天沢夏月のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ彼らの最後の夏、見届けました。本当におめでとう〜!素敵な物語をありがとう〜!の気持ちでいっぱい。
この3年間、曲野の成長がものすごい。ただただテニスができればいい、自分が勝てればいい、と思っていた子が、あんなに喜んで、泣いて、「今日一回勝てれば。あとは全部負けでもいい。」と思えたこと。「みんな泣いていた。みんな笑っていた。ああ、そうだ。ずっとこれが見たかったんだと思った。」と思えたこと。本当によかった……
インターハイで燃え尽きてしまった曲野の火をもう一度灯したのは、進藤の一球だったこと。1巻序盤と重なっていて、ものすごく涙腺にきました。
曲野をもう一度走らせてくれたのは、紛れもなく進藤の -
Posted by ブクログ
ネタバレ読み終わって、とってもよかった……の気持ちがじわじわとくる3巻。本当によかった。
男女テニス部、どちらもキャラクターやキャラ同士の関係性がとっても素敵。特に今回は、男子部員の心情がそれぞれにしっかり描かれていてよかった!
ここにきてやっと、進藤駆のイメージがつかめた気がする。ただがむしゃらにひたすら頑張る熱血男子ではなく、ちゃんと自分であれこれ考えることができて、そして実行できる人。悶々と考え込んでいるシーンが多かったからか、進藤がとってもリアルに感じた。
「誰かの支えがある。誰かの助けがある。それを受け取れる人間が、たぶん部長だ。」
この考えに行きつける進藤がとってもいい。中学時代人を信用 -
Posted by ブクログ
とても面白かったです!
入間人間さんと時雨沢恵一さんを目当てに読み始めましたが、他の筆者皆さんも大変におもしろい話を書いてくださいました。
※私は、安達としまむら、アリソンシリーズ のファンです。笑
どのお話も面白かったので、いろいろ語りたいことだらけですが、ネタバレ回避のため、抽象的にまとめさせていただきます。
皆さんは本作を読んで何を感じるでしょうか。
私は、「可能性」「未来」「ナカイマ」「命」
だと思いました。これまで長く、そうするべきだと云われてきたことや、伝統には、もちろん尊ぶだけの、それが続いてきたなりの理由はあります。一方、そうでない物は許されないと云うはずないのですから、 -
Posted by ブクログ
2025/01/20
高校のテニス部に所属する色々な部員たちに焦点を当てた話。
主人公は強いて言えばいるのだが、その人物(川木)はテニス部のエースなのに夏の全国予選を前に海外への転出が決まってしまう。
その海外への転出に際した彼の周りの部員たちの心の葛藤や嫉妬、劣等感などテニスと言うスポーツをすることやそれに関わることを通して感じる思いの話が短編形式で綴られている。
何かに全力になってみることだったり、何か一生懸命になることがダサいと思ってしまったり、色々な心の機微が、短編の主人公たちを通して自分も感じたり思い出したりすることができる青春小説です。 -
Posted by ブクログ
仲良しグループ5人の内
恵太が
夏休みにキャンプで行く予定の山中で
事故にあって亡くなった。
恵太と幼馴染みの美穂が
現実感のないまま過ごしていたら
亡くなった恵太にそっくりなケイが現れて
突然現れたらそりゃ驚くよ。
しかも
恵太の最後の願いを叶えて欲しい
その為に恵太が亡くなった山にきて欲しい
ってまだ死を受け入れられてないのに
ちょっと残酷な気もする。
そして
恵太の願いを知りたいし叶えたいから
数日かけた旅が始まったんだけど
その途中で恵太との心残りというか
恵太に恨まれてると思う出来事が各々にあって。
でも
恵太の記憶を持っているケイが
誰も知らなかった思いを伝えていくから
蟠 -
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面白かったデスッ!!
やっぱりスポーツ小説、好きだな☆
ヨンケイ=四継、4×100Mリレー
離島(東京都島嶼部大島町)の高校男子陸上部4人が、関東大会のヨンケイに挑むことになりました
4人とも本来力はあるのですが、性格も体格も持ち味も違い、全く気が合いません
バトンを上手く繋ぐには、お互いに興味を持ち知り尽くし、息を合わせないといけません
陸上を続けていく上での苦悩や嫉妬、劣等感等、4人の胸の内がそれぞれの視点で4章に渡って描かれています
第一走者から第二走者へ、第二走者から第三走者へ、第三走者から第四走者へ、心のバトンを上手く渡していく事が出来るのでしょうか。。。
スポーツは、やって -
Posted by ブクログ
2023/08/12
ずーっと読みたいなと思ってた小説で、やっと読み終えることができました。
ザ、青春小説!って感じの王道を行く話で、とても読み応えがあると思います。
離島の高校の陸上部の話なのですが、陸上部のメンバーが100×4人揃ったことで400メートルリレー(ヨンケイ)での大会上位進出を目指すべく始まった陸上部のお話です。
まずスタートが、リレーメンバーの4人が全然仲良くないし、息が合わないというところから始まります。
物語の視点が、1走のメンバーから4走のメンバーに時系列と共に移り変わって物語が進んでいく過程で4人の仲がどう変化し、それがリレーにどう影響してくるのかというところも見どこ