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Posted by ブクログ
羽生名人はとても分かりやすく対局中の思考の流れを言語化しているのに、対談相手の吉増剛造氏はそのせっかく分かりやすかった言葉を「翻訳しますね」と言いながら見当はずれな俗物的なものに置き換えていく。一冊通して感じたのは羽生さんの言葉の本質に迫る鋭さと、雑音のような吉増さんの…なんて言うんだろう。自分語り? 自分を語っているわけじゃ無いんだけど…美しいものを自分の縮尺で置き換えて納得しているんだけどその縮尺がすごくペラペラしたものに見える。詩人だというのに言葉の選択に鋭さがないし、とにかく羽生さんのセリフを読んでへぇーと思い、次の吉増さんのセリフを読んではあ?と思う、の繰り返しでした。
途中でこの人は一体どんな詩を書くの?と気になって検索しましたが…私にはあれは詩じゃないかな。一篇の中に綺麗な一説があって、その周りを適当なもので飾り立てているような感じ。
羽生名人の思考の流れにはますます興味が湧いたので、他の対談かエッセイを探します。
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