原島文世のレビュー一覧
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ネタバレ
上巻だと、脱出までで、下巻では脱出してアレシアで過ごす話。
上巻もそうだったけど、下巻でもノリにノるまで時間かかって、結局後半は一気に読めちゃうくらいは楽しかった。
ヴァイオレット
上巻ではゼイデンに振り回されてイライラだったが、下巻ではキャットに振り回されてイライラしていた。でも途中でめちゃくちゃゼイデンに愛されていると安心出来てからは安定するし、結局ゼイデンの第二の験にも気付く。
最後の自己犠牲っぷりはマジでみんなのこと考えてないなと思うが、他者を犠牲にするくらいなら自分が、のキャラなので仕方ないけど、その責任の取り方が結局他者(母親だが)に取らせるのがなんだかな。
ゼイデン
実は心読める能力持ちでした!ってのが、チート主人公みたいで面白い。ゼイデンも結構なチート主人公。なろうモノ主人公感。
ゼイデンがめちゃくちゃヴァイオレットのこと好き!っての出してくるので、なんて都合の良いスパダリ?彼氏?なんだ!って感じ。都合の良い。これが売れる作品の彼氏か、なるほどな。
転化したのめちゃびっくりしたし、転化って結局竜やルーンを媒介せずに地面から直接魔力を吸引するとなるの?
じゃあ、竜と契約してない一般人でもやれるんじゃない?適性無いとダメなのかな。
ヴァイオレットの第二の験が発現して転化を修復出来ないだろうか。
キャット
すけすけの服でほぼ裸でゼイデンの部屋に訪れる突撃キャラでちょっと好きになった。彼氏の周りにいて欲しくない彼氏の元カノ。面白い。ゼイデンと自分の家格の釣り合いとゼイデンのスペックに惚れてる!を前面に出すので、ヴァイオレットに嫉妬させるためのエピソードの羅列がちょっと泣ける。言えば言うほど哀れ。そして下巻の最後らへんはなんだかんだヴァイオレットと仲良くなってる。
キャット見てると、これが悪役令嬢だ!って感じで面白かった。悪役令嬢モノは読者は原作を知らずに二次創作を読まされる状態なので、これで原作を読んでる感じがして面白かった。
キャットの立場だったらどうやって立ち回ろうかなと考えられて面白い。
ゼイデンにバレるな。
とりあえずゼイデンの転化は阻止しようと思う。
結界の起動には7匹の竜が必要だったというわけか。面白いな。人身御供じゃなくて良かった。母親は犠牲になったが。
アンダーナの火を使っちゃっけど、種族的にアンダーナしか残ってないからまた使える?それとも全土を覆う結界石があるとか?
三巻まで出てるらしいが、何巻完結予定なんだろう。
始まりの6人って各州の代表者?日記に使われたのが、古ルセラス語だったり古モレイン語だったり。結局共通語として1つしか残ってないの、なんか闇を感じる。
王家もなんかありそうだけど、全然出てこない。王家よりも、場所のせいもあるがティレンドールのほうが上みたいな描写あって混乱する。王家とそれに使える貴族じゃなくて、独立国家の連邦制だったのか?600年前より前の歴史もよくわからないしな。
人種的には白人黒人はわかるが、アジア系はわからない。ボロミエル?ベニン?
●発売日予想
原書発売日
1巻
2023年5月2日
日本語版
2024年9月4日
2巻
2023年11月7日
日本語版
2025年4月23日
3巻
2025年1月21日
3巻の日本語訳は早ければ2025年冬に出るか?
原書の発売ペースが、2巻から3巻発売までに1年かかってるのが気になる。
売れた影響で色々忙しくなったんだろうなと思う。ドラマ化されるみたいだし。
海外ニュースのインタビュー読むと、4巻は結構先っぽい。4巻書き上げる前に別の作品を書いたり休んだりするそう。今年中には出なさそうだな。
そうすると、4巻発売は来年後半くらい?
原書発売から半年くらいで日本語版が読めるペースになったら良いな。
全5巻完結らしいので
3巻日本語訳→2025年冬
4巻原書→2026年後半
4巻日本語訳→2027年
5巻原書→2027年
5巻日本語訳→2027年内?
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前作『伝説とカフェラテ』の前日譚。傭兵稼業真っ只中のヴィヴが、怪我をして傭兵団を一時脱退させられ、静かな港町マークに置いていかれるところから物語は始まる。
「剣と魔法のファンタジー」は好きだが、鳥山明のかわいい系の世界観で育ってきたためか、シリアス・重厚な大人っぽい雰囲気や、ちょっと複雑な世界設定を元にした戦闘の局面になってくるとついていけなくなってしまう私。肝心要の、敵役のネクロマンサー“白のヴァリン”との戦いの詳細についてはなんだかよくわからなかった。
それでも、マークの町で、オーク、ノーム、エルフなどの色んな種族が入り混じって暮らす日常の場面や、そこでの出会いと別れ、読書の愉しみに目覚めるヴィヴの様子、ラットキンのファーンの営む本屋を立て直すという筋、は楽しく読んだ。そして、前作の読者へ向けての目配せともなっているエピローグが嬉しい。
そして面白いのは、メインの登場人物に女性が多いところ。ヴィヴも、その恋の相手も、戦う仲間も、戦う相手も。男性がいないわけではないが、脇役や出番の少ない役だ。その自然さが良い。 -
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ネタバレ間が空くと忘れる。
ヴァイオレットがゼイデンに腹を立ててるパートは楽しめなかったが、それ以外は結構楽しい。
主人公ヴァイオレット
ゼイデンやデインにイラつくのはわかるが、子供っぽすぎる。ハリポタのハリーや進撃のエレンより年上の20歳なのに。20歳なんて子供で無分別で後先考えずに自分の意見を押し通す幼稚なもんだが、これから成長して変わるかもしれないと期待していても、やっぱりイラつく。もどかしさに全く共感出来なかった。
逆にアーリックが状況を理解して我を通して入学してきた分大人だなあと感じる。自分を一つの駒として考えて配置してる感じ。
ゼイデン
めちゃくちゃヴァイオレット好きなのがわかるし、色ボケしすぎだろ!とも思った。ヴァイオレットは度々冷徹さや甘ったれを切り捨てる性質を指摘してるけど、ゼイデンはヴァイオレットだけはめちゃくちゃ甘いと思う。
ゼイデンに秘密があって話せないのは理解出来るので、ヴァイオレットが怒ってるのには飽きた。ヴァイオレットがゼイデンの振る舞いについて論理としてわかっても感情が追い付かないからイラつくのもわかるが、まさにそれだから話せないんだよ、と思った。
でも、今回、ヴァイオレットがかつてのゼイデンのようにリアムの妹を見守ったり、リアンノンに秘密をもったりする立場になって、ゼイデンの苦労がわかる感じなのは良かった。ヴァイオレットはそれに気付いているのかどうか。作者はそういう意図でエピソードを紡いでると思う。
ヴァリッシュ
こいつ敵のスパイだろってくらいロクなことしない。第三分隊の半数殺した時とか特に。人の苦痛を見るのが好きなサディストなだけ?有能さも全然わからん。
いずれ直面する問題にどう対処するつもりだったのか。
験の力もよくわかんなかったな。真言使い?相手を洗脳したり意に従わせる能力?
殺すよりまずデインに記憶読み取らせろよ!と思った。時間無いけどね。でもやるべきだったと思うよ。
デイン
デインの性格はルール第一主義で、ヴァイオレットが知ってる情報を知れば、どっちにつくかは明らか。欺瞞があるのは王国側なので、デインは味方に付けたほうが良いよなあとずっと思っていた。それでも王国に付くなら、それはそれで良いけど、味方に付く工作しろよ!ってずっと思ってた。信用の話だとしても、信用出来なくても敵に使われないように手元に置くか殺すしかない。
ヴァイオレットからの拒絶に耐え続けてて立派すぎるので、きっとヴァイオレットを守って死ぬんだろうな。
マーカム
ヴァイオレットの先生で、ヴァイオレット目線だと良い先生だったけど、この巻から雲行きが怪しくなり、ダメなやつだとわかる。ベニンとどう対抗するつもりなのか。
歩兵科との合同訓練
お互い協力し合わないと失敗する、というのを人死にを出してまで学習させるのコスパ悪すぎる。歩兵科とも今後なんかあるんだろうな。
進撃の巨人みたい!とは聞いてたけど1巻ではあんま感じなくて、2巻上巻で、外の秘密のことかーと理解した。あと結界。これ人柱で立てたんじゃないのか?
始まりの6人はFGO2部6章思い出したけど、なんかそういう神話とか伝承が元ネタ?
ここアヴァロン?
竜にもまだなんかありそうだけど、どうなるんだろう。
ミラが結界持ちらしいので、じゃあやっぱその力を増幅させることも可能では?人の命を使ってとか。
ゼイデンからもらったルーン文字の短剣も気になる。
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前作『伝説とカフェラテ』が大好きで、てっきり続編だと思って読み始めたら、前日譚だった
続編だと思い込んでいたから設定に入り込めず。かつゲームとかやらないからか種族名も馴染みのないものばかりで、カタカナ出されても種族名なのか固有名詞なのか判別できずに混乱。かなり読みづらかった
本屋さんの立て直し、作者のサイン会、読書会など、本好きにはテンション上がるエピソードもたくさんあるけど、ヴィヴとメイリーの話など、ちょっと入り込めないものも多かったなあ。自分のコンディションにもよるのかな
訳語も「鮭肉色」(サーモンピンクじゃダメなの?)、「八大地獄」(それ仏教用語では?)といったちょっと原文どうなってるのか気になるものもあった -
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ネタバレあらすじだけを読むと、ラノベのような親しみやすさだが、実はとても深い物語。
十四歳の魔法使いモーナは、パンと焼き菓子にだけ魔法をかけることが出来る。叔母タビサのパン屋で働いている彼女は、ある日、店に少女の死体があるのを見つけた。異端審問官のオベロンは、モーナを犯人と断定するが、女公のとりなしでモーナは釈放される。だが、それはオベロンの陰謀の始まりだった。彼は女公の目を盗んで街から魔法使いを一掃し、傭兵集団カレックスを街に引き入れようとしていたのだ。
カレックスの集団が街に迫る中、女公の軍隊はオベロンの奸計ではるか遠くに遠征中。街にいる魔法使いはモーナただ一人。
モーナはパンと焼き菓子だけに使える魔法で、街を守ろうとする。
ネタバレになるが、異端審問官オベロンは二度、街を危機に陥れる。城にいる時に女公を傀儡にしようとした時と、それがバレて追放されカレックスと街を襲撃した時だ。
一度目はモーナが女公に知らせたおかげで計画はご破算になり、モーナは街の人々から英雄モーナと呼ばれるようになる。
二度目は、最初から英雄と呼ばれてみんなから頼られ、できるかどうか分からないまま、女公に力を貸すことになる。街を、パン屋を、愛しているから。
この「英雄」という存在を、作者はものすごく注意深く描こうとしている。
英雄になんかなりたくなかった。そう、モーナは何度もつぶやく。特に一度目の危機から街を救った後、みんながモーナに会いたいとパン屋に押し寄せた時に彼女は叔父さんに訴えている。
本当は、大人たちが陰謀を止めるべきだった。大人たちが自分のやるべき仕事をやっていれば、モーナが女公に知らせるために危険を冒さなくても良かった。自分たちを英雄にしたのは、大人たちの怠慢であると。
モーナの叔父も昔、軍隊の上官たちの私欲のせいで、餓死しかけたという。だが、彼らは戦争が終わった後、自分たちに勲章を与えて英雄にすることで真相を解明する手間を省いた。英雄という存在は、権威あるものに便利に使われる。でなければ、なんで英雄なんてものが存在するんだ?
そして、最大の「英雄」、馬運びのモリー。
彼女の最後の魔法は、読んでいて言葉を失うほどだった。
彼女が「もう一人いるよ」と言って、モーナの傍らに現れた時、胸が震えた。
これからモーナは軍や女公とどう付き合っていくのだろう。英雄になんかなりたくないと言ったモーナを、私はずっと忘れないと思う。 -
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ネタバレ北の小国の三番目の王女マーラは、15歳の時から修道院で暮らしている。彼女は大国に嫁いだ姉たちのスペアなのだ。それを忘れずに15年の時が過ぎて、マーラは2番目の姉カニアが、暴力に晒され、死に近い所にいることを知る。
彼女を助ける為に墓守女を訪ねるマーラ。彼女は墓守女に3つの試練を与えられるのだか。
お約束の御伽話のようでいて、全く違う方を向いているこの物語は面白かったです。
旅の仲間も癖が強いし、ゴッドマザーは祝福を与えているつもりで呪いをかけている。
優しい御伽話の中にある幸せは決して幸せではない。
そんな答えを私は出しましたが、他の人はどうだろうとも思う。
なかなか皮肉っぽいけれど、こうした物語にこそ、意味があるのかもしれないですね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ序盤から中盤にかけて、ゼイデンとのすれ違いが長々と続くところは、「いいから、早くヨリを戻しなさいよ!」とせっつきたくなりながら読みました。
新たに登場した騎手科次長はわかりやすく悪役でヴァイオレットを苦しめますし、親友にも秘密を打ち明けることができずにストレスをため続けてゆくヴァイオレットの「揺らぎ」に読者も一緒に振り回される時間が長かったように感じます。
後半からはストーリー展開が早くなり、頑なだった母親との和解(?)や、憎い敵になってしまっていたかつての幼馴染・デインとの関係修復もほのめかされる結末になりました。
このあと、下巻では真実を隠し通そうとしてきた帝国との戦いが始まるのでしょうか。前作を読んでから少し間が空いてしまい細やかな設定がおぼろげなところもありますが、まずは勢いに流されながら物語を満喫したいと思います。