原島文世のレビュー一覧
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物語の世界は魔法や、ベニン、ワイバーンと言う敵方と龍に乗る人間との戦いを描いている。 龍に乗る騎手が魔法を使って、敵と戦う。王国の上層部がその敵方を国民から隠しているところをバイオレットなどの騎手にバレてきて国を割っての対立を産む。ただ敵方の信仰は味方の対立とは関係なく襲ってくる。そのための防御をしていた結界が敵対するジャックに壊された。それを回復させるべく、バイオレットたちが力を注ぐが、足らない!そこで最後に母がその力を結界石に注ぎ込んで力つくが、回復した。ただその後もベニン等の進行が続くと言うことで終わる。まあちょっと盛り上がりはあったけど、なんかまとまりがあるようでない。
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ネタバレあらすじだけを読むと、ラノベのような親しみやすさだが、実はとても深い物語。
十四歳の魔法使いモーナは、パンと焼き菓子にだけ魔法をかけることが出来る。叔母タビサのパン屋で働いている彼女は、ある日、店に少女の死体があるのを見つけた。異端審問官のオベロンは、モーナを犯人と断定するが、女公のとりなしでモーナは釈放される。だが、それはオベロンの陰謀の始まりだった。彼は女公の目を盗んで街から魔法使いを一掃し、傭兵集団カレックスを街に引き入れようとしていたのだ。
カレックスの集団が街に迫る中、女公の軍隊はオベロンの奸計ではるか遠くに遠征中。街にいる魔法使いはモーナただ一人。
モーナはパンと焼き菓子だけに使 -
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ネタバレ北の小国の三番目の王女マーラは、15歳の時から修道院で暮らしている。彼女は大国に嫁いだ姉たちのスペアなのだ。それを忘れずに15年の時が過ぎて、マーラは2番目の姉カニアが、暴力に晒され、死に近い所にいることを知る。
彼女を助ける為に墓守女を訪ねるマーラ。彼女は墓守女に3つの試練を与えられるのだか。
お約束の御伽話のようでいて、全く違う方を向いているこの物語は面白かったです。
旅の仲間も癖が強いし、ゴッドマザーは祝福を与えているつもりで呪いをかけている。
優しい御伽話の中にある幸せは決して幸せではない。
そんな答えを私は出しましたが、他の人はどうだろうとも思う。
なかなか皮肉っぽいけれど、こ -
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竜騎士を育成する寄宿学校の話。選ばれし者は特別な能力を開花させる…。RPGやハリポタのような世界観はとても好き。作り込まれた感じの設定が良かった!
ロマンス+ファンタジー=ロマンタジーというらしく、アメリカではすごく流行ってるらしい。上巻は学校の話が多かったけど、下巻はロマンス(お色気シーン)が多すぎないかい(笑)?設定はしっかりしてても、ストーリーはアメリカの配信系ドラマっぽい。
それでも、結末にかけての怒涛の展開は、オオーッ!ってなって、読みごたえがあったし、あの終わり方だと、絶対に続編を読まなきゃ!ってなるはず。
上巻の時も書いたが、翻訳版だから仕方ないのかもしれないけど、直訳が残 -
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ネタバレこれはハリーポッターをより過酷にした世界。
平気で授業中に人が死ぬ。そして大学生か高校生くらいの子どもを平気で戦場に送り出して、バタバタ死んでいく世界。まずそれを前提において、読むことが重要。
たぶん中世、戦国のような世界を舞台に、今の若者のような恋愛しながら、日々を生きている。1週間後どうなるかわからないからこそ、今を強く生きている。
疑問も残る。
竜が人間と絆を結ぶのは、竜にとって何のメリットがあるんだろう?
ハリーポッターでも思うけど魔法が発展していると科学技術はあまり進まないのかな。
今回は描写がないけど、バスギアス大学以外の世界はどうなっているのかな?
進撃の巨人みたいに、竜のことよ -
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ネタバレ序盤から中盤にかけて、ゼイデンとのすれ違いが長々と続くところは、「いいから、早くヨリを戻しなさいよ!」とせっつきたくなりながら読みました。
新たに登場した騎手科次長はわかりやすく悪役でヴァイオレットを苦しめますし、親友にも秘密を打ち明けることができずにストレスをため続けてゆくヴァイオレットの「揺らぎ」に読者も一緒に振り回される時間が長かったように感じます。
後半からはストーリー展開が早くなり、頑なだった母親との和解(?)や、憎い敵になってしまっていたかつての幼馴染・デインとの関係修復もほのめかされる結末になりました。
このあと、下巻では真実を隠し通そうとしてきた帝国との戦いが始まるのでしょ