藤田紘一郎のレビュー一覧
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毎年この時期は花粉症に悩まされます。基本的に薬には頼りたくない性格なので、食事療法による緩和を目指していろいろやっています。中でも、テレビで観た「ヨーグルトを食べることで腸内環境を良くなり、花粉症が和らぐ」というのを信じて実行してきました。しかし、具体的にどういうことで良くなるのかは分っていませんでした。そこで、この本が目に止まったため読んでみることにしました。その結果、花粉症やアトピーといったアレルギーは”キレイすぎる”現代社会が原因であることが分かりました。キレイすぎるために腸内に昔は存在していた寄生虫がいなくなり、アレルギーを抑制する成分が不足し、アレルギー反応が起こり易くなっているそう
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ネタバレチェック項目18箇所。本来、人間には100歳まで元気に行き続ける遺伝子が備わっているということをご存知でしょうか、しかも、生き方しだいでは寿命を125歳まで延ばすこともできるのです、もちろん、介護されて長生きするのではありません、自立した生活を送りながら、社会の支え手の一人として、元気に125年の人生をまっとうするための方法があるのです。私たちは、50歳になったら、エンジンの燃料となる「食生活」を大きく転換する必要があるのです、「解糖エンジン」は糖分を燃料としてエネルギーを作るエンジン、「ミトコンドリアエンジン」は酸素を燃料としてエネルギーを作りだします。「炭水化物は太る」というイメージをもつ
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水に関する本。特に、ミネラルウォーターに関する説明が素晴らしい。
著者はいわゆるお医者さんで、水に関する深い知見を持つ。自らも毎日数種類のお水を場面によって切り替えながら飲んでいるという水の達人。
本書では、水の成分から効能、そのときの体調に対するベストなお水の種類、料理に適するお水、等々、幅広く水について解説してくれる。
血液型によっても適するお水は異なり、O型とB型はもともと免疫力が強く、一方で、A型とAB型は免疫力が弱いため、それを補うような成分を持つお水が推奨されている。
いろいろと紹介してくれており、便秘の場合などには硬水が好ましい。が、総じてアルカリイオンの軟水をとるのが簡単 -
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「イヌからネコから伝染るんです」5
著者 藤田紘一郎
出版 講談社文庫
p57より引用
“最近居酒屋で流行しているのが「地ドリのレバ刺し」だ。
じつは、これを食べて、
イヌ・ネコ回虫症にかかる人が最も多いことが僕たちの調査で
明らかにされた。”
寄生虫学者である著者による、
人畜共通感染症についての一冊。
ペットからうつる病気からペットとヒトの絆についてまで、
我々にとって身近な存在について書かれています。
上記の引用は、
イヌ・ネコ回虫症の感染経路についての一文。
トリだけでなくウシやブタの肝臓や肉を、
生で食べた場合も感染の可能性があるようです。
ここ最近の事件を思い出してみても、 -
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「サナダから愛をこめて」5
著者 藤田紘一郎
出版 講談社文庫
p268より引用
“したがって、感染症にかかった場合には患者自身が、
その病気にどう対処したらよいか、
どこの病院の誰を訪ねればよいか、
などを日頃から考えておかなくてはならない、
ということになる。”
寄生虫学者である著者による、
寄生虫などによる感染症について書かれた一冊。
それらの中でも海外で罹るものを中心に、
著者の経験を交えた事例が数多く書かれています。
上記の引用は、
日本の医者の現状について書かれた項の中の一文。
かつては日本でも当たり前だった感染症が、
ほとんど見られなくなった為、
それらの知識を持った医師 -
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ウンコがでかい=腸内環境が良い
大便とは「身体からの大きな便り」である。
タイトルに惹かれて手に取った本だったが、予想通りとても面白い内容だった。目次を眺めているだけでもいい。「男とは本来、ウンコ好きである」、「かつて日本人のウンコはデカかった!」などである。
「人の精神力は、ウンコの大きさに表れます。これは間違いのないことです。」62
一見ふざけているように見えるが大真面目でそれが面白い。暇なときにパラパラとまためくってみたい。
ウンコを大きくするためには食物繊維をたくさんとることが大切である。ウンコの半分は腸内細菌とその死骸であり、食物繊維は腸内細菌を増やす材料である。つまりウンコが -
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ネタバレ読んで良かったです。勉強になりました。
ガンは細胞の老化なので、長生きすれば必ずなるもの。いずれなる症状と捉えて、自身の死生観をもっと明確にしておきたいなと思いました。どのように生き、どのように死にたいか想定しておく事が大事。
以下個人用メモ
治そうと頑張るよりも、食事や生活改善でガンをおとなしくさせて、つきあいやすい隣人へと手なずけていけたらそれでよい。
前立腺がんは、男性ならば、歳をとれば誰でもなるがん。75歳以上の男性ならPSA検査は必要ない。75歳くらいになると、進行がとてもゆっくりであるため、今すぐ命にかかわることにはならない。
身体の中で慢性炎症が発生しているかどうか調べる