あらすじ
寄生虫を愛するあまり、自分の体で飼い始めてしまった、カイチュウ博士。ヒロミちゃんにサトミちゃんと名前も付けて、大まじめに人体実験を試みた結果は? 寄生虫でダイエットに成功した世界的有名人のエピソード、花粉症やアトピーも寄生虫で克服できるという医学的根拠など、ビックリ仰天の面白エッセイ。寄生虫と人間のとってもいい関係……カイチュウ博士がおなかでサナダ虫を飼って人体実験!
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Posted by ブクログ
お尻から出てきた寄生虫をひと目見ようと悪戦苦闘、結局ぎっくり腰になるくだりで爆笑。筆者は、生のシラス(ほんとはシラウオ)を食べ、お腹に寄生虫がわくと、ヒロミちゃんと名づけ、「お腹を冷やさないようにと、腹巻をしたり、暴飲、暴食をしないようにと、急に胎児を育む母親のような気持ちになってそわそわしはじめたのだ」。この愛情。
他にも、寄生虫や結核の感染と花粉症との関係、アリの脳を狂わせ、自ら羊に食べられるよう仕向ける槍形吸虫や雌雄問わずカニを去勢するフクロムシなど興味深い話がてんこ盛り。
Posted by ブクログ
寄生虫はアレルギーの抑止、ダイエットに有効か?だれもが気になるテーマだと思う。この自称について、藤田先生自ら、また実際に他にも寄生虫を取り込んでみた人たちの話があり、とても興味深い1冊。私も本当に有効なものなら寄生虫を飼いたい!!でも、この本を読んだ限りではまだまだ。。。アレルギー、ダイエットに有効でヒトの体に負担を与えないような寄生虫っていないのかな??
Posted by ブクログ
「体にいい寄生虫」3
著者 藤田紘一郎
出版 講談社
p69より引用
“しかし、脂肪は敬遠したが、結果的に食べ過ぎが起こった。低
カロリーのものなら安心という錯覚も、肥満増加の一因だという。
”
寄生虫博士である著者による、人間と寄生虫の関係について書
かれた一冊。
生しらすを食べた話から寄生虫の有効性についてまで、楽しい
文章が写真とともに記されています。
上記の引用は、アメリカでの肥満について書かれた項での一文。
食べるにしても食べないにしても、何事も程々というのがいいよ
うに思います。
白黒ではありますが、寄生虫やそれに感染された患者さんの患
部の写真が多数ありますので、読む人を選ぶかもしれません。
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