藤田紘一郎のレビュー一覧

  • 病気を防ぐ「腸」の時間割 老化は夜つくられる

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    地球の自転は、地球誕生時の46億年前は5時間、霊長類が生まれた350年前は23.5時間、現在は24時間11分だそうだ。人間の体内時計(サーカディアンリズム)は、1日の長さとずれがある。腸のリズムも体内時計に従っている。健康を維持するためには、体内時計を毎日リセットする必要がある。それが朝の光。筆者は朝5時~6時に起床して朝日を浴びて深呼吸を3分行うことを薦める。▼体内時計は脳幹の視床下部にあって、ここがアンチエイジングの源になる。睡眠ホルモンで若返りホルモンといわれているメラトニンは、視床下部の松果体から分泌される。朝日を浴びるとメラトニンの分泌がとまって体が活動状態に入る。(セラトニンの分泌

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    2015年06月02日
  • 寄生虫博士のおさらい生物学

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    本のタイトルにあるように、本書は生物学のおさらいのための本である。最近の高校生物ではこんな事まで教えているのかとビックリする。私などは高校の時に生物学を習った記憶がない。習ったのかも知れないが全く覚えがない。どうやら本書前書きに従うなら、私たちの学生時代は物理偏重であったらしい。
    この本はおさらい生物学という名前通り生物学について生命の誕生から細胞の成り立ち、最近の遺伝子工学の話まで一通りさらえているので、反対にある程度生物学について勉強していないと個々のトピックスが少々理解しにくいのかも知れない。しかしながら一通りのトピックスを流す事で生物学にて知っておくべき事がハッキリするのかも知れない。

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    2015年03月16日
  • 大ウンコ

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    腸を整えると免疫力が上がるというのは本当なのかが知りたくて手に取った本。

    まさかウンコからこんなに新しい視点が得られるとは。ありがとう藤田先生。
    この後も何冊かこの先生の書いた本を読む予定。

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    2015年02月09日
  • こころの免疫学

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    いわゆる現代病で急増している「うつ病」などの精神疾患が脳や精神の問題だけでなく、体の問題、特に腸内細菌の減少が起因しているという話で非常に内容的に興味深い本でした。
    腸というのは第二の脳と言われており、腸の働きが脳に影響を及ぼすというのは驚きでしたね。
    精神病の特効薬は抗うつ剤の摂取ではなく、食物繊維や乳酸菌などの摂取による腸内細菌の増加を含めた規則正しい食生活の改善が大きいと説いており、トランス脂肪酸の摂取は危険であること、免疫力を高めるNK細胞の働きなど、なるほどな!と感心しっぱなしでした。
    コレステロールというのは別に悪い要素ではないという話も驚きでした。
    但し、精神疾患は食生活の改善が

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    2014年10月23日
  • 大ウンコへん

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    駄洒落をふんだんに取り入れて(?)面白おかしく書いているが、病気や健康、医療についてかなり怖いことが多く出てくる。
    確かに困った医者が増えているという話は聞くことがおおくなったが、彼らを輩出する医学部の内側から冷静に言われると・・・
    色んなことの組み合わせのバランスがくずれて、世の中がおかしくなってきていることを再認識したが、どうすることも出来ないのかなという無力感も。今の世の中がおかしいと思っている人も多いはずだが・・・

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    2014年09月15日
  • アレルギーの9割は腸で治る!

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    花粉症を克服したい!という思いから手にとった本。
    この本によると、花粉症はここ数十年で出てきたアレルギーだそうな。今まで春になると「今日は花粉がすごい。嫌だな〜花粉。」と、花粉をいやなものとして考えてきた。だけど、本当は悪いのは花粉じゃなくて、花粉を異物だと認識して異常に反応してしまう、自分の身体の免疫機能にあるのだ。その身体をつくってしまった要因は、清潔主義が徹底した「キレイ社会」に毒された腸にあるのだそう。腸内細菌を健康的に増やす方法も書かれていて、すぐに実践できる実用的なものばかり。
    最終章に書かれている筆者の言葉には、なんだかハッとされられ、感動すら覚えた。最後にその一部を抜粋。
    ……

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    2014年03月17日
  • できる男はウンコがデカい

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    人生をよりよく生きるには、自分自身の
    うんこを変えなさい。
    一日一回、デカい一本がお尻の穴からスコーンと
    出てくる毎日はあなたのビジネスライフを変え、
    自分を輝かせてくれるという、
    潔く清々しいタイトルです。

    本書を読むと排泄というものが、非常に大切で
    あるということ。そして、汚いもの・行為という
    イメージを変えてくれます。私も変わりました。

    以下、覚えておいて損はないこと一覧に。

    水に浮かぶのは、食物繊維が多い証だからよいうんこ。

    うんこの色は、胆汁の色。胆汁は肝臓で作られる
    消化液のこと。古くなった赤血球がはがれる
    色素でできている。黄褐色がやはり理想色。

    ウォシュレットをすると

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    2014年02月23日
  • マンガでわかる若返りの科学 なぜ糖質ダイエットが必要なのか?寝たきりにならずボケない生活習慣とは?

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    長寿遺伝子 サーチュイン遺伝子、
    寿命の回数券テロメア、
    ミトコンドリアエンジンと解糖エンジン
    血清アルブミンが3.5g以下=タンパク質エネルギー栄養障害
    エビゲノム=後天的遺伝情報=食生活を中止ににした生活習慣によって体質が変わる。
    長寿ホルモン=アディポネクチン、DHEA(デヒドロエビアンドロステロン)イワシ、納豆
    褐色脂肪細胞 カプサイシン、カプシエイト
    抗酸化力 活性酸素 ビタミンC、E、ポリフェノール
    抗糖化力 AGE 腸は糖分が嫌いだが脳が大好き。そこでAGEがたまる。メイラード反応。
    ミトコンドリア、ミトコンドリアイブ=アフリカの1人の女性に行き着く。
    ミトコンドリア病。
    若返り

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    2014年02月18日
  • 50歳からは炭水化物をやめなさい

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    ネタバレ

    ローソンで、雑誌コーナーの前に小さいカゴをつけていて、その中に入っていた。2012年の本だけど、「糖質制限ダイエット」がブームで、売れるということで置かれたのだろうか。

    体はエネルギーをつくりださなければいけないが、50歳までは、普通に炭水化物をとってもかまわない。それを「解糖エンジン」と言っている。

    しかし、50歳をすぎると糖分を燃やす必要がなく、細胞のミトコンドリアによる「ミトコンドリアエンジン」切り替える必要があるという説。「ミトコンドリアエンジン」は、「解糖エンジン」が邪魔しなければ、キチンと酸素があれば働く。
    そうすると寿命の回数券、テロメアにも影響する。

    筆者は昼に玄米を少し

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    2014年01月26日
  • 「腸スッキリ!」健康法 腸内環境を整えて、体も心も万事快調!

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    腸内研究第一人者による腸をベースにした健康法の指南書。これまでの著書と内容的には変わりはないが文庫版で読み易い。

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    2014年01月13日
  • 50歳からは炭水化物をやめなさい

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    炭水化物ダイエットで減量ができた、一方で、炭水化物をしっかり食べないと糖分が減って頭脳労働に悪影響を及ぼす、体が成長しない等の意見があり、ダイエット本を何冊も読んでいた私は混乱していました。

    そんな私(今年の誕生日で50になります)に明確な指針を与えてくれたのが、この本でした。50歳までは(若いうちは)糖質を食べて細胞を大きくする、活性化するのが大事だが、50歳からは逆に、その糖質が細胞の老化を、活性酸素がでることで加速させるそうです。

    今年の正月(2014)に34年以上振りに中学の同期と飲み会をやりました、かつて野球部や陸上部でスポーツマンだった彼等の体型をみてビックリ、最近手術を行った

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    2014年01月19日
  • 笑うカイチュウ

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    私は痩せている。が、小食ではない・・・。なんとなく、カイチュウと共存しているのではと、ゆかいに想像している。

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    2013年11月26日
  • できる男はウンコがデカい

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    貧弱なウンコしか出していないくせに、それを振り返ることすらしない、そんな男に喝をいれる本。
    腸を知り尽くした著者の、良い生活のためのメッセージ。ウンコがでかければ全てうまく行く。納得できる。
    何と言ってもタイトルが凄い。男と限定してしまうのはどうよ、という気もするが、ウンコだけでなくチ○コの話もあるので止むを得ないか。
    スマホでウンコが小さくなる。人はウンコとともに生まれてくる。ウンコの大きさは間違いなく精神力に比例する。
    必見の名言ばかり!

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    2013年06月22日
  • 50歳からは炭水化物をやめなさい

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    腸と大便の専門家による健康本。炭水化物の他には、2種類の食物繊維の取り方や、大腸菌との付き合い方(除菌しすぎるとO-157みたいな弱いのが生き残ってしまうので良くない)といった話題などが参考になった。

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    2013年06月09日
  • 「ばっちいもの」健康学

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    この先生のことを知ったのは、「イヌからネコから伝染るんです」という本でした。
    犬を飼ってた私は、この表題を見て手に取らずにはいられませんでした。

    上記の本は、愛犬、愛猫のことを家族同然に、あるいは恋人のように思って暮らしていても、犬と猫と人は違う。動物を通じて感染する病気があるのだから、そのあたりの知識を身につけ、節度ある距離感を持って暮らしましょうという主旨の内容でした。

    この本は、普段人から「ばっちい」と毛嫌いされているものたちに焦点を当て、汚いと嫌われているけど、実はこんな良い働きをしているんですよ。この嫌われ者がいなくなったら、こんな風に困るんですよ。と、切々と主張する内容となって

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    2013年07月21日
  • 笑うカイチュウ

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    ネタバレ

    「私は猫になりたかった(西江雅之著)」以来、学者の書いたもので面白いものに出会ってなかったが、これは面白かった。
    最初の話が「カイチュウの卵とじ」。タイトルで度肝を抜かれる。
    「寄生虫がアレルギー反応を抑える」という話は、医学界に一石を投じるものだと思うし、「セックスの氾濫が男性を衰えさせる」というのは現代の日本に対して警鐘を鳴らすものだろう。
    「住民をいたずらに不安に陥れてもいけないが、恐ろしい病気にかかるという不安も伝えなければならない」と、寄生虫による病気について語った部分は原発事故の自治体の対応を連想させる。
    「最近の医学の進歩で、多くの薬を使うようになったことが、人の免疫能を低下せて

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    2013年03月28日
  • こころの免疫学

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    「こころの病気」を防ぐには「こころの免疫力」を高める必要がある。そのためには、(薬に頼るのではなく)遠回りでも正しい食生活を送って腸内細菌を活性化することが重要。納得できる箇所も多かった。

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    2013年03月27日
  • 笑うカイチュウ

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    イタズラに恐怖心をあおるつもりはないですが、
    あなたは寄生虫に寄生されてはいませんか。(笑

    ひじょーに面白い。

    ここで、作者の危惧していることが、
    あぁ日本だなと思うことなので抜粋したい。

    日本では寄生虫学が衰退していってるそうだ。
    なぜか?
    それは日本にはほとんど寄生虫による症状がなくなってきているからだ、

    存在しない病気の勉強なんていらないんじゃないって単純な理由。

    こんなことでいいのか?

    確かに日本ではないかもしれないが、
    世界で、これほど感染している症状もないのに。

    ってね。

    「世界に目を向けると半数の25億人がなんらかの寄生虫を保有し、三分の一が寄生虫病になやまされて

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    2012年11月20日
  • 踊る腹のムシ グルメブームの落とし穴

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    「踊る腹のムシ」4

    著者 藤田紘一郎
    出版 講談社

    p251より引用
    “しかし「魚食日本」が知った「生の魚の味」をそのまま、獣肉
    にあてはめて生で食べるのは危険きわまりないことだと、僕は思
    うのだ。”

     寄生虫学者である著者による、人の食生活と寄生虫に関する話
    をまとめた一冊。
     サナダムシをお腹に飼う話からグルメな生食の危険性について
    まで、ダジャレを交えた楽しい文章で大切なことが書かれていま
    す。

     上記の引用は、生肉の危険性について書かれた章の一文。
    最近話題になった生肉の話といえば、牛生レバーの事ではないで
    しょうか。法律で禁止される事になったのですが、そこに至るま
    でに何人も

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    2012年10月10日
  • 体にいい寄生虫 ダイエットから花粉症まで

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    ネタバレ

    面白い!内容が内容なだけに記憶に残ります^^;

    寄生虫を食べ返す作者は面白そうな人に違いありません!

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    2012年06月17日