原島文世のレビュー一覧

  • 不思議の国の少女たち
    ドキドキしっぱなしだった。異世界へ行った子供たちが元の世界に戻ってきてそれで幸福に暮らしました……とは限らないわけで、異世界が自分の場所だと知ってしまったとしたら、ここにいる彼らは不幸しかない。なんてなんて、哲学的で面白い小説なんだろう! ここではないどこかのことを実際に経験した者たちは、誰もが自分...続きを読む
  • 不思議の国の少女たち
    異世界へ行った経験をもつ少女少年たちが集められた寄宿学校。死者の殿堂から戻ったナンシーの転入から事件が起こる。
    異界冒険譚の数だけ、訪問者・帰郷者のその後がある。扉の向こうを想い、分析し、現状と向き合う。
    ハイファンタジー好きには苦くて楽しい物語。

    ナンシー、スミ、ジャックとジル、ロリエル、ケイド...続きを読む
  • 真実の魔術師
    主人公がひよっ子から成長していくのではなく、ある程度完成した状態なのは外国の作品らしいところ。シオニーは自分ならできると思いつつもそれが逆に問題を引き起こすトラブルメーカーの役割りも担っています。日本人の作品ならこの役は主人公には与えられないかな。エメリーの視点がないので、彼がそこまでシオニーに惹か...続きを読む
  • 不思議の国の少女たち
    おもしろいいいい

    「自分の物語がどうやって終わるか教えられるのは自分だけ」

    スミの残したこの言葉にすべてが集約されてるように思える。

    物語に魅せられたかつての少女たちはみんなある意味自分の扉に執着しているのかも。

    続きも読まなくちゃ!
  • 龍の騎手
    舞台はファンタジー世界ながら、話の展開はまさしく「高慢と偏見」。恋愛ものの苦手なわたしだけど、こういう素直になれないすれ違いモノは好物のようで。この作品も楽しめた。
  • 真実の魔術師
    ■彼女だけが知った魔法の真実とは…

    魔術師実習生のシオニーは、来月に迫った紙の魔術師の最終試験の準備中。だがその試験官は、愛する師匠である紙の魔術師セインではなく、彼を毛嫌いするベイリー師が務めることになってしまう。そんなシオニーのもとに、以前、彼女やセインらの命を狙った邪悪な血の魔術師が、護送中...続きを読む
  • 硝子の魔術師
    ■狙われたのは危険な魔法!?

    紙の魔術師になるべく、セイン師のもとで実習にはげむシオニー。セイン師と親密になる未来を占いで視たが、現状はただの師匠と実習生の関係だ。そんな彼女が見学していた紙工場が、何者かに爆破される事件が起きる。やがて、禁断の血の魔術の使い手たちがシオニーを狙っていると判明する。...続きを読む
  • 龍の騎手
    オースティン「高慢と偏見」とパオリーニ「ドラゴンライダー」が合併したような感じ?
    只ドラゴンはしゃべらないけど、ドラゴンライダーの家の人間はドラゴンに乗れるらしい。
    ドラゴン2人乗りに憧れた。
    ストーリー展開は「高慢と偏見」をなぞってる。
  • 紙の魔術師
    紙がどんな魔術になるかと思ったけれど、面白かった!
    折り紙だけでも魔法みたいなものよね
    内容はなかなか血みどろでした

    1900年代はじめのロンドンなんて大好物の舞台のはずが
    きわめて現代アメリカ的な社会的規範と環境。
    ヴィクトリア朝の最晩年からエドワード朝初期なんておいしい時代なのに、時代考証含め...続きを読む
  • 龍の騎手
    高慢と偏見のオマージュかつファンタジー
    オマージュとしてもファンタジーとしても読み応えありました
    レディ・カトリオーナの豪放磊落さが好きです
    嫌よ嫌よ、な話好きだなー
  • 紙の魔術師
    表紙の絵が可愛らしくて手に取りました。
    金属の魔術師になりたかったシオニーは、希望とは違い紙の魔術の実習を受けることになります。あまりやる気のないシオニーですが、少しずつ紙の魔術という師匠に愛着を感じていき・・・。みたいなファンタジー。
    魔法をテーマにしてますが、契約できる物質はひとつだけという限定...続きを読む
  • 龍の騎手
    洋物の訳、しかもいわゆるハイファンタジーなるものを久々に読んだのですが。
    おもしろかった!
    最初はとっきにくいかな、とおもったのですが、最後は一気読みでした。
    『高慢と偏見』のオマージュとのことですが、知らなくても楽しめました。本家も読んでみようかな。

    アラステア、ほんと嫌な奴というか不器用(笑)...続きを読む
  • 龍の騎手
    「高慢と偏見」好きで「パーンの竜騎士」好きな私が嫌いなわけないと購入。ファンタジーの世界で、登場人物の名前は違えど、話の流れも完全に「高慢と偏見」。五姉妹の末の子があんなことになったり、あの人の娘もそんなことになったりと少しずつ違うのだけど、物語上必要だったのだろうし、なによりも本家本元より登場人物...続きを読む
  • 紙の魔術師
    紙を媒体にする魔術師の物語。

    折り師というのが、日本の折り紙のようなものを作るところが、ファンタジーとして独特な感じ。

    また、主人公シオニーが戦う場所があまりにも奇抜で斬新であった。
  • 紙の魔術師
    普通に面白かった。
    が、魔法・魔術がバンバン出てくるかと思いきや、出てこなかった。
    魔術が普通に存在するためファンタジーではあるが、1巻目は心理描写や背景説明が多い。
    登場するキャラクター数が少ないため、一人一人のキャラがたち、登場人物が魅力的だった。
    次回作に期待。
  • 紙の魔術師
    学校卒業したばかりの魔術師見習い女子と師弟関係になった師匠が30才位の男ってだけで、先が読める。
    「ニューヨークの魔法使い」シリーズを思いだす
    軽く読めます。
    疲れた時いいかな
  • 紙の魔術師
    希望と異なり、人気のない紙の魔術師の実習生になった女の子と、師匠である変わり者の紙の魔術師の話。
    恋愛要素強めのファンタジー。

    王道のストーリーではありますが、とにかく頑張る主人公が可愛い。

    変わり者の先生に最初は引いていたシオニーが、
    師匠のセインの心に触れてちょっとずつ惹かれていくところが可...続きを読む
  • ミス・エルズワースと不機嫌な隣人
    ハウルの動く城の映画版ソフィー的な長女の不遇。そんな主人公のジェーンなのでした。
    ※ハウル原作版はソフィーさん美人だし、どちらかというと寓話にある『長女の不遇』を信じてしまっているが故の不遇なので。
    メロディもねぇ…才能まで欲する欲張りと見るか、才能がないことに気が付いて嫉妬し嘆くだけの感性はあった...続きを読む
  • ミス・エルズワースと不機嫌な隣人
    いつ恋愛要素が始まるのか前のめりに読んでしまった。
    ファンタジーな世界観ではあるものの細かな描写が多く、貴族日常系の物語が好きならおすすめ。
  • ミス・エルズワースと不機嫌な隣人
    19世紀初頭の英国。音楽や絵画と並んで魔術は女性のたしなみとして日常を幻で飾っている。魔術を使う時の表現が魅力的。だが、予想以上にロマンティックな展開だった。

    結婚せずに地道に生きようと決めているジェーンは芸術に絡んだ豊かな愛情を受け入れるが結局は古典的な幸せの形なのね、と思った。
    舞台設定の時代...続きを読む