呉座勇一のレビュー一覧

  • 平家物語と太平記 通説の虚像を暴く

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    <目次>
    第1章  『平家物語』とは何か
    第2章  『太平記』とは何か
    第3章  史料としての『平家物語』
    第4章  『平家物語』の合戦描写を読み解く
    第5章  史料としての『太平記』
    第6章  『太平記』の合戦描写を読み解く

    <内容>
    今までの歴史描写において、平安末は『平家物語』。鎌倉末~南北朝期は『太平記』に依るところは大きい。授業のネタとしても物語だからこそ、生徒の興味も惹ける。そこはわかっていたが、この本ではけっこう詳細にダメなところや研究者の依拠する間違いを指摘している。『平家物語』の時代は他に依る史料がないので、乗っかるしかないのだが、『太平記』は他にも貴族の日記類があるので比

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    2026年01月29日
  • 真説 豊臣兄弟とその一族

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    1,大河を機に手を取ってみました。従来の秀吉像の多くは創作によるものであるという主張を根拠と照らし合わせて説明してくれているので納得感がとてもありました。

    2,豊臣兄弟と題していましたが、秀吉についてがメインだったので、もう少しだけ秀長について知りたかった感じもしました。

    3,大河と見比べて、ここは創作の説を取って、ここは史実よりに描いているんだなと見比べながら見るとより、楽しめるのではないかと思いました。

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    2026年01月13日
  • 日本史 敗者の条件

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    勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし。
    というわけで、歴史的な勝敗事を敗者の分析によって見ていく本。
    読みやすく、面白い本ではある。しかし、あまりに一般的に過ぎるというか、呉座に期待するものとはちょっと違うかも

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    2025年10月31日
  • 頼朝と義時 武家政権の誕生

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    著者は、わけあって大河ドラマの時代考証を外れてしまった方。
    大河終了からしばらく経って読むと、理解がより深まった感じ。

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    2025年10月25日
  • 日本史 敗者の条件

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    作者の呉座先生はしっかりした学者さんらしい本を書かれる印象でしたが、こういう柔らかい本も書くのですね。
    それぞれの分析は最近の知見に基づいて書かれているようで、時に、ほう、と思われるような話も出てきて面白かったのですが、現代のサラリーマンに例えたり、サラリーマン向け教訓が毎回登場するので、ちょっとずっこけてしまいました。

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    2025年09月07日
  • 日本史 敗者の条件

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    ネタバレ

    不思議の勝ちを得た勝者から学ぶのではなく、必然の負けをしでかした敗者からこそ学ぶことが大事ではないか、過去の偉人(敗者)を個々の立ち位置別に分類して学んでみた

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    2025年08月13日
  • 南朝研究の最前線 ここまでわかった「建武政権」から後南朝まで

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    南北朝次第の偉人として有名な足利尊氏・楠木正成などの最新な研究を紹介しつつ、通俗的な理解と実際の歴史研究における彼らの姿を比較して紹介している本です
    研究とついて入るものの、内容はかなり入門的で初心者の方にこそおすすめです

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    2025年07月26日
  • 戦国武将、虚像と実像

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    三英傑他の武将の評価の変遷を記述したもの。
    呉座先生らしくわかりやすく書かれているが、司馬遼太郎が蘇峰のパクリなどは谷沢永一も書いていたところ。
    内容はなるほどねと思ったが、結論のところの、歴史観を教訓にするなは無理でしょう。
    普通の生活人は専門書を読んでいる暇はないし、せいぜい大河ドラマと歴史小説が情報源。
    だいたい歴史よりスラムダンクを教訓にした方がいいと言うのもどうかと思う。
    そりゃ信長がとか、関ヶ原ではとか言った方がかっこいい。
    どの国でもその国の大衆史観は偏っているだろうし、正すのは歴史学者の仕事ではないか。
    そこは啓蒙書を多く出している呉座先生らしくない、責任逃れのように思えて残念

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    2025年06月10日
  • 日本史 敗者の条件

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     成功者についてそこから学ぶ類いの本は多いが、失敗にこそより多くの学びがあるというのは本当にその通りだと思う。境遇や幸運に恵まれていたため、それほどの才がなくても成功している人はたくさんいるけれども、単なる偶然だけで失敗した人はそれほど多くない。失敗には必ずその理由があるものだ。
     本書はそんな観点から日本史上有名な失敗者についてそれぞれの属性ごとにセグメントしてその失敗の理由を考察している。まあ、特別に新しい見解ではないのだが、失敗から学ぶという意味ではとてもいい本だと思う。「失敗の本質」は重いですが、これはオーディブルでも十分理解できます。

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    2025年04月24日
  • 日本史 敗者の条件

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    読むたびに通説と歴史の真実の差を思い知らされ歴史のロマンを減らされてしまう、それが呉座勇一。でもまあ何が真実なのかとか、どこまでわかっていて、どれが例えば江戸期以降の創作かとか知ると、歴史に対する客観性が増して良いのだけれど。本書は日本史上の偉人や最近評価を上げた8人(源義経、西郷隆盛、山本五十六、明智光秀、石田三成、田沼意次、後鳥羽上皇、織田信長)を取り上げて、その敗者たる所以を語り、現代に活かす知恵をそこから得るという構造。改めて知るとことも多いとはいえ、これまでの呉座氏の本を読んでいるとそこまで新しくはないかな。現代にどう活かすかという点はほとんど一言で終わっているし。大体呉座氏の本を読

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    2025年04月12日
  • 日本史 敗者の条件

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    一部には従来の通説から変わり、現在の新しい解釈も散りばめられているが、全体的にはこれまでの一般的なものから目新しい内容を記したものではなかった。
    個人的には、この作品で取り上げられている人物は、歴史に燦々と登場する勝者、権力者として一度は地位を築いた者たちであり、そういう観点からは敗者ではなく失敗者であると思う。ただ、その勝者(成功者)から、時間が流れ、取り巻く周囲や立ち位置が変化するに合わせて勝者のままでいることに失敗した者達と思った。この点、芸能界、テレビをはじめとするとマスメディア業界の昨今の有様に重なるところと感じた。

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    2025年04月06日
  • 日本史 敗者の条件

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    しくじり先生日本史編。
    歴史上で敗者として語られることの多い人たちにスポットを当て、彼らの失敗から学ぼうという趣旨の本。
    現場監督編、雇われ社長編、オーナー社長編という3項目に、8人の敗北者を振り分けたうえで、1人1人丁寧に解説されています。

    歴史学者の著書だけあって、失敗までの過程がかなり詳しく書かれていて、知らなかったことも多くて勉強になりました。
    通説では評価されてるけど実際はそんなに凄くなかったから失敗した、という論調が多いです。

    私が一番面白かったのは田沼意次の章。
    私自身もメディア等の影響で、彼には汚職政治家というイメージよりも、斬新な改革者という印象を持つようになってました。

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    2025年03月22日
  • 日本史 敗者の条件

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    <目次>
    第1章  現場主義・プレーヤー型(源義経・西郷隆盛・山本五十六)
    第2章  サラリーマン社長型(明智光秀・石田三成・田沼意次)
    第3章  オーナー社長型(後鳥羽上皇・織田信長)

    <内容>
    どうも著者の経歴が気になるし、登場人物をこき下ろすような筆致が気になるし、事実的にはそうなのかもしれないが、賛同できないというか…。巻末も一般読者が手に入れやすい本を並べたのだろうけど、これしか参考にしてませんならば、歴史学者として失格だよね…

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    2025年02月11日
  • 日本史 敗者の条件

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    呉座の一般向け著作として、最近の『頼朝と義時』(講談社)は、複雑な状況展開の様子を見通しよく整理分析して提示してくれて、歴史の転換点でのダイナミズムを素人の読者にも面白く味合わせるような仕掛けになっていたと思う。
    だが、本書の場合は、『Voice』連載が元ということもあり、内容が薄すぎる。別に歴史のプロが記述する必要もない程度にまでアク抜きされてしまっており、別に呉座が書かなくても・・という内容になってしまっているように感じる。

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    2025年02月02日
  • 応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱

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    日本史上屈指の大乱ということであるが、応仁の乱が始まる前もそこかしこで戦いは始終起きているし、乱が終わった後もいろいろなところで戦が絶えない。京の都が思いっきり戦場になったというところや、動員された軍勢の規模が違うのだろうが、この情勢であればいつ大きな戦争が起きてもまったく不思議がない

    著者は応仁の乱が当事者の意図を超えて拡大した様子を第一次世界大戦になぞらえるが、『八月の砲声』を読んだときも、「列強がそれぞれ軍事力で相手を潰すことしか考えていない。これは戦争にもなるよな」と思ったので、両者が似ているという点に関しては同意見である

    名前がたくさん出てくるし、集合離散も激しいし、一族の中でい

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    2025年01月25日
  • 日本史 敗者の条件

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    ネタバレ

    日本史の中で一度成功を収めたものの最後には失脚し敗者となった者達を、失敗の原因を考察しつつ教訓を得ようとする書籍。
     山本五十六の失敗には納得できないことがかなりあった。現場主義として取り上げるのなら実際に部隊の司令官として戦った南雲忠一を取り上げるべきであると考える。山本は作戦方針を上手く伝えなかったとあるが、南雲が上手く山本の意思を読み取らなかったことが原因であるとも言えるし、軍令部と連合艦隊の関係は山本五十六が問題の原因ではなく、連合艦隊司令長官の立場をうまく利用して作戦を遂行した山本を称賛すべきだと考える。山本五十六の欠点を粗探しし、敗戦の責任を押し付けている様に見えた。本来なら南雲を

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    2025年01月24日
  • 応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱

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    何年も前に話題になった本で、ずっと読みたいとは思っていたのですが、ついつい後回しにしてしまい、このタイミングでようやく手に取りました。

    応仁の乱については、小学校でも中学校でも高校でも習ったはずなのですが、戦いの中身についてはほとんど記憶に残っておらず…。
    そんなわけで、新たに学ぶつもりで、読み進めました。

    応仁の乱は、領地の争いや家督の争い、後継者問題、役職の争い、武士としての仁義、過去のしこりに由来する仇討ち、といったものが入り組んでの戦いであり、しかも、戦い開始時の東軍の総大将の細川勝元と西軍の総大将の山名宗全は、別にバチバチの関係にあるわけではなく、むしろ畠山氏の家督争いに巻き込ま

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    2024年09月17日
  • 応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱

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    応仁の乱(1467-1477)は、日本史の画期と言われる。
    画期というからには、日本史は「応仁の乱」前と、「応仁の乱」後に区分出来るということだ。
    ということは、我々は「応仁の乱」後を生きている、と言える。
    日本の文化、日本人の宗教観•意識、日本語は、この乱を境に大きく変貌した。

    本書は、その画期を成す乱をコンパクトにまとめているが、その全容を掴むのは極めて難しい。
    何故なら、保元•平治の乱のように、敵対勢力を明確に区分して、勝ち負けをはっきりさせることができないからだ。
    最初は、敵味方、勝ち負けがはっきりしているように見える。
    しかし、それがズルズルと全国レベルに広がり、10年以上もそんな

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    2024年08月13日
  • 応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱

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    享徳の乱の勉強をするにあたって、中央で起こった大乱を無視することはできんやろうと思って、再読。
    まぁ理解度は6割ってとこだけど。

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    2023年12月17日
  • 動乱の日本戦国史 桶狭間の戦いから関ヶ原の戦いまで

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    <目次>
    第1章  川中島の戦い
    第2章  桶狭間の戦い
    第3章  三方ヶ原の戦い
    第4章  長篠の戦い
    第5章  関ヶ原の戦い
    第6章  大坂の陣
    第7章  豊臣秀吉の天下統一過程

    <内容>
    呉屋さんの本としては、過激さがない穏当な本。様々な学説を淡々と斬っていく。しかし自説はない。第7章の「惣無事令」についても、東日本と西日本で違うという説。

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    2023年10月21日