原島文世のレビュー一覧

  • 吸血鬼ハンターたちの読書会

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    ネタバレ

    元看護師の主婦パトリシアは隣の家のおばあさんが変になっちゃう姿や義母が大量のネズミに殺されたり明らかにおかしいことが起こっていることに気づく。ジェイムズハリスが男たちをお金で取り込み、おかしさに気づいて警察に連れて行こうとしたら男たちに反故にされたり途中わかっているのにムズムズしてモヤモヤした。何百年も生きてきた相手を倒す方法を色々なドラキュラ本から探してみんなで実行する姿は本当の姿だと思う。そうでもしないと倒せなかった。生半可な方法じゃないところに納得。実際におかしなことが起こっても、見つけた本人が病気かおかしな人と思われるのも本当だと思う。ミセスグリーンやシックスマイルとの生活、パトリシアたちの偏見なども南部の独特の雰囲気を感じた。ジェイムズが今までどんな人生だったのかも気になった。誰かに吸血鬼にされたならその前の人生とか。最後にパトリシアがカーターと離婚して終わったのもスッキリした。最後に題名をもう一度見てネタバレじゃんと思ったが、そこまでの道が長くてすっかり忘れていた。

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    2022年09月06日
  • 吸血鬼ハンターたちの読書会

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    殺人ノンフィクション系の読書会に参加する主婦パトリシアはある晩、近所の老婆がアライグマを喰らう所を目撃し襲われる。それをキッカケに老婆の親戚ジェイムズと出会う。その彼に魅力を感じるが、徐々に不可解な出来事が…。読書会仲間の主婦達と正体を暴こうとするが失敗、自身が孤立し悲惨な目に遭うあたりがなかなかリアル。ジェイムズに簡単に取り込まれる夫達。子供達を守るため奮闘するパトリシア。屋根裏のシーンが強烈で夢に見そうだった。適度にホラー、適度にエンタメで面白かった。

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    2022年08月30日
  • 吸血鬼ハンターたちの読書会

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    思った以上に良かった。映像が目に浮かぶ様だ。
    いつの時代でも男性は保守的だと、いつのまにかパトリシアの側にいる自分に気付いた。

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    2022年06月08日
  • トランクの中に行った双子

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    ネタバレ

    不思議の国の少女たちの続きの本。
    続きと言っても外伝的な役割。ジャクリーンとジリアンの双子の少女のお話。

    ジャクリーンとジリアンの親がちょっとどうしようもないというか、自分のために存在するかのように子供を扱い強要しているのが辛かった。小さい子供たちはまだ言われるがまま受け入れるしかないのが前半辛かった。
    不思議の国に行っちゃうよな、と思ってしまった。

    同じ、荒野の世界に行ったにもかかわらず、ジャクリーンとジリアンは別々の生活を始める。ジリアンの心はちょっと変になっていき、最後の事件に結びついてしまう。
    幼少期に、自分自身として生きることができなかったので、このようになってしまったのか、、、ジリアン、自分が悪いと全く思っていないから、よけい哀れだと思ってしまう。
    心を健康に保つのは難しい。

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    2022年05月12日
  • 砂糖の空から落ちてきた少女

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    三部作の完結編。
    1作目で連続殺人事件にかき乱された学園。
    そんな学園の亀の池に、少女が空から降ってきた。
    少女はリニと名乗り、1作目で殺されたスミの娘だという。
    !?工エエェ(゚〇゚ ;)ェエエ工!?
    どうやらスミは帰ることができて、リニを産んだが
    現実の世界でスミが殺され、未来のリニが消えかけている。

    ケイドとクリストファーに加え、ナディアと
    新人コーラの4人がスミを復活させるため旅に出る。

    今回も面白かったです。
    骨になったスミを復活させる方法が仰天。
    あぁ・・ここで仰天するから、あちらの世界には
    いけないのねぇ~と自分に突っ込みましたよ。

    ・・・続きも出ているらしい(^◇^;)
    まだ和訳されてないみたいですね・・・

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    2022年04月29日
  • トランクの中に行った双子

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    シリーズ第2弾。
    前作『不思議の国と少女たち』の続編といいますか
    ジルとジャックの前日譚です。

    外面と世間体だけを気にする夫婦が、ステータスとして
    子供を産むのだが、性格を築く上で重要な時期を
    束縛と強制で抑え込まれた双子が、祖母の残した
    トランクを開けたことで非日常の世界に突き進む。
    それぞれの双子が、それぞれの場所で経験して学ぶのだが
    そのせいで離れて行く双子。
    その結末は、前作の不思議の国と少女たちに続き
    そして、前作で荒野に戻ったジャックがどうしているか
    とっても気になります。

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    2022年04月19日
  • 不思議の国の少女たち

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    ファンタジー3部作の1作目。
    異世界へ行って戻ってきた少女たちが集まる学園での物語。
    いくつも異世界があるという異色の設定が光ります。

    転入生のナンシーは、学園に足を踏み入れる。
    突然、「死者の殿堂」という異世界に飛び、ナンシーには何年もそこで過ごして順応した記憶があるのだが、現実には半年間の行方不明。両親に何を話しても、空想としか受け止めてもらえないまま。
    この学園は、異世界に戻りたい気持ちを抱いている子のためのものだった。
    学長のエリノア自身、異世界に行った経験がある。しかも、何度も。
    それは異例なことで、普通は行くのは一度だけで二度と戻れないため、そのことをだんだんに受け入れ、こっちの世界に馴染む必要があるのだ。

    お菓子の国など、不思議の国に近そうなイメージの異世界もあれば、骸骨国など見当がつかない世界、ヴァンパイア、死者など、危険そうな世界もある。
    そんな世界の性質を表すのに、「ナンセンス←→ロジック」「邪悪さ←→高潔さ」という指標を使うのもユニーク。
    ほとんどが女子だが、妖精の国で王女と扱われていた美少年のケイドのように、男子もいる。
    そんな学園で殺人事件が起こり…?

    今自分がいる世界に馴染めないでいる10代半ばの子は結構いるでしょう。
    感じやすい年齢の少女が黒い口紅やキッチュなドレスで装うゴスロリ・ファッションを思わせるダークさがある世界で、表紙のイラストがぴったり。
    設定が変わっている割には短い作品なので、これだけではわからない気もしますが。
    1作目では男装しているクールなジャックと双子のジルが異世界にいた当時の話になっている、2作目が面白かったです。

    ヒューゴー賞など主要な三賞を受賞している、骨太な作品です。

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    2021年06月26日
  • ミス・エルズワースと不機嫌な隣人

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    原題はSHADES OF MILK AND HONEY。milk and honey は富と芳醇さを表す表現のようなので、言い換えれば「豊かさの陰」の意味。邦題、ましてやショルダーコピーに掲げられた「幻想の英国年代記」では伝わらない本書のテーマがタイトルには込められています。つまり、19世紀初頭の英国郊外の上流層のまやかしをめぐるミステリーが本書です。

    「宇宙へ」の作者による2014年の作品。

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    2021年05月15日
  • 紙の魔術師

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    ファンタジー3部作の1作目。
    魔法が公認されている世界で、才能のある女の子が活躍します。

    1900年代初頭の雰囲気があるロンドンが舞台。ただし、女性が長いスカートをはいているぐらいで、歴史はほぼ関係ないです。
    魔法学校で優等生だったシオニーは、金属の魔術師になることを目指していましたが、あまり人気のない紙の魔術師の所へ配属されてしまいます。
    しかも、折り師である師匠のエメリー・セインはどうも変わり者らしい?
    ここで実習して師に認められなければ、一人前にはなれません。
    不満と不安を抱えつつ、同居しての研修が始まります。

    ガラスの魔術師、など物質に即した魔術がいろいろあるという設定が面白いです。
    紙の魔術は、折り紙が動き出す、ような要素もあって、日本人にはなじみやすいかも。視覚的にも楽しいですね。これも映画化権は取得されているそう。
    エメリー・セインが紙で犬を作ってくれたりして、しだいに親しくなっていく師と弟子。
    世の中にいくつか不穏な兆候はあったものの、ある日、まさかの大事件が起こります。

    師匠の心臓の中に入っていく、という魔法にしても想像を超えた設定がすごい。‥だって、紙の魔術師なのに?
    これがなかなか上手く描写されていて、その発想と表現力に感心しました。
    意外とダークな世界だったんです。
    甘いロマンス要素でエンディングへ向かうのは好き嫌い分かれるかな?
    「カラヴァル」より好みだな~と連想して、アップしました。
    もう最後まで翻訳されているしね☆

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    2021年03月10日
  • 不思議の国の少女たち

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    不思議の国のアリスのように、異世界から帰ったものの
    戻りたいと切に願う少年少女たちが、現実と折り合う術を
    学ぶための寄宿学校が舞台。
    そこに既にある偏見と、起こってしまった殺人事件。
    それは連続殺人事件となり・・・

    十二国記「魔性の子」を連想しました。
    記憶を失ってはいたけど、帰って行った高里と、
    強く憧れながらも行けない広瀬。
    3部作というからには、続きを読まねば!
    ●トランクの中に行った双子 
    ●砂糖の空から落ちてきた少女

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    2021年01月24日
  • 砂糖の空から落ちてきた少女

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    ネタバレ

    三部作の完結編。

    “迷える青少年たちのホーム“の池に、ある日突然リニという少女が落ちてきた。
    彼女は母親のスミを探しに、お菓子の国からやってきたのだという。

    お菓子の国で横暴なケーキの女王と闘い勝利するはずだったスミが“この世界”で殺されてしまったため、スミが成し遂げたはずの出来事は失われ、リニも既に身体のあちこちが溶け始めていた。
    リニとお菓子の国を元通りにするには、スミを“お菓子の国では死んでいない”ことにしなくてはならない。
    そこで、“この世界”では既に埋葬されているスミの骨を手がかりにスミを蘇らせようと、第一作で活躍したケイド、クリストファー、そしてリニが落ちてきた時に居合わせた二人の少女の一行は、いくつもの異世界を巡る探索の旅に出る。


    ナンセンスでファンタジックでSF的なパラドックス要素も詰め込んだ完結編。
    三部作の中で、一番わかりやすく素直に楽しめる作品だった。前の二作を読んで慣れてきたせいと、今作の仲間たちは、それぞれまったく異なる世界に生きる相手を尊重出来るキャラクターだったからかも。

    作品中のほとんどを死んでいた(!)スニが、最後に最高に強烈に輝いていた。
    そうそう気軽に訪れることは許されないだろうけれど、いつかスニとナンシーも再会できるといいなぁ。

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    2020年11月08日
  • トランクの中に行った双子

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    ネタバレ

    前作で登場した双子のジャックとジルが、トランクの中の階段を下りてたどり着いた世界での出来事。

    前作での事件の前日譚。
    両親の身勝手な理想像を押し付けられて育ったふたりの苦しさ、荒野での奇妙な生活と、残酷な結末。
    ただ、ふたりの歪な心が語られる物語。
    ジャックはここでいくらか人間らしい心を獲得することができたのに対し、ジルはうまくいかなかった。この違いが前作に繋がるんだなぁ。

    うーん。何とも、またうまく言えない。
    けど、何故だか引き込まれる。

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    2020年10月25日
  • 仮面の帝国守護者 上

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    武人族が文人族を支配して帝国を築いている世界。帝国に捕えられた兄を救うため、奴隷となった妹は軍学校へ潜入し反乱軍の為に情報を探るが……というお話。
    軍学校が「特殊な仮面をつけたエリート兵士の養成校」だったり、主人公がイケメン兵士に一目惚れされて助けられ……とかちょっとラノベっぽいものかな~? と思ってたが意外と長く重く続きそうな感じでした。
    ただ主人公と兵士のロマンスなのか、ファンタジー帝国の興亡なのかややどっちもつかずな印象。

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    2020年08月23日
  • 不思議の国の少女たち

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    おもしろいいいい

    「自分の物語がどうやって終わるか教えられるのは自分だけ」

    スミの残したこの言葉にすべてが集約されてるように思える。

    物語に魅せられたかつての少女たちはみんなある意味自分の扉に執着しているのかも。

    続きも読まなくちゃ!

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    2019年05月10日
  • 龍の騎手

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    舞台はファンタジー世界ながら、話の展開はまさしく「高慢と偏見」。恋愛ものの苦手なわたしだけど、こういう素直になれないすれ違いモノは好物のようで。この作品も楽しめた。

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    2018年11月11日
  • 真実の魔術師

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    ■彼女だけが知った魔法の真実とは…

    魔術師実習生のシオニーは、来月に迫った紙の魔術師の最終試験の準備中。だがその試験官は、愛する師匠である紙の魔術師セインではなく、彼を毛嫌いするベイリー師が務めることになってしまう。そんなシオニーのもとに、以前、彼女やセインらの命を狙った邪悪な血の魔術師が、護送中に逃亡したという報せが届く。彼女だけが知る魔法の真実を駆使して、シオニーは敵と対決を試みるが……。〈紙の魔術師〉三部作、完結篇!

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    2018年07月16日
  • 硝子の魔術師

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    ■狙われたのは危険な魔法!?

    紙の魔術師になるべく、セイン師のもとで実習にはげむシオニー。セイン師と親密になる未来を占いで視たが、現状はただの師匠と実習生の関係だ。そんな彼女が見学していた紙工場が、何者かに爆破される事件が起きる。やがて、禁断の血の魔術の使い手たちがシオニーを狙っていると判明する。彼女の秘密の力を邪悪な魔術師たちに気づかれてしまったのか……?赤毛の魔術師実習生が活躍する、〈紙の魔術師〉シリーズ第2弾!

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    2018年07月16日
  • 龍の騎手

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    オースティン「高慢と偏見」とパオリーニ「ドラゴンライダー」が合併したような感じ?
    只ドラゴンはしゃべらないけど、ドラゴンライダーの家の人間はドラゴンに乗れるらしい。
    ドラゴン2人乗りに憧れた。
    ストーリー展開は「高慢と偏見」をなぞってる。

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    2018年07月11日
  • 紙の魔術師

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    ネタバレ

    紙がどんな魔術になるかと思ったけれど、面白かった!
    折り紙だけでも魔法みたいなものよね
    内容はなかなか血みどろでした

    1900年代はじめのロンドンなんて大好物の舞台のはずが
    きわめて現代アメリカ的な社会的規範と環境。
    ヴィクトリア朝の最晩年からエドワード朝初期なんておいしい時代なのに、時代考証含めまったく反映されてない。作者は王様のいない国の人なので仕様がないのかもしれません。
    現代アメリカが舞台ではいけなかったのかな?
    どこでもいいやと思えば、面白かったです。

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    2018年05月04日
  • 龍の騎手

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    高慢と偏見のオマージュかつファンタジー
    オマージュとしてもファンタジーとしても読み応えありました
    レディ・カトリオーナの豪放磊落さが好きです
    嫌よ嫌よ、な話好きだなー

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    2018年05月02日