そして、君のいない九月がくる

そして、君のいない九月がくる

小説・文芸
660円 (税込)

3pt

その夏、恵太が死んだ。 幼いころからずっと恵太と一緒に育った美穂と、仲良しグループだった大輝、舜、莉乃たちは、ショックから立ち直れないまま呆然とした夏休みを送っていた。 そんなある日、美穂たちの前に現れたのは、死んだ恵太に瓜二つの少年、ケイ。 「君たちに頼みがある。僕が死んだ場所まで来てほしい」 戸惑いながらも、美穂たちは恵太の足跡を辿る旅に出る。 旅の中でそれぞれが吐き出す恵太への秘めた想い。嘘。嫉妬。後悔。恋心。そして旅の終わりに待つ、意外な結末とは――。 隠された想いを巡る、青春ミステリ。

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そして、君のいない九月がくる のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    仲良しグループ5人の内
    恵太が
    夏休みにキャンプで行く予定の山中で
    事故にあって亡くなった。

    恵太と幼馴染みの美穂が
    現実感のないまま過ごしていたら
    亡くなった恵太にそっくりなケイが現れて
    突然現れたらそりゃ驚くよ。

    しかも
    恵太の最後の願いを叶えて欲しい
    その為に恵太が亡くなった山にきて欲しい
    ってまだ死を受け入れられてないのに
    ちょっと残酷な気もする。

    そして
    恵太の願いを知りたいし叶えたいから
    数日かけた旅が始まったんだけど
    その途中で恵太との心残りというか
    恵太に恨まれてると思う出来事が各々にあって。

    でも
    恵太の記憶を持っているケイが
    誰も知らなかった思いを伝えていくから
    蟠りが少し解消されて
    全員揃って旅を続けられたんだよね。

    嫉妬や後悔、嘘なんかがいくらあっても
    結局は恵太のことを大切に想う気持ちは
    何も変わらないって
    本当にかけがえない関係だと思った。

    最終的に
    恵太とケイの最後の願いが
    美穂を助けて欲しいって分かったんだけど
    その時点ではにゃ?ってなった。

    恵太は美穂と一緒に山に来てて
    恵太は崖から落ちて亡くなってしまったけど
    美穂は奇跡的に崖の途中に引っ掛かって助かった。

    だから
    恵太は美穂を助けることを最後に願った。

    そうなると
    旅をしてた美穂は何者?ってなるけど
    美穂は恵太と山に来る前に
    自分のドッペルゲンガーを残して
    家族や友人を心配させないように
    ドッペルゲンガーが日常生活を送っていた。

    最後の展開に
    大切な人を想う気持ちとか友情とか
    人として大切なことを感じたなぁ。

    0
    2024年10月19日

    Posted by ブクログ

    評価 4.1
    それぞれの視点で描かれる後悔や葛藤をファンタジーの要素で補ってるのは面白かった。それぞれの悩みも誰もが経験したことのある感じなのが共感できる。最後の方はご都合主義感否めないけどとても面白かった。天沢夏月先生の作品の中ではサマーランサーより面白かった。

    0
    2024年09月10日

    Posted by ブクログ

    初めてミステリ小説を読みました。
    この本の魅力は登場人物の視点になって物語を読み進めることができることや伏線回収がすごく、読んでいて一度考えさせられるなと思いました。また、人間とかかわることについて改めて考えさせられる本だなと思いました。是非一度手に取って読んでみる価値はあると思います。

    0
    2024年01月31日

    Posted by ブクログ

    登場人物達の恋というより、愛を深く感じることができたと思います。
    登場人物の言動が物語が進むにつれてつながっていくのが面白いと思いました。
    見返しの絵にあるような入道雲や、空の青が何度も流れてきて、夏の美しさと青春を感じました。
    最後は予想外の結末で驚きました。

    0
    2020年06月03日

    Posted by ブクログ

    一人一人の心に秘めた気持ちなどがしっかりと描かれていてとてもいいなと思った
    しかし後半になるに連れて内容がすぐに理解しにくい場所もあったのが残念だった

    0
    2024年04月06日

    Posted by ブクログ

    【どうかこの世界から消えたとしても、僕の傍にずっと居て】

    友達の死から始まった少年少女達の苦い後悔の夏が始まる物語。

    親友が居なくなって、哀しみに沈む彼女の元に現れた真夏が見せる白昼夢。
    確かに死んだ彼と瓜二つの面影を持つ親友と共に恵太の足跡を辿っていく。
    そして、仲間同士だったのにも関わらず、自分達は様々な感情を隠して付き合っていた事に気付く。
    消えた恵太と共に歩き出す旅路。
    秘め続けた罪悪の後悔は、彼の死を通して顕になる。

    いくら悔いた所で取り戻す事など叶わないが、どうかこれからも美穂達の心の中で生き続けて欲しい。

    0
    2022年06月04日

    Posted by ブクログ

    ケイタ、ミホ、タイキ、シュン、リノは同じ高校の仲良しグループ。その高校の夏休み直前、ケイタが行方不明になり、キャンプで行く予定になっていた山の中で死体となって発見されます。ショックで立ち直れずに夏休みを過ごしていたそんなある日、ケイタとそっくりで幽霊のような存在のケイがミホの前に現れます。ケイはケイタの死んだ場所まで一緒に来て欲しいと頼みます。戸惑いながらも、ミホ、タイキ、シュン、リノの4人は歩いてケイタの足跡を辿って行きます。その中で、それぞれがケイタに対しての嫉妬や後悔などの想いを語ります。そして目的地に着いた4人は、意外な結末を迎えます。
    このお話の中で、4人の少年たちが好奇心から線路づたいに“死体探し”の旅に出るという、ひと夏の冒険を描いた映画「スタンド・バイ・ミー」が登場します。ケイタの死んだ山までの道のりは、まさしく、ひと夏の冒険で、そこで語られるエピソードが苦くて切ない青春時代を思い起こしてくれます。

    0
    2021年10月10日

    Posted by ブクログ

    登場人物それぞれの視点、さらにそこに綴られた各々の苦しみ等。自分としては『完全なる第三者』の状態で物語を読めた感じがします。
    ラストの展開には驚きの一言です!エンド的にはトゥルーエンド?なのかな?(´・ω・`)

    0
    2019年11月21日

    Posted by ブクログ

    なんという王道の青春物語だろう!
    ただ、それは青春の煌びやかさとは正反対の、苦悩や僻みや後悔という負の感情とそれからの解放の物語だけど。

    事故死した友人そっくりの幽霊(ドッペルゲンガー)が現れて、4人の仲間が友人の最期の願いを叶えるために旅に出るという展開。
    それぞれが故人に対して持つ葛藤を幽霊が解いて行く様は、もしかして彼は友人たちにちゃんとしたお別れをさせるために来たのかと思えた。
    もちろんそういう面もあるのだろう。
    けれど、ラストの展開には、まさかと思った。
    そこでもう一人いたとは!
    ちょっとビックリ。
    ただ、ラストをこう言うふうに持ってきたために、そこまでのテーマがズレたと感じて違和感が湧いたのは確か。
    そしてやっぱりハッピーエンドが見たかった。

    この作品以降、作者は死者からのアプローチ的なお話が多くなるのだけど、個人的にはもっと青春の明るい面を描いた作品を読みたいと思う。
    ​

    0
    2019年02月18日

    Posted by ブクログ

    五人仲良しだったはずが、ある日みんなは仲間のケイタが死んだと知らされました。幼なじみのミホはとても悲しんでいましたが、ある日、ケイタのドッペルゲンガーがミホの所へきました。彼はケイタのやり残した願いをかなえるために手伝ってほしいと言います。
    この本を読んでから、いくら仲の良い友達でも、ひみつなどがあり他の人には言えない苦しさもあると知りました。この本はとてもリアルな感情が書いてあり、本当の友達が考えているような書き方でした。

    0
    2018年06月04日

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