栗木さつきのレビュー一覧
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2年ほど前からずっと読みたかった本だがなかなか機会がなかった。読み終えた直後の感想は「もっと早く読んでおけばよかった」である。
著者の主張は単純明快で、あとがきにもある通り「行動を起こすときには、自分のwhy(大義、理想)を明確にし、それを軸にしてすべてを始めなければならない。それができて初めてhow(手法)を考えることができ、その結果、WHAT(成果)をあげることができる」というものである。
類書でいえば、whyは「ビジョン、クレド」でありリーダーが持つもの、howを担うのは軍師役、といったところか。
いままでも、プロダクトやサービスでwhyとhow・Whatがかけ離れている「気持ち悪 -
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ネタバレ今年度ベスト1候補。断トツスゲーノンフィクションである。
あの「EAT&RUN」の主人公、ウルトラマラソン、100マイルトレイルで数々の驚愕記録を打ち建てた、レジェンドランナーのスコット・ジュレクとその妻ジェイルーの新たなる挑戦。
年齢を重ね、レース第一線から身を引いたジュレクが挑む、アパラチアトレイル(AT)最速完全踏破記録(FKT)の物語。
技術や知識的な記録を期待して読むと残念なのかも知れない。なぜなら、この本は限界を超えた挑戦に対するジュレク・ジェレミーからみた、夫婦の絆、友情、自然との対峙、絶望と希望…あらゆる感情と真摯に向き合う物語だからだ。
俺は限界まで何かに挑んだことはあ -
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なぜ私は自然が好きで、走ることや園芸が好きなのか、その理由がわかった。
本から
Nature Fix
「どこにいるか」が幸福度を左右する
予測誤差
人間の細胞が環境を敏感に察知するのを知っていた
人はどんな文化であれ時代であれ「見晴らしが良く、かつ安全に身を隠せる」自分の城が欲しいと思っている
自然には人間を元気にする力がある
「自然欠乏症」
「ネイチャー・ニューロン(自然の神経細胞)
自然こそが人のふるさと
芳香性揮発物質、フィトンチッド
土から採取したカビの胞子からペニシリンをはじめ重要な抗生物質を人工的に作ることが出来る。土には人間を癒す力があるのだ。
マインドフル -
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ワーキングメモリとは長期記憶の事らしい。例えて言うと、九九とかそろばんとか。ベースをすぐに思い出せる状態にしておくと、複雑な計算をするときにそれを組み合わせるだけで処理ができる。みたいなもの。もちろん鍛えるにはそれなりに根気が必要だし、訓練も必要。九九を習った時に一生懸命覚えたのと同じ。今は脳の情報量の多さで決まるIQの数値よりも、身に付けた基本の記憶をその場面に応じて、選んで連結するようなワーキングメモリの方が、知性を測るのに適しているのではないかと言われているらしい。ワーキングメモリは料理や運動などにも関係しているので、強化すれば勉強はできるのにそれ以外の事はサッパリできない、というような
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