天沢夏月のレビュー一覧

  • 17歳のラリー

    Posted by ブクログ

    ほんの数年人生が重なった、同じ場所で、同じ出来事を体験した、その一瞬を3D撮影した作品。真っ直ぐに生きて欲しい。

    0
    2022年06月09日
  • なぎなた男子!!

    Posted by ブクログ

    眩しい青春。
    諸事情で無期限活動休止となっている剣道部に所属していた男子高校生4人。屋上で青春を無駄遣いしているところ、新任教師に男子なぎなた部の創設を持ちかけられる。入部を渋る4人が、それぞれの思いを持って徐々に入部を決めていく。
    私は過去になぎなたをやっていたので、なぎなたの描写を懐かしく思いながら読んでいたけど、なぎなたのことをよく知らない人にはもしかしたら難しいかな? でも、これを読んで興味を持ってもらえたらいいなとも思った。
    物語内では男子なぎなたがディスられてるようなところも多いけど、男子のなぎなた、女子のものとはまた別の迫力と臨場感があって、かっこいいので!

    0
    2022年02月12日
  • 前略、初恋の彼女が生き返りました。

    Posted by ブクログ

    あの頃できなかったことを今しよう。後悔したままではいけないから

    ある日、自分の目の前に死んだはずの彼女が現れた。しかも死んだ当時のままの姿で。

    「やり残したことがあるの。それに付き合ってほしい」そう言った彼女とのたった数日間の同棲生活が始まる。

    ようやく最近君の死を受け入れたばかりで、初めは彼女のことを受け入れられなかった。しかし彼女と暮らすうちに、心のうちに留めたはずの彼女への気持ちが溢れてきてしまう。

    序盤読んでいてかすかに感じた違和感。後半そのことがわかって読み返してみると、なるほど確かにそういう風になっている。

    なぜ3年近く経った今になって彼女は現れたのだろうか。事故が起こっ

    0
    2022年02月10日
  • その終末に君はいない。

    購入済み

    読みました

    何か読もうと思って色々買ったうちの一冊で、そろそろ読むかーくらいの感覚で読み始めたら、思いのほか先が気になって一気に読んだ。
    あらすじのノリと結構違う。主人公はずっと悩みとか葛藤抱えてる感じで、それでも頑張る感じが良くて、それが後半に繋がっていく流れは良かった。
    ただ、主人公とその両親、、、

    0
    2022年02月10日
  • そして、君のいない九月がくる

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    5人組の高校生のお話。
    ある日ケイタが家出をしてそのまま帰ってこなくなる。
    ケイタのドッペルゲンガー(ケイ)が4人にケイタの願いを叶えてもらうようにお願いする話。

    結局ケイタの願いはケイタと共に行方不明になっていた(ミホもドッペルゲンガーを作り出していて気づかれなかった)ミホを助けることだった。

    最後のケイタのミホへの遺言は泣ける。

    0
    2021年12月16日
  • サマー・ランサー

    Posted by ブクログ

    西域絡みの設定の無い『コロヨシ』みたいな感じ。青春モノ好きならいいと思う。物語のジャンルとして青春モノが一大派閥を築いているのって、無いモノねだりの典型だからなんだろうか。

    0
    2021年09月14日
  • 21グラムのタイムトラベラー

    Posted by ブクログ

    全体的に少し薄味って感じがしましたが、その分の2人の気持ちの描写がしっかり描かれてたかと思います。
    ミステリーというより恋愛小説。
    21グラムの想いが伝わってよかったです。

    0
    2021年04月13日
  • 拝啓、十年後の君へ。

    Posted by ブクログ

    6人の登場人物が、小学生の頃に埋めたタイムカプセルをキッカケに、大きく物語が動き出す。

    1年生の頃は夢も理想も大きく描いていたが、外見は大人でも中身が理想とかけ離れていると感じるのは、誰しもだなと。そこから登場人物達のように、一歩踏み出すことが大事なんだろうな。(それが一番勇気がいるし、難しい。)

    そう言えば私も小学生の時に、タイムカプセルを埋めたなぁなんて懐かしみながら読んだ。
    掘り起こしたのかは分からないけれど、その後どうなったか気になるな。

    0
    2021年02月13日
  • 思春期テレパス

    Posted by ブクログ

    大地・学・翼の三人の心模様というか恋模様ですが、展開としては良くあるものの、テレパシーという要素を加えて一味違う感じになっていて面白かったです。ただ途中から夜子がメインとなってしまって三人の掘り下げが少し物足りなかったな、と思います。

    0
    2020年05月07日
  • 時をめぐる少女

    Posted by ブクログ

    少女が大人になるまでに過去の自分や未来の自分と会う話です。
    その場面ごとの風景が頭に浮かんできやすく、かなり読みやすかったです。
    個人的には最後には感動できる作品でした。

    0
    2020年03月06日
  • 八月の終わりは、きっと世界の終わりに似ている。

    Posted by ブクログ

    感動するし、泣ける。
    でも展開が幼稚。
    どうなるか分かった上で進んでいく感じは苦手。
    中高生が読むのに丁度良い。

    0
    2020年02月20日
  • 八月の終わりは、きっと世界の終わりに似ている。

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    人が死ぬ話は悲しい。
    ありがちな展開なんだけど、涙が出た。
    結局未来は変わらずに終わるんだけど、出来たら生きて欲しかったなぁ。
    悲しいんだもん。

    本当に過去を変えたいなら、もっと詳細を話すべきだったと思うし、透子だって、どうしたら死を回避できるかもっと聞くべきだと思う。「生きたい」って気持ちが感じられないんだよ。
    なんかやっぱり不満。


    ***
    恋人の過去と繋がる一冊の交換日記。本当に好きだった。こんなにも人を好きになることは、この先一生ないだろうとさえ思った。言葉や仕草の一つ一つ、ちょっとした表情の変化、笑い声、髪から香る石鹸のにおい…思い出すと息が苦しくなる。まるで肺の中に、炭酸でも入

    0
    2019年08月21日
  • 21グラムのタイムトラベラー

    Posted by ブクログ

    恋愛小説に求めてはいけないと分かりながら、タイムパラドックスの問題がどうにもすっきりしなかった。
    2019/6/5

    0
    2019年06月05日
  • DOUBLES!! ―ダブルス― Final Set

    Posted by ブクログ

    これで終わりじゃない。

    駆の怪我からどうするのかな、と思っていた最終巻。大きなドラマといえばドラマだが、案外あっさりした印象。「そんなものか」ともいえるし、「そんなものだ」とも思える。琢磨の成長が見えた。部活動というものを、最大限好意的に捉えるなら、琢磨の成長がそれを物語っている。つまり、自分だけの力で勝つのではないこと。大人から見れば、それはたいしたことのない一瞬かもしれないものに、全力を注げること。爽やかな物語だった。

    0
    2018年12月10日
  • 時をめぐる少女

    Posted by ブクログ

     ヨーコは杏奈や月島と出会えてよかった。自分のやりたいことはわからないし、周囲の顔色を窺って自分の意見も言えなかったヨーコは杏奈と一緒にバレーボールでいい汗をかくことができたし、かけがえのない友達になれた。月島のおかげで自分の笑顔に出会うことができた。月島がヨーコを好きになってくれた。自分にとっての大切なもの、素敵なもの、好きなもの、逆に不要なもの、不愉快なもの、嫌いなもの──子どもの頃だったら即答だったかもしれないな。知っていることや世界も限られていたし。大人になると知識も世界も広がるけど、体裁や人間関係とかを気にして素直に言えなくなっているかも。いや、ヨーコと一緒でそれは言い訳で本当に自分

    0
    2018年10月30日
  • なぎなた男子!!

    Posted by ブクログ

    部活必須の学校で、諸事情で帰宅部となってしまった
    元剣道部員の4名に、なぎなたをしないか、と誘う先生。

    なぎなたは女子のもの、という観念は確かにありました。
    男子も部があるんだな、という驚きはありましたが
    顧問になっている先生…授業してますか?w

    元剣道部員の中で、なぎなたをする事にした者。
    やらない、とある意味青春している者。
    隣の女子なぎなた部も合わせて、全体的に
    青春しているな~と。
    軸というか、話の流れ的にそうなるだろうと思いましたが
    分かりやすい事件、分かりやすい校長。
    本当にあの先生を仕返しで流したなら
    それはそれで凄いです。

    0
    2018年10月24日
  • 恋テロ 真夜中に読みたい20人のトキメク物語

    Posted by ブクログ

    2018/05/14
    宮木あや子さん目当てで買った本。
    ショートショート、やや短編が沢山入っているので読みやすいけど、感情が入る前で終わる話が多かったり。
    漫画やイラストをノベライズした感満載な話(宝石の擬人化とか)もあったりで、普段小説読まないって人にも親しみやすく読めるんじゃないかなぁと思った。
    以下、面白かった話

    山吹さん ケンタウリまであと百年
    六畳のえるさん I she
    宮木あや子さん 犬っぽくなかったです
    夏野 彼女は僕に焦がれない 百合百合百合
    雪夏ミエル ココロのあしあと

    20人作家がいてこれか…
    うーーーん、まぁまぁだったかな

    0
    2018年05月14日
  • DOUBLES!! ―ダブルス― 3rd Set

    Posted by ブクログ

    次期部長、新入生、嵐がやってくる。

    琢磨、駆だけでなく、森や涼の視点も加わって、それぞれの想いが伝わってくる。違う個性を持つメンバーだから、それぞれの役割を果たす。いいチームだと思う。琢磨の未熟なところ、駆の自分では気付いていない強み。短編で女子テニス部の藤村真緒のエピソードも。琢磨と藤村のコンビがなかなか好きです。

    部活動の部長ってどういうポジションかというのは、色々な意見があると思いますが、行き先を示す人。一番前に立っているわけではないかもしれない。でも、みんながその人を見ている。前にいても、後ろにいても。そう、どんな人も、一人で全部できるわけではないから、誰かが支えてくれる。テニスは

    0
    2018年01月28日
  • DOUBLES!! ―ダブルス― 2nd Set

    Posted by ブクログ

    何でテニスやってるの?

    曲野琢磨と進藤駆の凸凹ダブルスが軌道に乗ってきたかと思ったら、まさかの解散宣言。琢磨は転校生で昔馴染みの新海涼とダブルスを、駆はシングルスで行くことになる。今の琢磨の姿に納得がいかない涼と、なぜか駆は勝負をすることになってしまう。藤ヶ丘高校テニス部はどうなるのか。

    また面白いキャラクターが加わった。強さとは、部活とは。何を目指すのか、楽しければいいのか、勝てばいいのか。スポーツの強さは、ある点で人間的な強さかもしれない。テニスはメンタルのスポーツ。主人公二人だけじゃなく、周りの関わるすべてのキャラクターの成長が楽しみ。

    0
    2018年01月28日
  • DOUBLES!! ―ダブルス―

    Posted by ブクログ

    ダブルスは、単なる二人じゃない。

    熱い話だった。私は部活で軟式をしていたので、ダブルスの経験もあるし、硬式もちょっとだけしたことがあるので、違いもなんとなくわかる。一方で、私は駆みたいに軟式から硬式に移行したわけでもないし、ハードヒッターだったわけでもない。琢磨みたいに自分の技術に絶対の自信があったわけでもないし、それを頼みに相手を引っ張ったこともない。相手に失望したことはない、そこまで燃え上がる試合を経験したことはない。でも、知っている。ダブルスが足し算じゃなくて、掛け算になること。すごくわかると思った。続きものなので、このペアを追っていけるのが楽しみ。

    0
    2018年01月28日