栗木さつきのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
副業のタスクに悩殺されて悩んでいた俺には本当に勉強になる一冊だった!
結論、シングルタスクを極めなさいという内容だったんだけど、シングルタスクをやるための環境整備をすることが重要なんだと感じましたわ。
例えばだけど、あれもこれもやらなきゃいけないと考えながら仕事をするのは全く良くなくて、一つのことを集中的に終わらせる方が脳のリソースを食わないっていうことを身をもって体験することができた。
そのためにも期限が近いタスクからしっかりと消化していくということを意識していく必要があるし、スケジュールも大切な考えに立ってくる。
全てはシングルタスクをするために必要なことなんだなというのがわかったオススメの一冊!
忙しい人ほど是非読んでみてほしい! -
Posted by ブクログ
ネタバレ長い月日を経て、かつて同じ大学の英文学部の文芸団体「レイヴン・ソサイエティ」で物書きとしての腕を磨きあった旧友達が再び集う。
きっかけは師の没後25周年を偲ぶ式典。
当初来る予定のなかった友人達の中心人物レインから突如届いた参加の意。
学校そばにある″氷の洞窟″で古い人骨が発見されたことに端を発しているとしか思えない。
表面的な懐かしさもそこそこに、各自に去来する過去の秘密、レインと交わした誓約に思いが巡るそわそわ感。
「もし彼女の死体が発見されたら、私たちはこここに戻ってきて、全員で目前の問題に対処する」。。。
旧友邂逅に潜む語られない秘密、創作を学ぶ場を下地にした物語展開、海外ミステリあるある全開な設定なんだけど、やっぱり惹きつけられる。
現在と過去を行きつ戻りつしながら語られる、現在地点から見たときの友人達との関係性のギャップ、いびつさが、この隙間を埋めるはずである秘密を際立たせ、一体何があったのかとどんどんページが進む。
語り手であるエレン(レインの親友)の人柄が癖なく誠実で好感が持てるのも、この王道な展開にして飽きを感じさせずに物語に没入させてくれることに効いているのだと思う。
何と言っても当の嵐の中心、レインの不在。
突然の出席の意が届いた後は、ぱったりと音信不通。
待てど暮らせど現れる気配はない。
外は猛烈な吹雪が始まっており、立ち往生している可能性もあるという現実的な説明もあるにはあるが、やはり何か魂胆めいたものを想像してしまう面々の内面に巣食う不安の表し方が秀逸。
話の筋は全く違うけど、この「不在の力」は『レベッカ』を思い起こさせるものがあった。
終盤のクリスティオマージュ的な展開になってからは、ばたつきが多く逆にちょっとありきたり感の方が優ってしまったが全体として中々に面白かった。
デビュー作『乙女の湖』以来、22年ぶりの邦訳とのこと。
解説三橋さんによれば、当時は『飛蝗の農場』や『半身』が席巻していて(懐かしい!!)埋もれてしまったとの見解だが、本国ではその後2度のエドガー賞(メアリ・ヒギンズ・クラーク賞)を受賞しているサスペンス作家としての実力者。
今後、過去作の邦訳も期待な作家さん。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ決闘裁判というものがあることを初めて知った。決闘に勝利した側の正しさが認められる一種の神明裁判らしい。
神明裁判というと日本史の授業で盟神探湯を習った覚えがある。どんなものなのか覚えていないので、Wikipediaで調べてみた。
対象となる者に、神に潔白などを誓わせた後、探湯瓮(くかへ)という釜で沸かした熱湯の中に手を入れさせ、正しい者は火傷せず、罪のある者は大火傷を負うとされる。毒蛇を入れた壷に手を入れさせ、正しい者は無事である、という様式もある。あらかじめ結果を神に示した上で行為を行い、その結果によって判断するということで、うけいの一種である。
(Wikipedia盟神探湯)
決闘で決めるのと比べると穏やかな気もしつつ、魔女裁判っぽい感じもある。
証拠とか論理とか、そういうものの埒外で決着させるという意味で、決闘裁判も盟神探湯も同じだと思った。わりと平和な法治国家に生まれてよかった。納得いかない理由で抗弁も出来ずに虐殺されるような死に方はしたくないので。
一方で、論理的な方法では証明が難しい形で辛い目に遭った人、この本でいうならマルグリット。この人が救われるためには、もうこんな方法しかないのかもしれない、とも思う。
科学捜査が発展した現代ならともかく、中世ヨーロッパの科学の水準ではこの事件の真相を証明することはたぶん難しい。
この事件が現代の出来事であれば、科学的な証拠をもって真相を明らかにできたと思う。でも、当時は出来なかった。
この本はどちらかというとカルージュ側(原告?側)に紙幅を割いて書かれているから、そちらに肩入れして読んでしまう。決闘の結末には快哉を叫んでしまった。でもル・グリ側の視点で、本当は無実だったら、と想像するとゾッとするし、決定的な証拠はないんだよな、ともやもやしたものが残る。
人間、数百年で飛躍的に発展しててえらい、と思ったし、今はまだ解明できないあれやこれに苦しんでいる人たちも数百年、いや、数十年、もしかしたら数年後には救われる未来があるかもしれない。未来はたぶん今よりは明るいと思った。
良い読書だった。 -
Posted by ブクログ
「自分と向き合いたいけど、何から始めたらいいかわからない」人向けだと感じました。
翻訳書特有の言い切った言葉遣いで書かれているため、「もう少し柔らかい言葉の方が好き」な方には向かないかもしれません。
また、「今すぐ実行したい!」とお考えの場合には、もう少し分かりやすく書かれた書籍の方がいいかもしれません。
ただそれだけに、内容はとても深いです!
バレットジャーナルを始めようと思っている方
頭の中のゴチャゴチャを整理したいと思っている方
自己分析ができるようになりたい方…
「バレットジャーナルの本質」を深く知り実行したいとお考えの方には、寧ろこの本一冊あれば十分ではないかな?と思います。
私個人としては、まだ自分のことも何も分からなくて、何がしんどいのか分からないぐらい「もうダメ!」という時に藁にもすがる思いで出会いたい本だと感じました。