藤田紘一郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
大学の医学部には「寄生虫学」という分野があるものの、寄生虫被害自体が減少したため学問としての存続危機を迎えている、と記されたのが1999年の本書出版当時のこと。あれから四半世紀、現状どうなっているのか気になるところではある。
実は、1999年当時でも既に花粉症やアトピー性皮膚炎などの疾患者増加が見られ、人の体内から寄生虫がきれいサッパリいなくなったのが原因ではないかと考えられていた。清潔好き潔癖症日本人が逆に生物としての抵抗力を阻害していたのは文明の皮肉である。
ちなみに個人的体験だが、田舎育ちの小学生時代、大便中にお尻からサナダムシが出て来たことがあって引っ張りだそうとするも、滑って失敗。そ -
購入済み
絵がリアルすぎて
実在の研究者の伝記 という形態を取っている。ストーリー内容そのものはなかなかに面白く、天才肌の研究者にありがちな奇矯な言動をよく描き出している。しかし絵が特に寄生虫の絵がリアルすぎて、読んでいて嫌悪感を覚えてしまう。
-
Posted by ブクログ
母から勧められて読んだ本。
うちの子が風邪を引かないのは、やはり私が除菌出来るものを一切もっていないからかな?!
…と言うのは冗談として、
結論、発酵食品を摂る、食物繊維を摂る、夕食は早く食べる、3食食べる、よく寝る、よく遊ぶ、笑う、って言う、まあ「規則正しい生活」と言うことなのかな。
でも、いろんな菌を貰うために除菌し過ぎない!くらいは可愛いもんだけど、「自閉症の子は腸内細菌が少ない!」とか、「アレルギーは添加物のせい!」とかって、結局全部「母親責任論」になってしまわないか心配。
あなたのお子さんが自閉症なのは、3歳までの食生活が原因です。なんて言ったらどうなっちゃうのよ。。。 -
ネタバレ 購入済み
肥満防止策
一部ご紹介します。
・脂肪や糖質の多い高カロリーの食事を、時間を問わず、食べたい時に食べる行為こそが、デブ菌の増殖を促す元凶。
ポイっと口にお菓子を入れたり、脂肪分たっぷりのお惣菜を食べることは「デブ菌にえさを与える」行為に他ならない。
・どんなに優れた食品であっても万能ではない。一つの食材で全ての栄養素を十分に備えている万能食など存在しない。
それ故、ダイエットフードは常時、数種類を用意すべきである。食事に飽きないためにもだ。
・食欲で幸福感を満たそうとすると太る。ストレスを感じると人は食べ過ぎてしまいがちだ。
・肥満は「現代の疫病」である。食事の欧米化、運動不足、抗生物質の過剰 -
Posted by ブクログ
ネタバレ藤田先生の他の著作も読んでいるので大発見があったわけではないが、読みやすくてわかりやすいので腸と免疫について知りたい人におすすめ。字が大きいのは、認知症が気になり始めた年代の人向けだから??
活性酸素が体内で増えすぎないようにするため、抗酸化物質を含む食事を多くとる。腸内細菌にも強い抗酸化作用があるものがある。
善玉菌・悪玉菌、日和見菌のベストバランスは2:1:7。
若返り菌・エクオール産生菌はぜひとりたい。大豆などに含まれるイソフラボンを分解したときに作り出される物質らしい。
理想の便はバナナ三本分(1本100グラム)!
いい油をとる、水をよく飲む、糖質をとりすぎない、運動する。酢キャベツ、