原島文世のレビュー一覧
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ネタバレ最高〜〜〜〜〜〜〜
私は信じてた、ママは娘を愛していると。
だって1に書いていたもん、冷酷な人ではないことが。
デイン、見直した。けど規則という自分の中で絶対的に守らなくてはならないもの(と思っているのか?)が揺るいだ時、デインが崩れないか心配。
ヴァイオレット、あなたは壊れない。したたかで美しい女性。素敵、なんと例えられるのかも分からない。
ゼイデン、ヴァイオレットを思う気持ちがここまで強いなんて、決して疑っていた訳じゃないけれど想像もつかなかった。
リアム、リアンノン、隊のみんな、ジェシニア。
ミラは大丈夫かな。デヴェラが来てくれたのは本当に嬉しい。個人的にはカーとカオリも好きだったんだけ -
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上巻に続き、勢いに任せて一息で読んでしまいました。
戦闘の場面・描写がややわかりづらいのは、この世界の魔法の概念をしっかりと理解するように読み込まずに、筋を追って駆け足で読んでしまったからかもしれません。
「学園モノ(軍事大學ですが)」という要素もありますが、命がけの緊張感が漂う日常だからか、恋愛要素が性描写に繋がる部分も多く、YA文学というよりは大人向けな作品だと思います。
ハリーポッターやハンガーゲームなどの作品で育った30代前後のファンタジー作品が好きな読者には刺さるのではないでしょうか。
シリーズは五部作ということですが、無事に全巻が日本語訳で刊行されることを祈ります。 -
匿名
ネタバレ 購入済みかわいい表紙とは裏腹に重い!
可愛らしい表紙なのに中身はとても重たいファンタジーです。
パンに関する魔法しか使えないモーナ。それはクッキーを動かしたり、パンをふっくらさせたりなどにとどまっていたのですが、「魔力持ち」と呼ばれる人たちが次々暗殺される事件が起きてすべてが一変します。
命を狙われ逃げ回るモーナ。もう優しい日常には戻れない。魔力持ちはどんどん逃げるか殺されるかでいなくなる。なのに、残虐な敵が街に攻めてくることになった。モーナはどうする、というハラハラする内容です。
英雄になんかなりたくない、どうして大人がしっかりしていないの!というモーナの叫びが突き刺さる作品でした。 -
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ネタバレ異世界に行って戻った物語はたくさんある。戻った少年少女は元の世界に戻ってどのように暮らすのか。
異世界から戻った少女たちは、異世界こそが故郷だと思い、「故郷」に戻ることを熱望するが扉は閉ざされてしまっている。その扉が開くことは稀である。
ナンシーは死者の世界から戻ってきた。
少女たちが行った世界は様々
妖精の世界、ヴァンパイアの世界、骸骨の世界。
彼女らは同じく、異世界から戻ってきたエリノアによって開かれた学校で暮らし、カウンセリングを受けることになる。
物語の終盤
少女達が襲われ死んでいく。身体の一部を奪われている。
この犯人はジル。「故郷」への扉を開けるために、少女たちの身体を集め -
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ネタバレとても面白かった。三巻目にして、がっつり恋のお話もあり、バトルあり。エメリーとシオニーの愛が深まっていくのが本当にいい。
手紙の鳥が鷹に捕獲されてしまうところがとてもよかった。ある意味四角関係にも思えるような関係性もいい。
魔術の最高峰とも言える秘密を抱えながらも、好奇心を抑えられないところが本当にシオニーらしいなと思いながら見ていました。
ずっと、一人で戦っている気がしたシオニーが最後にエメリーと一緒に戦うのがとてもよかったです。
魔術師試験はどんな術を使うのだろうとドキドキしたのですが、これまでの彼女の努力が全部詰まっていて、特に最後の心臓は最高でした。
そして、最後のプロポーズ!!むち -
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ヴァン・ヘルシング教授の娘ルシンダを救出したアテナ・クラブの面々は、彼女を伴いウィーンからブダペストへ向かう。しかし奸計にはまり、とある古城に幽閉される…
あのヘルシング教授が登場するならば、当然ながらライバルの「伯爵」も登場してくる。終盤には大立ち回りもあり、少しほろ苦い結果にも。それにしても、<錬金術師協会>の女性会長(マダム・プレジデント)のラスボス感は結構なものがありました。
最後の方では、ホームズが行方不明になる。さらにメイドのアリスの正体が明らかになったが、彼女も拉致され監禁中。そしてモリアーティ教授が暗躍する。次巻も楽しみです。 -
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<アテナ・クラブの驚くべき冒険>シリーズの第二作。本書はその前半部分。メアリ嬢はジキル博士の娘。さらにハイド氏、ドクター・モロー、フランケンシュタイン(科学者の方)、ラパチーニ教授の「娘」たちが集結した<アテナ・クラブ>。加えて名探偵ホームズとワトソンも。謎の組織<錬金術師協会>の陰謀に立ち向かう。
アテナ・クラブの面々はヴァン・ヘルシング教授の娘ルシンダを助けるべくウィーンへ。そこで彼女たちを助けるのがアイリーン・アドラーで、現在はアイリーン・ノートン夫人(未亡人です)となっている。
ちょっと展開が間延びした感があるが、相変わらず面白
い。評価は「ウイーン篇」に関してです。「ブダペス -
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主婦 Housewife(名詞)ー軽薄で役に立たない女性または少女ーオックスフォード英語辞典 小型版 一九七一年
この物語の舞台は、1988年〜1997年のアメリカ南部。主人公で主婦のパトリシアは、格式ばった読書会の参加をやめ、数人ほどの主婦たちの、犯罪実録書やホラー小説などを読む読書会に参加していた。
ある日パトリシアは自宅の庭で、アライグマの死体を屠っていた隣人老婦に片耳を食いちぎられてしまう。
そして謝罪に来たその老婦の大甥であるという男ジェームズを快く家に招き入れてしまう。
しかしジェームズはなんと吸血鬼だったのだ!
そしてそのことを知っているのは、パトリシアを始めとした読書会の主婦 -
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「不思議の国の少女たち」シリーズ3冊目。最初の巻の続編ではあるけれど、主要登場人物の何人かは故郷(という名の異世界)に帰ってしまったので、新しいメンバーもいる。そして、空から落ちてきた少女リニ。彼女は、前にこの学園にいたスミの娘だと名乗る。スミが戻らなければ、消えてしまうリニを救うために、4人の生徒が、死者の国を経由して、お菓子の国に向かう。それぞれの国におかしなルールはあるけれど、ナンセンスの世界であるお菓子の国は特によくわからなくて面白い。翻訳では三部作の完結となっているが、原書は5冊まで出ている。ひきつづき、翻訳されることを期待している。
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