ロビン・ギャビー・フィッシャーの作品一覧
「ロビン・ギャビー・フィッシャー」の「異常殺人―科学捜査官が追い詰めたシリアルキラーたち―」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ロビン・ギャビー・フィッシャー」の「異常殺人―科学捜査官が追い詰めたシリアルキラーたち―」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
3.8かな。面白かった。しかし、著者自身の話が多いところと、時系列がいじられててわかりにくいところが難点。
著者のポールの生い立ちや最初の妻のローリーの話、二人目の妻のシェリーの話など、私生活の話がいろいろ出てくる。最低限度より多く、ノンフィクションであるなら、別に省いても良いような話。
この本の読者が求めているのは、どうやって犯人を見つけたり、捜査をしたりしたのかであり、ポール自身の私生活についてはさほど興味が無いんじゃないかなと思った。つまり自分がそうなので。
だが、書かれている。
ということは、捜査官も一人の問題を抱えている人間だとアピールすることで、どれだけ犯人の思考をたどれても(犯
Posted by ブクログ
「異常殺人」という邦題からはシリアルキラーの捜査を中心に書かれるのかと思っていたが、どちらかというとポール・ホールズさんの自伝のようなものだった。
「未解決殺人クラブ」でミシェル・マクナマラさんの話が出てきていたので、もう少し登場するかと思ったが、ミシェルさんはホールズさんの捜査官人生の中ではほんの少しの期間しか接触していなかった。しかし最後の最後にGSKの逮捕の重要人物になったのもミシェルさんとの関わりの中で起こったことだったし、もう事実は小説よりも奇なりを地で行くような話だったなあ、と思う。ミシェルさんの死が薬物過剰摂取というのが哀しい。
日本では、シリアルキラーがパッと思い浮かばない。
Posted by ブクログ
未解決事件を、数十年かけてとうとう犯人逮捕まで追い詰めた科学捜査官。
一言で言えばそうなんだが、実のところそんな「格好いい」話では全くなかった。
著者はおそらく使命感で立ち向かったよりは、こうした事件に依存しないと生きていけなかったのではないかと感じた。事件解決というより、この人の人生の展開を見るような内容だ。
私生活で奥さまやお子さまとどう向き合って、何が破綻したのかなんか、本当は気にならないようなもんなのだが、この本に限って言えば、意味があったような気がする。
本当は、家庭が必要なかったのかもしれない。
でも、家庭がなかったらどうなっていたのか。
その家庭、特に奥さまが、あたしを見て
Posted by ブクログ
未解決事件の解決に人生を捧げる科学捜査官ポール・ホールズによるノンフィクション自叙伝。
1990年代に大学卒業後、毒物検査官になり、その後科学捜査官に転職し、様々な凶悪事件の捜査に関わっていく様子が綴られる。未解決事件の解明に没頭するあまり、うまくいかないプライベートも赤裸々に語られる。DNA解析が本格的に犯罪捜査に用いられる過渡期の内幕を知ることができる。
アメリカでは今も2000人ものシリアルキラーが活動中だそう。科学技術の発達は事件解決の助けとなる一方で、犯罪そのものをより高度・複雑化させるだろう。心身をすり減らしながら未解決事件の解明に奔走する捜査官には頭が下がる。