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Posted by ブクログ
2025/01/20
高校のテニス部に所属する色々な部員たちに焦点を当てた話。
主人公は強いて言えばいるのだが、その人物(川木)はテニス部のエースなのに夏の全国予選を前に海外への転出が決まってしまう。
その海外への転出に際した彼の周りの部員たちの心の葛藤や嫉妬、劣等感などテニスと言うスポーツをすることやそれに関わることを通して感じる思いの話が短編形式で綴られている。
何かに全力になってみることだったり、何か一生懸命になることがダサいと思ってしまったり、色々な心の機微が、短編の主人公たちを通して自分も感じたり思い出したりすることができる青春小説です。
Posted by ブクログ
公立高校のテニス部に属するテニスの成績優秀な川木が、スカウトされてアメリカのプロテニス養成施設へ留学するという。
その話を聞いた同じテニス部の同級生たちが、どのように思い、どのように川木と向き合うのか。嫉妬や憧れ、はたまた恋愛など今まで思っていたことを交えながら、部員5人の川木に対する思いをぶつけていきます。
爽やかな青春小説の中に泥臭さも入った青春群像劇でした。
内容としては、5人の部員それぞれにスポットを当てて、川木に対する思いが描かれています。時折、川木の心情もちょこちょこ描いていて、物語に深みが増していました。
ダブルスの相手として、マネージャーとして、部長としてなど様々なポジションから描かれているので、多種多様な心情を楽しむことができました。
特に個人的にはダブルスの相手としての立場が共感できました。自分自身も軟式ではありましたが、テニス部に所属していました。優秀な相手と組んだときは、勝利したら相手のおかげ、失敗したら自分のせいという文章には、ふっと思い出すものがありました。
その他にも、高校生たちの心の葛藤、嫉妬などが渦巻いていますが、ドロドロ感はなく、サラリと青春群像劇に溶け込んでいて、後味スッキリ感がありました。
5人の感情を剥き出してはいますが、最後は「仲間」として前へと飛び立つかのような描写でしたので、読後感は爽やかでした。
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小説・文芸
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