呉座勇一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
何かの動画でこの呉座氏が喋っていて、歴史にめちゃくちゃ詳しくて楽しそうに話してるから興味を持って買ってみた。実際俺は豊臣秀吉に大して関心はないし、全然詳しくない。よくある時代劇やマンガに出てくる秀吉像しか知らない。へうげものとかその程度のレベル。そして香港に出張してる間、何故かこの本を持ってきていて読んでいた。意味不明だよ。
実際我々が抱いている秀吉像をなるべく信憑性の高い史料を元に読み解いて、誤解をただしていくような手法はなかなか面白いし評価できる。結構後年に作られたフィクションとしての秀吉像が我々の抱いている秀吉像になっていて、情報がどう作られ、我々が何を選択して伝えていくのか、信じてい -
Posted by ブクログ
先日神戸へ帰郷した時に新幹線の中で読み始めた本です、この本には著者の呉座氏が「敗者」と認定した戦国武将や昭和の軍人を取りあげて、優秀であったにも関わらず、なぜ「敗者」として歴史に記憶されることになったのかを解析しています。
敗者も勝者も共通して優秀な人であるにも関わらず、なぜ違う人生を歩むことになってしまったのか、これを考察することは私の今後の人生にとっても役に立つ情報だと感じます。
成功は再現するのは難しいけれど「失敗」は同じようにやっていれば必ず失敗する、というのは、私が人生で体験してきたことです。これから呉座氏の本を少し追いかけてみたくなりました。
以下は気になったポイントです。
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Posted by ブクログ
【感想要約】
大和国情勢の叙述は難解で読解に相当の集中力を要するが、経覚・尋尊という性格の異なる僧の日記史料を対比することで、乱の同時代的認識を立体的に理解できた点が印象的である。応仁の乱の「混迷」は無秩序ではなく、各勢力の抑制的行動が逆説的に長期化を招いた結果と分かり、戦国化の契機を明応の政変に求める鈴木良一説にも一定の説得力を感じた。
【内容】
近畿における応仁の乱(1467〜1477年)の動向を、興福寺(当時大和国における事実上の守護職の位置付け)の別当職を務めた僧・経覚と尋尊の2人の日記に着目して再整理した本。応仁の乱だけでなく発生経緯から応仁の乱後の影響まで解説しているため、6代義 -
Posted by ブクログ
歴史の授業で必ず名前は聞くのに、「結局あれって何だったんだっけ?」となりがちな応仁の乱。戦国時代の前夜として重要なのは知っているのに、人物関係や派閥争いが複雑すぎて、理解をあきらめていた人も多いのではないでしょうか。私もその一人でした。
呉座勇一『応仁の乱』は、そのもやもやをほどくための一冊です。足利義政の後継問題、細川勝元と山名宗全の対立、各地の守護大名たちの思惑が、京都を軸にどう絡み合い、やがて制御不能の内乱へと変わっていったのか。本書は、できるだけ感情に煽らず、史料を積み上げながら冷静に描き出します。そのおかげで、「家同士の喧嘩が燃え広がった」だけでなく、制度疲労の果てに起きた必然だっ -
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陰謀はある。
でもあれもこれも陰謀ではない。
という前提を持っているにも関わらず、特に日本の歴史上の陰謀論は楽しい。
幕末や本能寺、関ヶ原など、陰謀の存在を唱える人の分だけ、いろいろな説がある。
その中で、本書は「そこに陰謀はない。それよりも事実の方が面白い」と説く。
保元の乱以降の有名なトピックを順に解き明かしつつ、本来であれば歴史学者が俎上にも上げない、世にあふれるいわゆる陰謀論を論破。
併せて陰謀論の法則として、
「特定の人物・団体があらかじめ仕組んだ筋書き通りに歴史が進行したと考える」(=因果関係の単純、明快すぎる説明)
「結果から逆算して原因を引き出す」
「論理の飛躍」(存在の立証