濱野大道のレビュー一覧
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この日本においても。
商店街や駅、電車の中まで監視カメラが配置され、
道路ではNシステムがクルマのナンバーだけでなく運転者や同乗者の顔も常に記録し
街なかの監視カメラには人の動作から不審者検出する機能が盛り込まれたり
駅には顔認証改札が導入されたり
駅を通行する人の顔を前科者や仮出所者のリストと照合しようと企んだり
健康保険証や運転免許証と合体させて国民IDカードを全国民に常に持ち歩かせようとしていたり
キャッシュレスやポイントカード、通販に誘導して個々人の購買履歴や趣味嗜好が記録されるようにしたり
ポイントアプリや健康アプリなどがアプリ起動中だけでなく常に位置情報を取得して、個人の行動を完全に記録していたり。
本書が暴いた中国のシステムは他人事ではなく、いま日本が目指している姿なのかもしれない -
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END TIMES
Elites,Counter-Elites,and the Path of Political Disintegation
数理モデルにより歴史の法則を導く「クリオダイナミクス(歴史動力学)」による分析。
不安定性をもたらす四つの構造的要因:
①潜在大衆動員力へとつながる大衆の貧困化
②エリート内の対立を引き起こすエリート過剰生産
③財政の健全さの悪化と国家としての正当性の低下
④地政学的要因
本書出版時点ではトランプは再選されていないが、モデルによれば2020年代に不安定性が恐ろしいほど高まる。
革命的状況から抜け出す道はふたつ。支配階級が最終的に打倒されるか、社会システムの適正なバランスを取り戻し、大衆の貧困化とエリート過剰生産の傾向を逆転させる道。現状は悲観的に思える。
【目次】
はじめに
第1部 権力のクリオダイナミクス
第1章 エリート、エリート過剰生産、危機への道
第2章 一歩下がって全体を見るー歴史の教訓
第2部 不安定性の要因
第3章 「農民はいつも反乱を企てている」
第4章 革命部隊
第5章 支配階級
第6章 なぜアメリカは金権国家なのか?
第3部 危機とその余波
第7章 国家の崩壊
第8章 近未来の歴史
第9章 富のポンプと民主主義の未来
謝辞
付録1 新しい歴史の科学
付録2 歴史のマクロスコープ
付録3 構造力学的アプローチ
解説/尾上正人 -
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ネタバレアメリカ人 アメリカという国のことを知る上で役に立つ本だと思います。
アメリカの成り立ちインディアンたちに対する分析 意見とか
アメリカという国は人類史上最大最強最凶最悪の軍事国家だとしか思えません。
倫理とか道徳とか人道とか善とか正義とかそういうこと以前に力づくでそうやって軍事的戦争的なことばかりをして成り立って今まで来た国だと思います。
アメリカの今までの実業家、政治家、軍人たちは 確かにすごいです。
ですがちょっと調べればわかることですが、皆 先住民たちを迫害し、虐殺し、追い出し、利用し、食い物にしてきた人たちばかりです。
日本人も日本も今だに散々好き放題やられてきています。
それとアメリカとか世界中では弁護士とか法律系の人たちが随分と重要な仕事をたくさんしてきていたことが分かります。
何かの色々なことのたびに少しずつアメリカの国が国民がまとまっていったというのはとても的確な意見です。
日本も日本人もそうでした。
それと、色々な映像や写真で見るアメリカ人の白人や黒人の女の子たちとかが可愛いなとか綺麗だなとか思っていても、本書の中でそういう人たちが何か戦争のたびに工場で物資を作って送って戦争に協力していたことが書かれています。
よく考えてみましたら、そういったアメリカの白人 黒人の女の子たちが私たち日本人のご先祖様達を殺し、障害者にし、日本中を爆撃することに協力してきた共犯者たちなわけです。
ですから、過去から今までのアメリカ人たちの日本人に対する経緯、世界中に人に対する経緯を考えれば、たとえ何があろうとも結局アメリカ人とは距離を取って接していくしかないということだと思います。 -
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わたしは、実は日本列島は数多くの自然災害の歴史的事実と脅威を考えれば、世界でも有数の過酷な自然環境の国土ではないのかなとも思います。
さらに湿度の高い暑さなども含めまして。
この本はイギリス人ジャーナリストの方の本です。
妙な話かもしれませんが、例えば戦国時代以前の色々な日本人の権力者、支配者、庶民、人々の暮らし、生活、習慣、文化、風習などを一番正しく知ることができるのは古代中国や宣教師たちが残した記録の文献がかなり信憑性が高いそうです。
江戸時代以前もそうだった部分もあるでしょうが、江戸時代以降に残されている記録はそのほとんどが改竄されたりしている可能性が高いそうです。
自然災害の話をするとき、予想される犠牲者の数があまりに多いと、現実感を薄めてしまうことがある。
すべての学者たち全員が、そう遠くない将来、東京ではかなりの高確率で大地震、地震による広範囲に破壊は不可避であり、町の広い範囲を破壊し、何万人も命を奪う、火災や津波を惹き起こす地震が発生することは不可避であり、地質学的に見てもその時期は差し迫っているという結論を導き出している。
南海トラフ地震も同様の予測で、地震と津波で太平洋沿岸で32万3000人が死亡し 62万3000人が負傷する恐れがあるという。
いつ起きてもおかしくはない南海トラフ巨大地震によって原子爆弾 4つ分以上の死者が出るかもしれないというのだ。
3.11の震災による死者は、100人を除く、ほぼすべて 残りの全員99%以上が津波に呑み込まれた溺死によって亡くなった。
人々はあらゆる種類の不満、要求、苦情を抱えていました。 でも苦情が口から出てくることはなかった。我慢と忍耐力によって人々はそういったことをすべて内に抱え込んでんでしまった。それは正しいこととは言えません。
私は時々、なぜ日本ではもっと単純な結論に至らないのだろうと不思議に思うことがあった。ある程度の不正不満の吐露、混乱などもう少し多めに見てもいいのではないか?
"がんばろう"という言葉にも私はいつも違和感を覚えた。「彼の辛い経験も、長期的には糧になる」という 言外の意味によって苦しむ人たちとの共感が逆に薄まる気がしてならなかった。
被災者の紫桃さよみさんは「子供達は見えない魔物に殺された」「表面的なものにしか目を向けることができない、日本人特有の何か」と言った。
ご主人様の隆洋さんは 全国各地から招待を受け 大川小学校の悲劇を語り継ぐ、講演活動を行ってきた。しかし 正直ショックを受けられた。参加者の意識はあまりに低かったことに。
「参加者にとっては将来また起こるようなこととは考えていませんでした。別の誰かの問題でしかなかった。まさか自分に起きるなどとは思っていなかったんです。誰もが危険性を見くびっていた。大川小学校でも教師たちはすべてを見くびり、何も真剣には考えていなかった」
「この機会を逃せば、多くの人が亡くなった今というタイミングを逃してしまえば、考え方や行動は変わることはないと思います。だから私たちは悲劇に本当の原因を突き止めようとしている。この災害について考えつつ その学習に迫ることを拒否すれば同じ悲劇が繰り返されるでしょう。けれどそういうふうに日本は機能している。それを変えることはできないんです」
日本人の美徳とされる、礼儀正しさは、自主性のない礼儀正しさではないのか。
私は日本人の受容の精神にはもううんざりだった。過剰なまでの我慢にも飽き飽きしていた。
大川小学校の児童の死は、宇宙の本質にあらたな洞察をもたらすものなのだろう。ところがそのレベルよりもずっと前の地点ー生物が呼吸し生活するー世界では児童たちの死は他の何かを象徴するものでもあった。人間や組織の失敗、臆病な心、油断、優柔不断を表すものだった。 宇宙についての真理を認識し、その中に人間のための小さな場所を見いだすのは重要なことに違いない。しかし問題はこの国を長い間抑圧してきた"静寂主義の崇拝"に屈することなく、それをどう成し遂げるかということだった。 日本に今必要なのは怒りに満ち、批判的で、決然とした人々、死の真相を求める戦いが負け戦になろうとも、自らの地位や立場に関係なく立ち上がって戦う人々だった。
世界中の多くの読者が疑問に感じることの一つが 2011年の震災から何が変わったのかという点だ。 どんな教訓が学ばれ、どのような新しい措置が取られたのか?似たような災害が再び起きたらーいつか必ず来るそのときが訪れるからーこれまで何が違うのか?
大川小学校での出来事は全体的な効率の悪さと準備不足が招いた悲劇的な例外だった。そこで起きた事例は日本全国の教師たちと地方自治体への注意喚起 となり マニュアルと避難計画の見直しや修正を促したはずだ。
震災の教訓から学び、変わっていかなくてはいけません。 -
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英国出身で東京在住のジャーナリストが著した東日本大震災に関する渾身のルポルタージュ。
ルポの核になっているのが、74人の児童が津波に呑み込まれた大川小学校の一件。裏山に逃げられる時間的余裕があったのに、学校側は運動場で約50分、生徒を待機させた。そして、避難を始めた1分後に津波に襲われた。その避難も川沿いの津波の来る方向へ誘導したものだった。
著者は、この事件について、実に綿密な取材を行い、死亡した家族の苦しみや葛藤など、生々しい証言を集めている。 かけがえのない我が子を失った親たちが、納得のいかない説明ばかりする学校側や教育委員会にぶつける怒りが強く伝わった。また、助かった子どもの親族、子どもの遺体が見つかった親族、見つからない親族おのおの違う立場から生じる機微や憎しみ、諍いも、十分な取材で鋭く分析されており、読んでいて、いたたまれない気持ちになった。
この本で著者がもう一つ強く伝えたかったのが、震災後、頻繁に起きた心霊現象。多くの人が幽霊を見たと訴え、交霊や除霊を行ったりしたという。遠野物語やイタコに象徴される東北地方の民族性や東北人特有の忍耐強さにも触れ、外国人の視点から、再三、津波に襲われてきた彼の地の特性をスピリチュアルな側面も含め、表現したかったのではないだろうか。
それにしても、最高裁の判決で、市、県から14億円以上の賠償を勝ち取りながら、大川小学校長の行動や問題となった教諭の証言の真偽、説明責任について言及がなかった点はふに落ちず、勝利感を味わえなかった原告団に対し同情の思いを持った。
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小川糸さんの本を読んで、この本の存在を知りました
先日のNHKでは南海トラフが起きたらという番組もしていました。たまたまこの時期に読み終わることになりました。
仙台空港にも行ったことがあるし、松島や福島にも行った
テレビで津波のニュースを見た時、信じられなかった。大川小学校のドキュメンタリーも見た
人災だと思った
さらにこの本。
外国人目線からの道北、事実、生き残った人たちの苦悩、真実を知りたいだけなのに何年もかかること、震災の後の人間関係、霊の存在
12年経つ今も、苦しんでいる人がたくさんいる
本当に起きたことだと知っている事と、現実は違いすぎて、本当の理解はできないと思う
だからこそ、忘れないようにだけはしたいと思った