呉座勇一のレビュー一覧

  • 陰謀の日本中世史

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    視点を変えれば事件の裏が見えるのかもしれません。
    本能寺の変や坂本龍馬暗殺についてはもっと色々知りたいです。

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    2021年06月15日
  • 教養としての歴史問題

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    自称リベラルの偏りがよくわかる。

    書名からして啓蒙書を気取るが、何の定義もせずにいきなり「歴史修正主義」を批判する当たり、内輪の自己満足を出ない。

    世間に受けないことは自覚しているが、マルクスの弁証法的史観にぶら下がっているようでは明るい未来はない。

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    2021年06月04日
  • 一揆の原理

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    「一揆」の定義が大きく揺さぶられ、さらにそれが現代のSNSに通じるという指摘に、決して軽くない衝撃。本書に敬意を評して「一揆」を定義するならば、「いつの間にか失われてしまった民主主義の1ピース」あたりか。

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    2021年05月22日
  • 明智光秀と細川ガラシャ ──戦国を生きた父娘の虚像と実像

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    大河ドラマ「麒麟がくる」の時代考証をされていた小和田哲男さんがYouTubeで勧めていたのをきっかけに読んだ1冊。
    フレデリック・クレインスさんの論考が読みやすく大変参考になった。

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    2021年02月14日
  • 戦乱と民衆

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    ネタバレ

    白村江の戦いと民衆:ではなぜ、倭国軍は敗れたのか。答えは明らかです唐の軍勢は国家軍であり、訓練されて統制のとれた軍隊ですが、倭国軍は豪族軍の寄せ集めであり、国家軍ではありません
    戦いにおいて最も重要なのは、実は戦意を支える忠誠心とモチベーションです。国家軍にはそれがありますが、豪族軍にはありません
    応仁の乱と足軽:民衆が必ずしも反権力の動きをしていたわけではないと言う事実です。民衆は、その時の状況に応じて本権力的な動きを見せることもあれば、権力の手先として動くこともあった
    私が不思議でならないのは、例えば新選組の視点に立って京都の幕末を見る人は極めて多いのに、先ほどご紹介したような、夏の暑い盛

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    2021年01月04日
  • 教養としての歴史問題

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    うーん、戦争とか植民地主義とか、正直まともに向き合ってこなかったから、この本でそれぞれの人たちが言うところの歴史修正主義がどういうものかよく知らないので、内容については何も言えない。

    小林よしのりとか百田尚樹とか、名前の知られている人たちはこの本では歴史修正主義者ということなんだろうか。

    学界と在野の研究家が対立することなくやっていけば、結局のところいいのになと思ったが、ことはそんなに簡単ではないのだな。

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    2020年12月28日
  • 応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱

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    各メディアで紹介された話題のベストセラー。かつてない明快さと圧倒的な筆力!
    室町後期、諸大名が東西両軍に分かれ、京都市街を主戦場として戦った応仁の乱(1467~77)。細川勝元、山名宗全という時の実力者の対立に、将軍後継問題や管領家畠山・斯波両氏の家督争いが絡んで起きたとされる。戦国乱世の序曲とも評されるが、高い知名度とは対照的に、実態は十分に知られていない。いかなる原因で勃発し、どう終結に至ったか。なぜあれほど長期化したのか・・・・・・。日本史上屈指の大乱を読み解く意欲作。
    (当書裏帯裏紹介文より)

    2020年大河ドラマ『麒麟が来る』の主人公が明智光秀。描かれる時代が室町時代末期から安土桃

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    2020年12月21日
  • 南朝研究の最前線 ここまでわかった「建武政権」から後南朝まで

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     森茂暁氏の『南朝全史』『闇の歴史、後南朝』と読んできて南北朝時代について関心が高まっていたので、本書が文庫で読めるようになったのは、とてもうれしい。

     本書は、編者呉座勇一氏による全体構成が述べられた前書きと15の論考から構成されている。各論考とも、最前線の名のとおり、最新の研究水準に立脚した興味深いテーマが取り上げられている。
     建武政権及び後醍醐親政の評価については、政権の政統治体制や宗教的特異性に着目する、例えば網野善彦の『異形の王権』があったが(自分も読んだ当時蒙を開かれたと感激した記憶がある)、大覚寺統の研究の進展により必ずしも後醍醐天皇に限ったことではないことが分かってくるなど

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    2020年11月15日
  • 明智光秀と細川ガラシャ ──戦国を生きた父娘の虚像と実像

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    ネタバレ

    ガラシャ夫人は絶世の美女だったのかは何処にも書いてはいない
    では、なぜヨーロッパ中に、忠興の虐待に耐えながらも宗教に準じて、最後には死に至るガラシャ夫人の音楽劇がイエズス会の手により作られたのか?
    全ては情報を発信する側の都合による
    イエズス会の設立とその直後の世界戦略は中々はかどらない
    神の僕として信仰するレベルの人間は未開の地には無く、ようやく日本にてザビエルは見つけたのだ
    それが信長の下で結実しかけた時の「本能寺の変」
    全ては崩壊した(立花京子はこのイエズス会の歎きを知りつつも、信長暗殺の黒幕としたのはナゼだろう)

    苦境の中に一筋の光明が・・・丹後大名夫人がキリスト教に知的好奇心から足

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    2020年06月27日
  • 戦争の日本中世史―「下剋上」は本当にあったのか―

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    社会科学に興味があるなら『応仁の乱』よりもこっち。制度の特徴が歴史にどのように影響を与えたか、社会環境の変化に応じて制度が生成・変化していく様の記述が多々ある。(かなりくどいが)戦後史学、特に日本史研究に対してマルクス主義がいかに影響を与えていたかを考えさせられるのもよいところ。

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    2019年03月28日
  • 陰謀の日本中世史

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    巷に数多ある歴史上の陰謀説に対して、状況証拠を駆使して反論していく。

    結果を知るものからすれば必然に思える出来事も、結局は偶然の積み重ねに過ぎないということか。

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    2019年03月23日
  • 戦争の日本中世史―「下剋上」は本当にあったのか―

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    本著で扱われている時代は、鎌倉末期から室町時代、元寇から応仁の乱くらいまでの期間。

    一通り日本史は学んできたつもりだが、鎌倉末期から室町時代というのは正直なところ印象が薄い時代である。
    建武の新政、南北朝、北山文化・東山文化、応仁の乱くらいで、そこから先は戦国時代、あんまり明確なイメージが無い。
    大河ドラマなどテレビの史劇でも、戦国時代や幕末を舞台にしたものは圧倒的に多く、あとは源平もので、室町時代を舞台にしたのは本著でも取り上げられている91年の大河ドラマ「太平記」くらいか(観ていなかったので覚えていないが)。
    この時代がここまで影が薄くなってしまったのは、建武の新政や南朝正統論が戦前の皇

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    2019年01月06日
  • 戦乱と民衆

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    白村江、大坂の陣、禁門の変など、
    時代はバラバラだが、戦乱の際に庶民が
    どう振る舞ったかという視点が面白い。

    意外にしたたかな、一般ピープルの横顔が
    浮かび上がる。

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    2018年11月25日
  • 戦乱と民衆

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    民衆の視点から戦争を再定義する。ここで取り上げられるのは、白村江、応仁の乱、大阪の陣、蛤御門の変。シンポジウムでの論説を掲載するもの。第2部として座談会も収録されているのだが、井上章一を交えたこの座談会が爆笑もの。なぜか「京都ぎらい」になっている。
    なかで倉本先生の「歴史から学ぶ教訓があるとすれば、ひとは歴史から学ばないということ、そして人は同じ過ちを何度でもくりかえすということ」に100%同意しちゃう。

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    2018年11月22日
  • 陰謀の日本中世史

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    さまざまな陰謀論にさまざまな証拠を上げて反論していく作スタイルで、その明晰さからたぶん著者の方が正しいのだろうと思うのだけど、いかんせんきわめて限られた史料しかないという現状があるので、科学の世界でよくあるように「完全に叩き潰す」ことってできないなあと思った次第。
    だから歴史には非専門家がはびこるっていう理由が一つあるかもしれないなあと感じる。

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    2018年09月22日
  • 陰謀の日本中世史

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    前著「応仁の乱」ですっかり時の人となった著者が、主に日本の中世史で見られる陰謀論を丁寧に検証した一冊。あとがきによると、これを機に歴史学の研究手法についても学んでいただければという思いもあったらしい。陰謀論に引っかからないためにどうしたらいいか?を考えるヒントもたくさんみられ、面白く読めた。

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    2018年09月22日
  • 戦乱と民衆

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    「民衆はいつも戦乱の被害者なのか」という視点はとても面白く、個々の論考は良かったが、対談の中で一部の研究者が現代政治を批判していて一気に興ざめしてしまった。上記のテーマ設定とずれていて、専門分野の研究結果を離れて結局、権力批判しているのは何か筋が違う気がする。

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    2018年09月03日
  • 一揆の原理

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    「応仁の乱」で話題になった呉座勇一氏のデビュー作。
    一揆の全盛期が中世であり、この時代における一揆は「契約社会」の下「既存の秩序の大幅な変更を迫らない」枠内で人々が「一味同心」することで自己利益の増大を目指すものであることが理解できた。呉座氏も指摘するように、一揆のあり方は現代にも大きな意味を持っていると思う。
    本書はとてもわかりやすい文体で書かれており、初学者にもおすすめ。一方、「応仁の乱」でも感じたのだが、本論と結論が噛み合っていない部分が散見されるのが、玉に瑕といったところだろうか。

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    2018年03月19日
  • 応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱

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    本書は、応仁の乱の時代背景から終焉までを丁寧に説明した意欲作です。本書を読んで応仁の乱の原因がどう考えても、足利義政 の優柔不断であると思うに至りました。ベストセラー だけあり良書と思います。

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    2025年12月21日
  • 一揆の原理

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    歴史学に覆いかぶさっていたバイアスを払いのけるために書かれた本であり、言ってみれば蜘蛛の巣に対する竹箒のような本である。
    古代の呪術的な信仰は本気で信じられていたのかどうかについての考察や、鍬や鋤で戦うイメージはあくまで農民としての階級を受け入れたうえでの交渉であるとか、こういった当時の人々の考え方の背景が見えるのは面白い。
    その意味での目の振り向け方はそれなりに価値があるものの、運動論としての射程もそれほどあると言えないし、一揆の論としても、正直食い足りない。あまりよそ見せずに頑張って欲しい。
    ちょっと本文の内容になるが、宛先のあるものが一揆の核になる契約関係を示すとして、それならばそれを踏

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    2016年02月27日