原島文世のレビュー一覧

  • 龍の騎手
    オースティン「高慢と偏見」とパオリーニ「ドラゴンライダー」が合併したような感じ?
    只ドラゴンはしゃべらないけど、ドラゴンライダーの家の人間はドラゴンに乗れるらしい。
    ドラゴン2人乗りに憧れた。
    ストーリー展開は「高慢と偏見」をなぞってる。
  • 紙の魔術師
    紙がどんな魔術になるかと思ったけれど、面白かった!
    折り紙だけでも魔法みたいなものよね
    内容はなかなか血みどろでした

    1900年代はじめのロンドンなんて大好物の舞台のはずが
    きわめて現代アメリカ的な社会的規範と環境。
    ヴィクトリア朝の最晩年からエドワード朝初期なんておいしい時代なのに、時代考証含め...続きを読む
  • 龍の騎手
    高慢と偏見のオマージュかつファンタジー
    オマージュとしてもファンタジーとしても読み応えありました
    レディ・カトリオーナの豪放磊落さが好きです
    嫌よ嫌よ、な話好きだなー
  • 龍の騎手
    洋物の訳、しかもいわゆるハイファンタジーなるものを久々に読んだのですが。
    おもしろかった!
    最初はとっきにくいかな、とおもったのですが、最後は一気読みでした。
    『高慢と偏見』のオマージュとのことですが、知らなくても楽しめました。本家も読んでみようかな。

    アラステア、ほんと嫌な奴というか不器用(笑)...続きを読む
  • 龍の騎手
    「高慢と偏見」好きで「パーンの竜騎士」好きな私が嫌いなわけないと購入。ファンタジーの世界で、登場人物の名前は違えど、話の流れも完全に「高慢と偏見」。五姉妹の末の子があんなことになったり、あの人の娘もそんなことになったりと少しずつ違うのだけど、物語上必要だったのだろうし、なによりも本家本元より登場人物...続きを読む
  • 紙の魔術師
    紙を媒体にする魔術師の物語。

    折り師というのが、日本の折り紙のようなものを作るところが、ファンタジーとして独特な感じ。

    また、主人公シオニーが戦う場所があまりにも奇抜で斬新であった。
  • 紙の魔術師
    普通に面白かった。
    が、魔法・魔術がバンバン出てくるかと思いきや、出てこなかった。
    魔術が普通に存在するためファンタジーではあるが、1巻目は心理描写や背景説明が多い。
    登場するキャラクター数が少ないため、一人一人のキャラがたち、登場人物が魅力的だった。
    次回作に期待。
  • 紙の魔術師
    学校卒業したばかりの魔術師見習い女子と師弟関係になった師匠が30才位の男ってだけで、先が読める。
    「ニューヨークの魔法使い」シリーズを思いだす
    軽く読めます。
    疲れた時いいかな
  • 紙の魔術師
    希望と異なり、人気のない紙の魔術師の実習生になった女の子と、師匠である変わり者の紙の魔術師の話。
    恋愛要素強めのファンタジー。

    王道のストーリーではありますが、とにかく頑張る主人公が可愛い。

    変わり者の先生に最初は引いていたシオニーが、
    師匠のセインの心に触れてちょっとずつ惹かれていくところが可...続きを読む
  • ミス・エルズワースと不機嫌な隣人
    ハウルの動く城の映画版ソフィー的な長女の不遇。そんな主人公のジェーンなのでした。
    ※ハウル原作版はソフィーさん美人だし、どちらかというと寓話にある『長女の不遇』を信じてしまっているが故の不遇なので。
    メロディもねぇ…才能まで欲する欲張りと見るか、才能がないことに気が付いて嫉妬し嘆くだけの感性はあった...続きを読む
  • ミス・エルズワースと不機嫌な隣人
    いつ恋愛要素が始まるのか前のめりに読んでしまった。
    ファンタジーな世界観ではあるものの細かな描写が多く、貴族日常系の物語が好きならおすすめ。
  • ミス・エルズワースと不機嫌な隣人
    19世紀初頭の英国。音楽や絵画と並んで魔術は女性のたしなみとして日常を幻で飾っている。魔術を使う時の表現が魅力的。だが、予想以上にロマンティックな展開だった。

    結婚せずに地道に生きようと決めているジェーンは芸術に絡んだ豊かな愛情を受け入れるが結局は古典的な幸せの形なのね、と思った。
    舞台設定の時代...続きを読む
  • ミス・エルズワースと不機嫌な隣人
    展開としては、結構予想通りな感じ。でも、この手の話個人的には好きです。同じハヤカワのアレクシア女史シリーズ好きな人なら好きかも?
    続編の翻訳が早く出ることを期待。
  • ロボット・アップライジング AIロボット反乱SF傑作選
    SF。短編集。ロボット。AI。
    副題の"AIロボット反乱SF傑作選"の通り、全体的に暗めの作品が並ぶ。
    すべて2000年以降の作品で、だいぶ新しめの作品集。
    メッチャ面白いという作品はなかったが、無難に楽しめる作品揃いだった感じ。
    アレステア・レナルズの作品を読んでみたいと思った。
    日本では翻訳が進...続きを読む
  • ロボット・アップライジング AIロボット反乱SF傑作選
    AIおよびロボット達にまつわる短編集。前半が比較的読後感が良いものが多いのに比べ後半は暗い味わいのものが多く、編集の仕方ー!と個人的には思わざるを得ないが、その方がSFの読み物としては良いのかもねとも思う。結局人工知能って不穏だから。
    何処までをAIと捉えるのかという定義は必要かと思うのだけれど、私...続きを読む
  • パン焼き魔法のモーナ、街を救う
    何種類もの魔法を一人が使えるのではなく、
    その人に、一つだけの魔法が使えるという世界線。

    そんな世界の中でもモーナはパン!
    発酵種が意思を持ったり、
    クッキーが兵隊になったり、
    パンで大きいゴーレムを作ったり、
    スコーンで監視してみたり・・・。

    魔法は想像するだけで強くなる!

    こんなにワクワク...続きを読む
  • 不思議の国の少女たち
    不思議の国のアリスのように異世界へ行って
    戻ってきた少年少女の寄宿学校の物語。
    題材的にはすごく惹きつけられるし面白いところだとおもうんだけど、結構浅い。

    死者の国から戻ってきたナンシーが
    この寄宿学校に来たところから話は始まって
    いきなり個性強そうなルームメイトが殺される。
    え?このルームメイト...続きを読む
  • ロボット・アップライジング AIロボット反乱SF傑作選
    20世紀中に最終戦争が基本設定だったようにAI反乱は既定路線?
    冷戦終結で平和の配当で豊かな社会がーという予想同様外れて欲しい
    「小さなもの」は余りに危険なナノマシンは何のために開発された?
    「芸術家のクモ」が良かった
  • メアリ・ジキルと怪物淑女たちの欧州旅行  1ウィーン篇
    ジキル博士の娘メアリが父親の死をきっかけに出会ったハイドの娘ダイアナ。更には毒を持つラパチーニの娘、豹を母に持つモロー博士の娘、フランケンシュタインの娘。モンスターな娘たちが集まってシャーロックホームズの助けを借りながらの大冒険という話だ。今回は錬金術師協会と父ヴァンヘルシング教授に囚われてウイーン...続きを読む
  • パン焼き魔法のモーナ、街を救う
    早川書房さんのTwitter(現X)で知り、「たまには海外のファンタジー作品でも」ということで手に取ってみた。

    舞台は、魔法が存在する中世ヨーロッパ(注:イメージ)。叔母のパン屋で働く主人公のモーナは、パンやクッキー生地に魔力を注いで上手に焼き上げたり、焼きあがったジンジャーブレッドを使役すること...続きを読む