠された秘密。大人になってアメリカで平穏に暮らしながら
Posted by ブクログ
2025/6/10-6/14 大型書店の文庫の棚で何故か惹かれて手に取った。後から、映画化されたベストセラーだと知った。
情景描写が丁寧で、知らないアフガニスタンの文化や人々の考え方、慣習に想像しながら触れることができる。幼少期のアミールとハッサンの生活を通して描かれるアフガンのかつての豊かさや活気については、小さい頃読んだ絵本、せかいいちうつくしいぼくの村を思い出した。
上巻の時点では、アミールは、己の弱さ、醜さ、過ちに対しての贖罪を感じ、恥じながらも目を背けて生きる。
彼は、小さな頃からアイロニーを知っている少年だ。そこには、どれだけハッサンを身近に感じても友人とは感じないという民族間
Posted by ブクログ
カイトランナー 上下巻の感想。
戦争をしてなかった時代のアフガニスタンは、そんなに昔じゃない。
父の素晴らしい所は、子供に必ず受け継がれている。悪い所も。
行動は、一歩その勇気を踏み出すだけでいい。ずっと何十年もモヤモヤして考えないようにして生きるより、行動した方が気分が良い。背景は全く違うが、クレアキーガンの本、ほんのささやかなことみたい。
怖がらなくて大丈夫。そのままの自分で、あるがままを受け入れて、大丈夫。
全ては神のお導き。
ハッサンが架空の人物とは思わなかった。
きっかけと愛。
過去の過ちをずっと気にしてたら、おかしくなる。今の選択肢も見落としてしまう。
過去を受け入れて、癒す。誰
Posted by ブクログ
伝説的なチェスの天才、ボビーフィッシャーの生涯。グランドマスターになったりロシアのマスターたちとの戦いのあたりまでは、才能ある主人公の痛快な活躍劇として楽しめる。基礎の基も知らないのに、フィッシャーのような全能感を感じておもむろにpcでチェスゲームを立ち上げてみたりさえする。
そこからの転落人生は、それまでヒーローだった彼を応援しながら読んでいた人にとってはページをめくるのも億劫なくらいに、彼が世間から疎まれていく様が描かれ続ける。再上昇はほぼないと言ってもいい。そしてそのままのたれ死ぬのである。人の不幸が好きなある種の人たちにとっては前半のそれよりも遥かに読み応えがあるに違いない。
一粒で二