天沢夏月のレビュー一覧

  • 17歳のラリー

    Posted by ブクログ

    17歳のテニス馬鹿
    祐吾は海外でプロ目指すほど実力がある
    強豪でもなんでもない高校に入学したけど
    部活メンバーに刺激もらいながら成長してく
    優吾の目線のストーリーだけじゃなくて
    部員目線のストーリーもあってうるうる場面あり!

    0
    2023年05月18日
  • 青の刀匠

    Posted by ブクログ

    刀鍛冶の仕事に向き合う中で成長する不登校高校生の物語。仕事そのものの魅力と殺傷力を持つものを伝統・技能の維持と美術として作る矛盾とを題材に火災で自分自身もトラウマを抱え父を失った経験からの再起を描いている。やや書き飛ばしも感じるが、周囲を巻き込んで共に成長する物語にしたところなどと魅力的だ。

    0
    2023年03月12日
  • 青の刀匠

    Posted by ブクログ

    トラウマからの再生をすごく丁寧に書ききっていた。不純物も含めてその人の一部、目新しいフレーズではないけどストンと心に入ってきました。

    0
    2023年02月26日
  • 17歳のラリー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    テニスに真っ直ぐな高校生達の姿がとても素敵だと思った。
    川木くんの純粋な心が、みんなに大切なことを気付かせ、みんなが前向きになって良かったなと思った。

    0
    2023年02月05日
  • 八月の終わりは、きっと世界の終わりに似ている。

    Posted by ブクログ

    文章の描写がものすごく綺麗だった。そして最後の手紙が思いが届いて欲しくても届かないもどかしさがあって涙が止まりませんでした。

    0
    2023年01月08日
  • ヨンケイ!

    Posted by ブクログ

    王道青春スポーツ小説!陸上の4継を選手4人、1人1人の目線で描かれている。
    一人称の書き方で読みやすい文体なので、小中学生にもおすすめできる。
    さて、陸上小説が好きで色々読んでいるが今回は4人ともバラバラなチームで全くまとまりがない。しかも、それが大会当日までまとまらず試合をしてバトンを受け渡すことでまとまっていく。
    だいたい部長というと、しっかりしているものだが今回の部長は頼れる所もあるが、挑戦ができない。高校最後の大会で負ける事に臆病になっていて、自分一人での練習はやるが、チームメイトのことまでみる余裕がなくなっている。頼れるはずの部長にも、悩みがあってチームのお陰で成長していく姿が良かっ

    0
    2022年10月22日
  • ヨンケイ!

    Posted by ブクログ

    ここまでバラバラな4人が、どうやってまとまるのか?さすがに熱血青春部活小説だったので、バッドエンドではないと期待しつつ、でも壊滅的に違った方向を見ている主人公たちで、どんな展開になるのか最後までわくわくさせられました。物語もバトンを受け継ぐように、次の走者へと手渡されていき、アンカーの次の物語も読みたくなりました。

    0
    2022年08月27日
  • そして、君のいない九月がくる

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シンプルに面白かった。"家出"を出発点にした、一夏の冒険。甘酸っぱい恋愛模様もあり、ドッペルゲンガーという非現実的要素もあり、なんだかファンタジックな物語。
    死にたいと思ったこと、ある?この一言でケイタが抱えていたものの大きさがわかって、切なかった。

    0
    2022年07月16日
  • なぎなた男子!!

    Posted by ブクログ

    高校男子なぎなた部が舞台である。
    私もなぎなたは女子のスポーツだと認識していたが、
    「武蔵坊弁慶」そうだ、なぎなたをかついでいたなと思い出した。
    ラスト大柄女子の伏線回収、ここにきたかとほくそ笑んでしまった。
    それと、キラーキャラクターであった彼のその後が気になる。

    0
    2022年07月01日
  • ヨンケイ!

    Posted by ブクログ

    「陸上×青春小説」を見るとついつい読みたくなる。
    リレーのバトンを繋ぐ四人それぞれの視点で描かれ展開していきます。
    視点が変わることで登場人物の内面を知り、見える景色が変わるのがおもしろかった。

    実力はあるけど一人一人がコンプレックスや苦悩を抱え、チームワークなんてあったもんじゃない。
    それが少しずつだけど関係性が変化して、結果にも好影響を及ぼしていく。

    読みながらリレーのおもしろさというか醍醐味のようなものを感じた。わたしは陸上に詳しくないので、初めて知ったことが新鮮で興味深かったです。
    「手応えを感じた時の高揚感」なんていつ以来だろう…って、ちょっと羨ましくなった。
    今までに読んだ陸上

    0
    2022年06月19日
  • そして、君のいない九月がくる

    Posted by ブクログ

    【どうかこの世界から消えたとしても、僕の傍にずっと居て】

    友達の死から始まった少年少女達の苦い後悔の夏が始まる物語。

    親友が居なくなって、哀しみに沈む彼女の元に現れた真夏が見せる白昼夢。
    確かに死んだ彼と瓜二つの面影を持つ親友と共に恵太の足跡を辿っていく。
    そして、仲間同士だったのにも関わらず、自分達は様々な感情を隠して付き合っていた事に気付く。
    消えた恵太と共に歩き出す旅路。
    秘め続けた罪悪の後悔は、彼の死を通して顕になる。

    いくら悔いた所で取り戻す事など叶わないが、どうかこれからも美穂達の心の中で生き続けて欲しい。

    0
    2022年06月04日
  • 前略、初恋の彼女が生き返りました。

    Posted by ブクログ

    高校生の時に交通事故に遭って死んだ片思いのクラスメイトが、突然「お久しぶり」と、家にやってきます。やり残したことがあるので、付き合って欲しいと言います。願いが叶うと消えるであろう初恋で片思いの奏音との短い同棲生活が始まります。
    現在と高校生時代の過去が交互に語られます。そして、もどかしくて切ない初恋のお話の結末に涙しました。

    0
    2022年05月24日
  • 八月の終わりは、きっと世界の終わりに似ている。

    Posted by ブクログ

    病気の人とどう接するかはほんとうに難しいことだなと改めておもった。普通の人と同じように接することがほんとうにその人にとって最善なのか、はたまた気をつかって接するのがその人にとってほんとうに幸せなのか。自分が当事者になってみないとわからないかもしれないけど相手のことを考えて接すればきっと思いは伝わるのかなと思った。

    0
    2022年05月01日
  • そして、君のいない九月がくる

    Posted by ブクログ

    ケイタ、ミホ、タイキ、シュン、リノは同じ高校の仲良しグループ。その高校の夏休み直前、ケイタが行方不明になり、キャンプで行く予定になっていた山の中で死体となって発見されます。ショックで立ち直れずに夏休みを過ごしていたそんなある日、ケイタとそっくりで幽霊のような存在のケイがミホの前に現れます。ケイはケイタの死んだ場所まで一緒に来て欲しいと頼みます。戸惑いながらも、ミホ、タイキ、シュン、リノの4人は歩いてケイタの足跡を辿って行きます。その中で、それぞれがケイタに対しての嫉妬や後悔などの想いを語ります。そして目的地に着いた4人は、意外な結末を迎えます。
    このお話の中で、4人の少年たちが好奇心から線路づ

    0
    2021年10月10日
  • 八月の終わりは、きっと世界の終わりに似ている。

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    感動した
    すっごく泣ける

    恋人のどちらかが亡くなってしまうのって
    だいたいの本は現在進行形だけど
    この本は過去と現在が1つのもので繋がってる感じ
    (今回の場合は交換日記)

    彼女の亡くなる原因になった海に
    どうしても行かせたくなくて
    交換日記で忠告したにもかかわらず
    海に行ってしまった
    一見するとすごく自分勝手なように思うが
    自分が死ぬリスクというか結末が確実に待っていると
    知ってもなお海に行った
    それだけ彼のことが大好きで
    彼と一緒に海に行きたかった
    死ぬ原因も分かっていたのだから
    自分で助けずにかれに助けを求めるとか
    もっと他にも方法があったのに
    それでも自分で助けに行ってしまう

    普通

    0
    2021年08月09日
  • 七月のテロメアが尽きるまで

    Posted by ブクログ

    とっても心が温まりました
    最後彼女は死んでしまうのであまりいい終わり方だとは言えませんがとっても心が温まります

    偶然彼女のUSBを拾ってちょっとした興味で中身を見てしまい関わるはずのなかった2人が打ち解けていくのです
    次第に彼の過去のトラウマも明らかになっていき
    そして最後に全てが繋がります

    彼女が死んでしまうのは悲しいしできれば生きて
    エンディングを迎えてほしかったですが
    流石にそれだと現実感がありません
    (私は助かるはずのない病気が奇跡的に治っちゃう系は
    あまり好きではありません)(好きな人ごめんなさい)

    人生が楽しく充実しているかどうかは
    必ずしも人生の長さに比例しているのではない

    0
    2021年08月09日
  • ヨンケイ!

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    やっぱりスポーツっていいなぁ。
    それぞれが悩みつつも最後は一つにまとまっていく感じが好き。
    先の結果が気になってしまったけれど、最後まで楽しんで!って気持ちで追われた。

    0
    2021年07月14日
  • 時をめぐる少女

    Posted by ブクログ

    未来や過去の自分に少しだけ出会える不思議な広場、イチョウ並木の奥にある誰もいない「とけいじかけのプロムナード」。この広場で、小学4年生で9歳の葉子の前に現れた綺麗なお姉さんは、恋人と婚約した将来の自分自身です。そのお姉さんは結婚に対する不安を口にします。そして9歳の葉子も母親の転勤による引っ越しを勝手に決められたことが納得できていません。
    この過去と未来が入り混じる場所で、主人公の葉子が9歳、13歳、21歳、28歳の時に、それぞれの時代の自分との向き合い、自分を見つけ成長します。
    一人の女の子が幸せを見つけるあたたかいお話でした。

    0
    2021年06月08日
  • ヨンケイ!

    Posted by ブクログ

    4×100mリレーを走る4人の離島の高校生。

    それぞれが抱える走ることへの屈託が、バトンを繋ぐように順繰りに解けていき、チームとなっていく構成は成功している。

    0
    2021年03月07日
  • ヨンケイ!

    Posted by ブクログ

    東京の離島・大島の高校陸上部を舞台に4人の高校生を中心とした4✖️100mリレー(四継)にかける戦いを描いています。初めはバラバラだった関係が、次第に団結力をもっていく様子は爽やかな青春さを感じさせてくれました。

    物語の構成としては、各章ごとに4人それぞれが主人公となって、進行します。バトンを渡すかのように次の章へ気持ち良く受け渡している工夫がされていて、その構成が面白かったです。同じ場面でも登場人物の視点によって、解釈が異なっていくので、奥行き感がありましたし、異なった楽しみ方を味わえました。

    4人それぞれには、何かしらの悩みを持っていますが、リレーを通して、最後には迷いを断ち切るかのよ

    0
    2021年01月20日