原島文世のレビュー一覧
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三部作、完結編。
最後まで失速せず一気に読ませてくれた。
ヒロインである主人公の無謀と紙一重の勇気。
割と最初から万能感があり危なげなく読めたので、成長小説というよりは主人公を取り巻く冒険活劇という印象が強い。
魔術を使うシーンが独特の解釈で楽しめた。Posted by ブクログ -
面白かったです。カラフルで可愛い装丁で気になっていました。
不思議の国から帰ってきた少年少女が入学する学校が舞台でした。
彼らは、また彼らの不思議の国へ帰りたいと願っている。この世界は自分の本当の世界ではない…と思うこと、彼らはもっと切実でした。
死者の国にいたナンシーが主人公で、彼女が入学してきて...続きを読むPosted by ブクログ -
三部作の二作目。
一作目はそれ単独で完結していたが、この本は続きの要素が強い。
主人公がチート要素を手に入れてしまったので、ここからどう話を展開していくかが見せ所か。Posted by ブクログ -
ファンタジー風な小説でした。
異世界に行って帰ってきた子供達の話で、子供達は異世界に帰ろうとするが自らの力ではどうすることもできない。その時、子供達がいる寄宿学校で殺人事件が起こる。
推理小説ではないが、ファンタジーと呼ぶには現実的だなぁと思いました。
異世界帰りの主人公だからこそ言える女の子への見...続きを読むPosted by ブクログ -
「不思議の国」にも色々あって、ナンセンスだったりロジックだったり。でもそこへ行った子供たちはみんな一様に帰りたがっている。よばれたのはきっとその世界に合う要素があるから。みんな「故郷」に帰りたいと思っている。そんなか少年少女たちの学校で事件が起きる。ファンタジーと推理小説的要素が合わさった、不思議な...続きを読むPosted by ブクログ
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本屋で平積みにされていたしヒューゴ・ネビュラ賞W受賞と書かれていたので興味を持ちました。SFというよりはファンタジーだよね、コレと思いながら読みました。
原文なのか訳なのかはわかりませんがちょっと文章が固いというか、わかりにくい表現があったり、どこにかかっているのかわからない単語とかがありました。...続きを読むPosted by ブクログ -
19世紀初頭の英国の田舎町。
音楽や絵画に魔術をかけることか教養とされている世界で、魔術の才能がありながら容姿に恵まれず婚期を逃した28歳のミスのお話。
歴史がどうこうと紹介されていますが、田舎のレディの純情ロマンスです。
魔術の使い方が面白いので、そこは良かったですが、わかっていても最後はポカーン...続きを読むPosted by ブクログ -
・メアリ・ロビネット・コワル「ミス・エルズワースと不機嫌な隣人」(ハヤカワFT文庫)巻末の作者自身による「謝辞」は次のやうに始まる。「まず、たいへんお世話になったジェーン・オースティンに感謝の意を表したいと思います。この小説を書く ひらめきを与えてもらったばかりでなく、細部の大切さについてずいぶん学...続きを読むPosted by ブクログ
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帯にファンタジー版ジェーンオースティンとありますが、正にその通りかと。主人公の姉妹は高慢と偏見のダーシー姉妹のようだし。
なんとなく、物足りなかったので☆3つですが、このヴィクトリア時代と、ファンタジーが好きな人ははまるかもとは思います。ただ、誰が好きなの?っていうイライラ感。現実には、こういう自分...続きを読むPosted by ブクログ