呉座勇一のレビュー一覧

  • 戦国武将、虚像と実像

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    メモ
    政権の自己保身のための学問統制、外圧などで生じるナショナリズムや、俗流演劇・文学が大衆歴史観に大きな影響を与えた。

    妄想戦記やトンデモ本に、学者はいちいち反論・否定しないことから、歴史的真実と思い込むひと多数。

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    2022年11月07日
  • 教養としての歴史問題

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    ネトウヨ
    嫌韓・嫌中
    慰安婦問題はデタラメ
    ホロコーストは無かった
    ヘイトスピーチ
    などなど、日頃、「こういうのおかしいよなぁ」と思っている事について知ってみたくて読んでみました。
    上記のような思想的傾向を「歴史修正主義」というそうです。
    この歴史修正主義に対して向き合い、評価し批判するために有用な本だと思います。

    「はじめに」に本書の目的-歴史認識問題の現状を正確に把握し、未来を考えるきっかけを作る、と書いてあり、その目的に沿った5つの章と最後の座談会が配されておりいずれの論考も面白い。
    わたしには特に以下の章が読み応えがありました。
    第二章 植民地主義忘却の世界史
    第四章 「自虐史観」批

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    2022年09月19日
  • 戦国武将、虚像と実像

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    呉座勇一先生の切れ味は決して鈍っていないが、
    色々あったから(ググれ)致命傷に至るまでも
    ないのは感心した・・・大人になったね

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    2022年09月14日
  • 応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱

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    複雑。戦乱に直接関係はないと思われる経覚と尋尊を軸に語っていることが、読者にとっても幸いしているのかもしれない。客観的に見れたし、二人の物語りに若干の興味を持てたので、何とかダラダラとしつつ、複雑な、この戦いの顛末を最後まで読むことができた。
    内容としては大満足。昔読んだ専門書ではない、一般読者向けの応仁の乱の記述に対する自分の記憶がかなり誤っていたのがわかった。自分の記憶だけでなく、当時の記述自体もあやしかったものだと思う。
    実質東軍の勝ち、というとは勉強不足で知らなかった事実。また、足利義視が徹頭徹尾西軍だった訳ではないことも、記憶の修正対象案件。

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    2022年08月15日
  • 頼朝と義時 武家政権の誕生

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    大河ドラマの監修者になるはずだった呉座さんによる鎌倉殿の時代のまとめ。基本的に呉座さんはもう少し後の時代の方が専門なので先行研究を読み比べて妥当と思われる説を紹介しながら順に時代を追っていくという書き方になってます。そのため極端な説に偏るところが無く、歴史の展開が分かりやすいです。
    正直、呉座さんの著書にしては攻撃的なところが殆ど無くて(全く無いとは言ってない)物足りなくも感じますが……

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    2022年08月05日
  • 戦国武将、虚像と実像

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    織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、石田三成、斎藤道三、真田幸村。
    革新的な考えの織田信長は、戦前は、皇室や権威を敬う人物
    人たらしの秀吉は、戦前までは、朝鮮出兵により日本の国威発動に寄与した人物
    石田三成は、今でこそ忠義の人などと、言われるが江戸時代は、家康に逆らい、天下を簒奪しようとした奸臣

    などと時代によって、それぞれの人物像が変わっていく。
    等身大の人物像に迫ることも大切だと思いますが、織田信長が天下統一に最も近い人物。石田三成が徳川家康と戦い敗れ去った歴史という事実が、今の歴史に繋がっている。
    そこに至るまでは、様々な人物像があっていいと思うし、自分が理想とする行き方は大切だと思う。

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    2022年07月20日
  • 頼朝と義時 武家政権の誕生

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    なぜ大河で義時?
    なるほど、さすが三谷さん
    と頷く。
    しかしながら裏切りと粛正がすごい。戦国時代より濃いかもしれません。

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    2022年07月06日
  • 戦国武将、虚像と実像

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    著名な戦国武将の実像は、どのように変遷していったかを探る。
    第一章 明智光秀ー常識人だったのか?
    第二章 斎藤道三ー「美濃のマムシ」は本当か?
    第三章 織田信長ー革命児だったのか?
    第四章 豊臣秀吉ー人たらしだったのか?
    第五章 石田三成ー君側の奸だったのか?
    第六章 真田信繫ー名軍師だったのか?
    第七章 徳川家康ー狸親父だったのか?
    終章 大衆的歴史観の変遷
    主要参考文献有り。
    例えば、明智光秀。同時代人の史料では、野心。
    江戸時代は、俗書の創作や儒学者による、怨恨説や常識人。
    明治時代からは、野望説や突発的犯行説。
    昭和時代の戦後には、司馬遼太郎の作品と大河ドラマ化で
    温厚な常識人と、その

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    2022年06月26日
  • 頼朝と義時 武家政権の誕生

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    鎌倉幕府の成立から承久の乱にかけての、源頼朝と北条義時を中心とした大きな流れが、とても分かりやすく整理されて解説されている。
    特に幕府成立後の源氏及び御家人の粛清の動きは、なんとも分かりにくいので、整理できました。
    そして理解が深まれば深まるほど、この時代は面白い。

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    2022年06月17日
  • 頼朝と義時 武家政権の誕生

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    理由は知らないけど「鎌倉殿の13人」の歴史考証を担当するはずだった呉座さんのリターンマッチともいえる一冊。武家政権の誕生・確立を頼朝と義時の二段階で成し遂げたとする。もっとも頼朝は無双状態だったそうで、その気になれば武家独裁も可能だったらしい。それを自制したのは、息子頼家のバックアップ体制を整えるためだった。そして制度的に朝廷を抑え込んだのが義時だったわけだ。ま、後鳥羽上皇の失策でもあるんだけど。

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    2022年06月02日
  • 頼朝と義時 武家政権の誕生

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    名前だけは知ってる頼朝やほとんど知らない義時などについて知ることができたし、いかに鎌倉幕府が成立し武家社会へと世の中が変わっていったか知ることができた。

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    2022年05月28日
  • 頼朝と義時 武家政権の誕生

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    初めて呉座さんの著作に触れたのだが、日本史に詳しくない私でも非常に読みやすかった。頼朝の政治家としての手腕、忍んでいた義時、イメージが膨らむ文章。他作も読みたい。

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    2022年05月21日
  • 応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱

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    数年前に話題になった中公新書の応仁の乱。これをきっかけに中公新書は歴史実証的な著作が増えていく。
    本書については、個人的な知識の問題で登場人物がビビッドにイメージできずにやや字面を追っていたところがある。とはいえ、メインのストーリである管領家をめぐる対立がきっかけとなって天下の大乱に至り、和平交渉もステークホルダーの多さから落とし所をつくることができずにまとめることができなかったこと。すなわち、幕府の力が低下し大名をまとめられなくなっていたこと、加えて将軍義政が日和見的でどっちつかずになっていたため、各勢力がお互いの利益を主張しあった結果、いくさにもなり和平もできなかったという点は理解できたん

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    2022年04月22日
  • 頼朝と義時 武家政権の誕生

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    久々にハマった大河ドラマ三谷幸喜さん
    鎌倉殿の十三人。
    全然知らなかった時代だったので
    応仁の乱ベストセラー歴史学者呉座さんの本で
    平家滅亡鎌倉幕府誕生、北条家執権成立までに
    上皇やら源氏棟梁、頼朝死後の覇権など
    いろんな思惑や策略で次々と亡くなってゆく
    恐ろしい時代でした。

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    2022年03月30日
  • 頼朝と義時 武家政権の誕生

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    大河ドラマを見る上での参考にと購入。とても分かりやすかったです。ドラマでは頼朝や義時たちがどのように描かれるのだろうか、楽しみになりました。

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    2022年03月15日
  • 頼朝と義時 武家政権の誕生

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    大河ドラマの背景を理解するために購読。
    体系だって良く分かった。
    有名なエピソードに対する客観的な分析、なるほどなと思った。

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    2022年03月12日
  • 頼朝と義時 武家政権の誕生

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    武家政権の成立において重要な役割を担った二人の人物を取り上げ、朝廷や貴族社会との対峙を経て武家の権利が拡大していく過程を描く一冊。通説や先行研究に対する評価も含め、鎌倉幕府草創期を理解するのに読みやすい内容。

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    2022年03月03日
  • 頼朝と義時 武家政権の誕生

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    NHK大河に合わせて呉座さんの頼朝と義時。
    平家の滅び行く美しさに比べてあまり魅力のない頼朝と北条だけれども、今回この本を読んだことで幕府の成立には現実的に物事を進める頼朝、義時、政子、そして三浦義村がいなかったら鎌倉幕府が100年に渡り続くこともなかっただろう。どこかでミスしていれば平家のようになった可能性もあり、非常にスリリングに読んだ。生存者バイアスがあると言えばそれまでだが、非常に細い道を辿って武家の世の中が成立したことがわかる。
    平家や義経の立場からみると盤石にみえるんだけれども。

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    2022年02月14日
  • 頼朝と義時 武家政権の誕生

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    「鎌倉殿の13人」のせいか、源平合戦や鎌倉幕府成立に関心が高まっている気がする。かくいう自分もその影響を受け、この時代のことが詳しく知りたくなった。本屋には幾つか類書があるが、呉座勇一さんの本を選んだ。
    この時代で分かりづらいのは、鎌倉方の内紛、有力氏族の潰し合いだ。権力争いだったり、陰謀だったりするようだが、本当のところはよく分からない。本書は、その辺のところを資料に基づき丁寧に解説してくれる。また、他の学者の説の紹介や批判も行っており、一般書でそこまで必要かという気もするが、学術論文的な側面もちらっと見えて面白い。

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    2022年02月11日
  • 応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱

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    歴史の本は登場人物が多く、状況の推移を追うのには根気がいる。本書はよく整理されていて読みやすいのだが、やはり根気は必要。手っ取り早く応仁の乱とその後の見取り図を得たいならば、終章および後書きを読むだけでも十分勉強になるし、そこだけでもかなり面白い。

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    2022年02月02日