原島文世のレビュー一覧

  • トランクの中に行った双子

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    シリーズ第2弾。
    前作『不思議の国と少女たち』の続編といいますか
    ジルとジャックの前日譚です。

    外面と世間体だけを気にする夫婦が、ステータスとして
    子供を産むのだが、性格を築く上で重要な時期を
    束縛と強制で抑え込まれた双子が、祖母の残した
    トランクを開けたことで非日常の世界に突き進む。
    それぞれの双子が、それぞれの場所で経験して学ぶのだが
    そのせいで離れて行く双子。
    その結末は、前作の不思議の国と少女たちに続き
    そして、前作で荒野に戻ったジャックがどうしているか
    とっても気になります。

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    2022年04月19日
  • 不思議の国の少女たち

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    ファンタジー3部作の1作目。
    異世界へ行って戻ってきた少女たちが集まる学園での物語。
    いくつも異世界があるという異色の設定が光ります。

    転入生のナンシーは、学園に足を踏み入れる。
    突然、「死者の殿堂」という異世界に飛び、ナンシーには何年もそこで過ごして順応した記憶があるのだが、現実には半年間の行方不明。両親に何を話しても、空想としか受け止めてもらえないまま。
    この学園は、異世界に戻りたい気持ちを抱いている子のためのものだった。
    学長のエリノア自身、異世界に行った経験がある。しかも、何度も。
    それは異例なことで、普通は行くのは一度だけで二度と戻れないため、そのことをだんだんに受け入れ、こっちの

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    2021年06月26日
  • ミス・エルズワースと不機嫌な隣人

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    原題はSHADES OF MILK AND HONEY。milk and honey は富と芳醇さを表す表現のようなので、言い換えれば「豊かさの陰」の意味。邦題、ましてやショルダーコピーに掲げられた「幻想の英国年代記」では伝わらない本書のテーマがタイトルには込められています。つまり、19世紀初頭の英国郊外の上流層のまやかしをめぐるミステリーが本書です。

    「宇宙へ」の作者による2014年の作品。

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    2021年05月15日
  • 紙の魔術師

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    ファンタジー3部作の1作目。
    魔法が公認されている世界で、才能のある女の子が活躍します。

    1900年代初頭の雰囲気があるロンドンが舞台。ただし、女性が長いスカートをはいているぐらいで、歴史はほぼ関係ないです。
    魔法学校で優等生だったシオニーは、金属の魔術師になることを目指していましたが、あまり人気のない紙の魔術師の所へ配属されてしまいます。
    しかも、折り師である師匠のエメリー・セインはどうも変わり者らしい?
    ここで実習して師に認められなければ、一人前にはなれません。
    不満と不安を抱えつつ、同居しての研修が始まります。

    ガラスの魔術師、など物質に即した魔術がいろいろあるという設定が面白いです

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    2021年03月10日
  • 不思議の国の少女たち

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    不思議の国のアリスのように、異世界から帰ったものの
    戻りたいと切に願う少年少女たちが、現実と折り合う術を
    学ぶための寄宿学校が舞台。
    そこに既にある偏見と、起こってしまった殺人事件。
    それは連続殺人事件となり・・・

    十二国記「魔性の子」を連想しました。
    記憶を失ってはいたけど、帰って行った高里と、
    強く憧れながらも行けない広瀬。
    3部作というからには、続きを読まねば!
    ●トランクの中に行った双子 
    ●砂糖の空から落ちてきた少女

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    2021年01月24日
  • 仮面の帝国守護者 上

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    武人族が文人族を支配して帝国を築いている世界。帝国に捕えられた兄を救うため、奴隷となった妹は軍学校へ潜入し反乱軍の為に情報を探るが……というお話。
    軍学校が「特殊な仮面をつけたエリート兵士の養成校」だったり、主人公がイケメン兵士に一目惚れされて助けられ……とかちょっとラノベっぽいものかな~? と思ってたが意外と長く重く続きそうな感じでした。
    ただ主人公と兵士のロマンスなのか、ファンタジー帝国の興亡なのかややどっちもつかずな印象。

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    2020年08月23日
  • 不思議の国の少女たち

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    おもしろいいいい

    「自分の物語がどうやって終わるか教えられるのは自分だけ」

    スミの残したこの言葉にすべてが集約されてるように思える。

    物語に魅せられたかつての少女たちはみんなある意味自分の扉に執着しているのかも。

    続きも読まなくちゃ!

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    2019年05月10日
  • 龍の騎手

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    舞台はファンタジー世界ながら、話の展開はまさしく「高慢と偏見」。恋愛ものの苦手なわたしだけど、こういう素直になれないすれ違いモノは好物のようで。この作品も楽しめた。

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    2018年11月11日
  • 真実の魔術師

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    ■彼女だけが知った魔法の真実とは…

    魔術師実習生のシオニーは、来月に迫った紙の魔術師の最終試験の準備中。だがその試験官は、愛する師匠である紙の魔術師セインではなく、彼を毛嫌いするベイリー師が務めることになってしまう。そんなシオニーのもとに、以前、彼女やセインらの命を狙った邪悪な血の魔術師が、護送中に逃亡したという報せが届く。彼女だけが知る魔法の真実を駆使して、シオニーは敵と対決を試みるが……。〈紙の魔術師〉三部作、完結篇!

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    2018年07月16日
  • 硝子の魔術師

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    ■狙われたのは危険な魔法!?

    紙の魔術師になるべく、セイン師のもとで実習にはげむシオニー。セイン師と親密になる未来を占いで視たが、現状はただの師匠と実習生の関係だ。そんな彼女が見学していた紙工場が、何者かに爆破される事件が起きる。やがて、禁断の血の魔術の使い手たちがシオニーを狙っていると判明する。彼女の秘密の力を邪悪な魔術師たちに気づかれてしまったのか……?赤毛の魔術師実習生が活躍する、〈紙の魔術師〉シリーズ第2弾!

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    2018年07月16日
  • 龍の騎手

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    オースティン「高慢と偏見」とパオリーニ「ドラゴンライダー」が合併したような感じ?
    只ドラゴンはしゃべらないけど、ドラゴンライダーの家の人間はドラゴンに乗れるらしい。
    ドラゴン2人乗りに憧れた。
    ストーリー展開は「高慢と偏見」をなぞってる。

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    2018年07月11日
  • 紙の魔術師

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    ネタバレ

    紙がどんな魔術になるかと思ったけれど、面白かった!
    折り紙だけでも魔法みたいなものよね
    内容はなかなか血みどろでした

    1900年代はじめのロンドンなんて大好物の舞台のはずが
    きわめて現代アメリカ的な社会的規範と環境。
    ヴィクトリア朝の最晩年からエドワード朝初期なんておいしい時代なのに、時代考証含めまったく反映されてない。作者は王様のいない国の人なので仕様がないのかもしれません。
    現代アメリカが舞台ではいけなかったのかな?
    どこでもいいやと思えば、面白かったです。

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    2018年05月04日
  • 龍の騎手

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    高慢と偏見のオマージュかつファンタジー
    オマージュとしてもファンタジーとしても読み応えありました
    レディ・カトリオーナの豪放磊落さが好きです
    嫌よ嫌よ、な話好きだなー

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    2018年05月02日
  • 龍の騎手

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    ネタバレ

    洋物の訳、しかもいわゆるハイファンタジーなるものを久々に読んだのですが。
    おもしろかった!
    最初はとっきにくいかな、とおもったのですが、最後は一気読みでした。
    『高慢と偏見』のオマージュとのことですが、知らなくても楽しめました。本家も読んでみようかな。

    アラステア、ほんと嫌な奴というか不器用(笑)。でも、あーなっちゃうなんて……一途ですね。
    アカーラは文句なしにカッコイイし。主人公のアリザも度胸ありまくり。
    女性陣がカッコイイ物語でした。

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    2018年03月07日
  • 龍の騎手

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    「高慢と偏見」好きで「パーンの竜騎士」好きな私が嫌いなわけないと購入。ファンタジーの世界で、登場人物の名前は違えど、話の流れも完全に「高慢と偏見」。五姉妹の末の子があんなことになったり、あの人の娘もそんなことになったりと少しずつ違うのだけど、物語上必要だったのだろうし、なによりも本家本元より登場人物を好意的に見てるところが読んでいて気持ちよかった。特にカードレッド(本家ではコリンズ)の描き方は素晴らしい。主人公が親友は幸せな結婚生活を送ってるんだと気づくエピソードが私はとても好きだ。嫌な奴はウィドリック(ウィカム)だけで、あまりのクズっぷりにむしろ清々しく感じるほど。龍と人との関係も面白かった

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    2018年03月06日
  • 紙の魔術師

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    紙を媒体にする魔術師の物語。

    折り師というのが、日本の折り紙のようなものを作るところが、ファンタジーとして独特な感じ。

    また、主人公シオニーが戦う場所があまりにも奇抜で斬新であった。

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    2018年02月03日
  • 紙の魔術師

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    普通に面白かった。
    が、魔法・魔術がバンバン出てくるかと思いきや、出てこなかった。
    魔術が普通に存在するためファンタジーではあるが、1巻目は心理描写や背景説明が多い。
    登場するキャラクター数が少ないため、一人一人のキャラがたち、登場人物が魅力的だった。
    次回作に期待。

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    2017年12月19日
  • 紙の魔術師

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    学校卒業したばかりの魔術師見習い女子と師弟関係になった師匠が30才位の男ってだけで、先が読める。
    「ニューヨークの魔法使い」シリーズを思いだす
    軽く読めます。
    疲れた時いいかな

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    2017年11月14日
  • 紙の魔術師

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    希望と異なり、人気のない紙の魔術師の実習生になった女の子と、師匠である変わり者の紙の魔術師の話。
    恋愛要素強めのファンタジー。

    王道のストーリーではありますが、とにかく頑張る主人公が可愛い。

    変わり者の先生に最初は引いていたシオニーが、
    師匠のセインの心に触れてちょっとずつ惹かれていくところが可愛かったです。
    三部作とのことですが、本作だけでも完結して読めます。
    ただ本作だけだとセインは本当に守られヒーローですね…。
    光属性の女の子が頑張って頑張って、闇の中にいる男性を引っ張り上げる話でしょうか。
    その手のストーリーが好きな人には性癖に刺さると思います。

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    2017年11月11日
  • ミス・エルズワースと不機嫌な隣人

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    ネタバレ

    ハウルの動く城の映画版ソフィー的な長女の不遇。そんな主人公のジェーンなのでした。
    ※ハウル原作版はソフィーさん美人だし、どちらかというと寓話にある『長女の不遇』を信じてしまっているが故の不遇なので。
    メロディもねぇ…才能まで欲する欲張りと見るか、才能がないことに気が付いて嫉妬し嘆くだけの感性はあったと見るか…。
    まぁなんにせよワガママ娘だし、思いやりを搾り取られるだけ搾り取られて更にもっとと要求されるジェーンに同情してしまうのはいたしかたないかも。
    多少鈍感とはいえ、お父さんが優しいのだけはまだ救いだったかなぁ。
    魔法が出てくるけど、ハリポタのように戦ったりはしません(笑。
    どちらかというと芸

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    2016年01月10日