羽生善治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
羽生善治 闘う頭脳
著:羽生 善治
文春文庫 は-50-1
対談集と関連するエッセイでできている不思議な書です
巻頭で勝つために必要な6つのプロセスが提示されます
それは
①目標設定
②情報処理
③自己管理
④コミュニケーション力
⑤大局観
⑥モチベーションの維持
そしてそれに続く7つの力
①思考力
②勝負力
③発想力
④人間力
⑤持続力
⑥考える力
⑦捉える力
羽生をいろいろな角度から眺める書であると思いました
気になったのは以下です。
・試行錯誤によって、自分の戦法の精度を上げていくというアプローチを繰り返しました
・情報過多な時代では、自分に -
Posted by ブクログ
2005年に出版された羽生善治の本
中原誠や米長邦雄などの逸話
加藤一二三の継続力などの話題もある
他には若い頃の振り返り
今の自分との違い
将棋だけでなく、他の業界の人にとっても有用な考えが沢山
目先の一勝ではなく、将来のために考える
集中するには余白が必要
これは、ジョン・ハンター「小学四年生の世界平和」で語られてたエンプティスペースの考えにも通じる
余白がないと目の前の事に集中するのもなかなか難しいですからね
熱意を持って将棋に向き合い続けられるのがプロ
瞬間的な力ではなく継続力こそが必要
出版された当時は三冠だったか四冠だったか?
今や無冠で九段と呼ばれている現状です -
Posted by ブクログ
2011年に出版された本
当時は二冠だったか三冠だったかくらいで、まだまだ頂点の頃
今も無冠ではあるけれども、タイトル戦の挑戦者にもなってるしまだまだトップクラスなのに違いはないんですけどね
若い頃との違いなどにも言及されている
読みの力は若いときの方が優れているけれども
年齢を重ねると細部まで読まなくても判断ができるようになってくるとのこと
プロは瞬時に何手も候補も浮かぶが、その中で検討して読むのは2、3手
選択肢が多いほど悩むし、後に後悔しがち
時にはリスクを取る必要がある
リスクを取らない事が最大のリスク
勝負手の意味でも使われるけど、もっと大きな流れの意味も含む
現状の -
Posted by ブクログ
ネタバレ是枝監督のファンなので読みました。
天才5人がみんなと同じ人間だということを実感してもらうための書籍とのことでしたが、やはり5人とも若くから頭角を現しているように思う。
以下、備忘録。
山中伸弥
・iPS細胞のiはiPhoneをパクって小文字にした
・アメリカではみんな「素晴らしい研究だから頑張れ」と励ましてくれた。
日本では「こういうやり方ではダメだ」と忠告の方が多い。ディスカッションで大事なのは、身分の上下があっては絶対にいけない。
・学生時代に海外に行って欲しい。
・20代の失敗は宝物。財産。失敗してでも夢中になれることを見つけて欲しい
羽生善治
・様々な物差しを身につける。3年