あらすじ
人々を感激させるのは「WHY」の力だ。
TEDで6000万回以上再生された講演動画
「How great leaders inspire action」から生まれたベストセラー!
理念を掲げて社会を巻き込む力をもつリーダーには共通点がある。
それは思考を「WHAT」からではなく、「WHY」から始めるという点だ。
世の中には「形式上のリーダー」と「本物のリーダー」がいる。
「形式上のリーダー」は、権力のある座につき、影響力をもつ。
しかし「本物のリーダー」は、私たちを感激させ、奮起させる。
「本物のリーダー」は、私たちに「WHY(理念と大義)」を語る。
それこそが組織の内外の人たちのやる気を起こさせる。
だが「形式上のリーダー」は「WHAT(結果)」だけを語ってしまう。
人々が従いたくなる〈インスパイア型リーダー〉になるための思想と行動とは?
アップル、サウスウエスト航空、スターバックスなどの事例から、アメリカの人気コンサルタントがお教えします。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
10年以上前から気になっていたベストセラー。
ようやく読めた。
why型リーダーの重要性はよくわかった。
…が、という点はよく咀嚼して考える必要あり。
傑出したリーダーが世に出る、身近に現れることを期待するのではなく、自身がどう動くか?
Posted by ブクログ
TEDの内容よりもより濃ゆい内容でした。
ビジネスでも、シンプルかつ短いセンテンスで核心をつくメッセージが必要な場面がありますが、本著で述べられているロジックはとても参考になります。
Posted by ブクログ
なんのために起業し、働くのか、それが大事なのだ
自分たちの理念はなんだったのだろう?いま現在、利用可能な全てのテクノロジーと市場機会を考慮したうえで、その理念に生命を吹き込むには、なにができるだろう?
どこかに帰属していたいという願望は、理性から生じるものではなく、どんな文化であろうとすべての人間が持つ普遍的なものだ
WHYを明快にする
HOWは名詞ではなく動詞を使う
誠実→常に正しいことをしよう
イノベーション→問題を違う角度から眺めよう
終始一貫したWHATを貫く
技術を雇うんじゃない、姿勢を雇うんだ。技術はいつだって教えられる
Posted by ブクログ
NASDAQに上場しビリオネアとなった企業経営者にインタビューした時に聞いたおすすめ本の一つ。
内容はAppleやウォルマート、サウスウエスト航空など、2000年代の話が古く感じられるが、重要なのはWHYから始まっている事を心に刻むこと。
特に印象的だったのは、セロリ・テスト。
以下、気になった箇所の抜粋:
アメリカの鉄道会社の例:
とてつもない成功をおさめ、アメリカの風景さえ変えてしまうと、WHYを意識し続けることは、重要なことではなくなった。すると、自分たちのWHATにしがみつくようになったー「我が社は鉄道会社だ」と、自分をがんじがらめにしたのである。
あまりにも長い間同じ手法をとってくると、新たなテクノロジーに対抗したり、新たなものの見方を獲得したりするのが、ますます辛い任務になる。
初心、大義、信条といったものに立ち戻っていれば、業界の変化に対応出来たかもしれない。「競争に勝つには何をすべきか?」と自問するのではなく、「そもそも、自分たちの理念はなんだったのだろう?今現在、利用可能なすべてのテクノロジーと市場機会を考慮したうえで、その理念に生命を吹き込むには、何ができるだろう?」と自問すべきなのだ。
ビジネスの目標を、あなたが持っているものを単純に欲しがる相手との取引成立に置いてはならない。あなたが信じているものを信じてくれる相手との取引に集中すべきだ。自分たちの理念や信条といったものを信じてくれる相手とだけビジネスを行うよう慎重に取引先を選びはじめたとき、初めて信頼関係が芽生えるのだから。
WHYはただの信念に過ぎず、HOWはその信念を実践する手法であり、WHATはそうした行動の結果である。
商品を購入する際に、必ず自分のWHYと言うフィルターにかけてから決定すれば、スーパーでの買い物に時間をかけずに済むし、お金も使わずに済む。その上、もう一つ有利な点がある。そうして購入した商品はすべて、あなたにとって必ず価値があると言う点だ。そして、何より重要なのは、購入しようとする商品をカゴに入れたとき、あなたが何を信じているかが、誰の目から見ても理解できると言う点だ。
Posted by ブクログ
様々なビジネス本や自己啓発本における根幹となる一冊であると感じた。
もっと早く出会えていればよかったと感じる1冊。
事実だけだはなく、生物学的観点から共通点を見出して解説してくれるため、非常にわかりやすく、納得度が高かった。
また様々な事例を出して<ゴールデンサークル>について解説していたため、より理解度が進んだと感じた。
私のバイブルとして持っておいて損がない一冊。そう感じた。
↓↓↓以下、要約↓↓↓
「WHYから始めよ」
偉大なるリーダーは人々に行動を起こすように奮起させる。つまり人々をインスパイアできる。インスパイアできるリーダーは、誘惑や脅迫といった手段を使わずに、人に目的意識や帰属意識を持たせる。真の意味でのリーダーがいれば、人々は短期の利益を上げたいからではなく、感激して勇気をもらったからこそ行動を起こす。
→自らの意思で、全体のために行動を起こす
では、こうしたリーダーの様に考え、行動し、コミュニケーションを図る方法を誰もが学べるとしたらどうだろう?それは行動を起こす理由、つまり理念を持つことである。つまりWHYから始めよ!
■操作(マニピュレーション)と鼓舞(インスピレーション)
人間の行動に影響を及ぼす方法は、マニピュレートするか、インスパイアするかである。
人をインスパイアするリーダーは全く同じ方法で行動し、コミュニケーションをとっている。それは<ゴールデンサークル>と命名した自然に起こるパターンに従っている。
<ゴールデンサークル>は、人間の行動には予測可能なものがあり、そこには理法があることを教えている。(=私たちがとっている行動の理由を知る手助けとなる)
<ゴールデンサークル>は最初に「なぜ?(WHY)」と自問することですべてを始めようと肝に銘じていれば、以前よりずっと大きなことを達成できるという動かしがたい証拠を示している。
<ゴールデンサークル>
WHAT:明確に説明できる結果(明確)
HOW:自分たちがしている方法(WHATよりも明確ではない)
WHY:自分がいましていること、している理由(WHY)。(=仕事でいえば、「お金を稼ぐため」という理由は含まれない。それは結果に過ぎない)
傑出したリーダーは、内側から外側(WHY →HOW →WHAT)へと考え、行動し、コミュニケーションをとっている。
人々はあなたのWHAT(していること・結果)を評価するのではない。あなたがそれをしている理由(WHY)を買う。
(前提があり、WHYがある。)
自社の製品の方が優れているという単純な主張は、それを裏付ける合理的な証拠の有無にかかわらず、欲望を生み出すことができるし、消費者に購入を決断させることができる。だが、忠誠心を生み出すことはできない。
一方で傑出したリーダーや企業は、強い忠誠心を相手に持たせることができる。それが理由である。
■「どこかに帰属していたい」という願望は、理性から生じるものではなく、どんな文化であろうと人間が持つ普遍的なものである。周囲の人たちと価値観や信条を共有していると感じられれば、自分は何かの一員だと思える。帰属意識を覚えられれば、人とのつながりを感じ、安心感を覚える。
何かの一員でありたいという自然の欲求があるからこそ、私たちは自分の仲間でないものを鋭敏に感じとる。
私たちは、自分の信念をきちんと表現できるリーダーに惹かれる。あなたも私たちの仲間なんですよ、あなたは特別な存在なんですよ、あなたは安全だし、ひとりぼっちじゃないんですよと感じさせるのも、インスパイアする能力の一つである。偉大なリーダーといわれる人たちはみな、心の中に忠誠心を芽生えさせる。
<ゴールデンサークル>の原理は、単なるコミュニケーションのモデルではない。この原理は、人類の行動の進化に深く根ざしている。それは生物学的だからである。
人間の脳を断面的にとらえればわかるが、ホモサピエンスの脳の中で、最も新しく出現した部分は、新皮質である。新皮質は<ゴールデンサークル>でいえば、WHATの部分に相当する。新皮質は、合理的で分析的な思考や言語機能をつかさどる。
脳の中央の二つの円の部分は、大脳辺縁系に相当する。大脳辺縁系は、信頼や忠誠心といった感情の機能をつかさどる。そしてまた行動や意思決定などの機能もつかさどるが、言語をつかさどる能力はない。
円の外側から内側に向かうコミュニケーションを図ると、最初に自分がしているWHATを説明することになる。すると事実や特徴など、複雑で大量な情報を相手に理解してもらうことはできるが、行動を起こすよう相手を駆り立てることはできない。
一方でWHYから(内側から外側)に向かう順でコミュニケーションをはかれば、相手の意思決定をつかさどる脳の部位に直接訴えかけることができる。そのあとで言語をつかさどる脳の部分に情報を伝えれば、感情による決定が合理的なものになる。
一つの決断を下しても、なぜその決断を下したのかという理由を言葉で説明することは難しい。意思決定をつかさどる脳の部位は、言語機能をつかさどっていないため、私たちは無理やり説明をくっつける(なので、世論調査や市場調査などは、信憑性が感じられないことがある)。
本当に選択した真の動機を掘り起こすことは難しい。それは人々に理由や動機が分かっていないからではなく、言葉で説明することが難しいからだ。意思決定能力と、決定を下した理由を説明する能力は、脳の異なる部位に存在しているのだから。
「直感による決断」は、円の中心から生じる。そこから生じた決断は、とても正しく感じられる。その意思決定は「心」が決断をくだすわけであるが、すべて大脳辺縁系で生じている。
直観による決断が正しく感じられるのは、意思決定をつかさどる脳の部位が感情もつかさどっているからだ。自分では心のおもむくままに行動したつもりでも、現実には大脳辺縁系で決定が下されている。
決断をはWHY=感情を起点にして生じている。そのあと、理由を論理的思考をつかさどる部位が言葉に置き換える。
心は感情をつかさどる大脳辺縁系をあらわし、頭脳は論理的思考や言語能力をつかさどる新皮質をあらわす。(英語では“hearts and minds”という言い回しがある。勝者はまず「心」で感じ、次に「頭脳」で考える)
<ゴールデンサークル>は、長期間、成功を収めるために必要なものを説明している。しかし長期にわたって物事を続けるには、たいてい投資が必要になり、短期・長期のコストもかかる。そのため、WHYを常に意識するよう指針を設けて、自分を厳しく律し、自分の価値観に真摯であり続けなければならない。
※言うことすべて、することすべてに、あなたの信条が反映されていなければならない。WHYは、ただの信条である。HOWは、その信条を理解するために起こす行動である。そしてWHATは、そうした行動の結果である = あなたが言うこと、することすべてがWHATである。
自分の信条を伝える唯一の方法は、言動である。そのため信条と言動に一貫性がなければ、あなたの信条は誰にも伝わらない。
自分が心から信じていることを言い、行動に移す。それがオーセンティシティ(本物)。
■確実性の三段階
決定を下す基盤として、合理的な理由しか並べられないとき、私たちが自信を持って言える最も高いレベルの言葉は「これが正しい決定だと思う」である。それは生物学的に正確といえる。というのも、私たちの脳は「考える」部位である新皮質を活発に動かしているからだ。新皮質で、私たちは思考を言語に変換する。
だが直観で決断すると、自分に言い聞かせることのできる最も高いレベルの自信は、「これが正しい決定であると感じる」になる。たとえ事実やデータを突き付けられても、同じこと。というのも、直観による決断は私たちの感情をつかさどる脳の部分でくだされているため、言語は関係ないからである。
正しいと感じる決断をくだすためには、WHYの力を理解しなければならない。WHYを言葉に置き換える能力は、決断をくだすまでの感情の流れをはっきりさせる。WHYがわかっていれば、「それが正しいとわかっている。」という、最も高いレベルの自信が持てるようになる。決断が正しいとと感じられるだけではなく、それが正しいとわかれば、論理的に整理し、やすやすと言葉に置き換えることができる。そうしてくだした決断は、完璧にバランスが取れている。論理的なWHATは、WHYという感情の証拠となる。直観による決断を駆り立てた感情をきちんと言葉で説明することができれば、自分のWHYを明確に述べることができれば、あなたは周囲の人に決断に至るまでの経緯をきちんと理解してもらえる。その決断に、事実やデータという後ろ盾があれば、鬼に金棒だ。(仮説から始めるやり方と同じか?)
WHATやHOWに精通していくと、成功したと感じる(例:業績が良くなる)。ところがその過程で、そもそもどうしてこれを始めたのかというWHYを忘れてしまうと、必ずWHATとWHYの乖離が起きる。
業績の大小にかかわらず、WHYを決して見失わない能力がある人は、私たちをインスパイアする。WHYを見失わず、だれもが正しい方向に向かって進むことができるように標石を設けることのできる人こそ、真のリーダーである。
■マーケティングの普遍の法則
イノベーターやアーリーアダプターに狙いを定めていれば、最終的には大衆がついてくる。
そのためにWHYから始める
Posted by ブクログ
成功する企業と失敗する企業。その違いは経営者がその事業をする理由(WHY)を明確に打ち出し、その理念を後継者が継続出来るかがポイントであると自分なりに解釈致しました。WHYの次はWHATその次はHOWと、順番を追っていく事も重要なんですね! 具体例としてアップルのスティーブ・ジョブズさN、ウォールマートのサム・ウォルトンさん、サウスウェスト航空のハーブ・ケレハーさん等、カリスマ経営者の"WHY"について書かれています。私も早速"WHY"について考えてみたいと思います♪
Posted by ブクログ
2年ほど前からずっと読みたかった本だがなかなか機会がなかった。読み終えた直後の感想は「もっと早く読んでおけばよかった」である。
著者の主張は単純明快で、あとがきにもある通り「行動を起こすときには、自分のwhy(大義、理想)を明確にし、それを軸にしてすべてを始めなければならない。それができて初めてhow(手法)を考えることができ、その結果、WHAT(成果)をあげることができる」というものである。
類書でいえば、whyは「ビジョン、クレド」でありリーダーが持つもの、howを担うのは軍師役、といったところか。
いままでも、プロダクトやサービスでwhyとhow・Whatがかけ離れている「気持ち悪い商品(サービス)」は何度か見たことはあるが、ここまで明快に言語化されて説明されて初めてその理由が得心できた。
加えて、ロイヤリティやマネジメント、組織づくりやリーダーシップに関する記述も非常に興味深い。whyから始めることにより、なぜうまくいくか(いったか)が説明できるようになるのである。
随所に使えるフレーズや腹落ちさせられた言葉も散りばめられており、事あるごとにこの本に帰ってくるのは間違いなさそう。なので星5つ。
Posted by ブクログ
海外の言い回しが少し読みづらかったが勉強になった。西川さん紹介の本。
その名の通りwhyから始めることがインスパイアを起こすことにつながることが分かる。相手を納得させられる。モチベーションが上がる。
Posted by ブクログ
翻訳ものですが、自然な文体で頭にスッと入ってきました。セロリテストの話が印象的。その人の買い物かごを見るだけで、その人がどんな信条を持っているか、分かるような人、組織になりたいなあーと思いました。
Posted by ブクログ
TEDは幾度となく見ているが本は読んでなかった。今読むと名前が上がっている企業に時代性を感じてしまうが、書いてあることは今読んでも変わらず大切なことだと思う。今やろうとしていることのWHYをちゃんと持っているか、これからのWHYを探しているか、セロリテストしたら今の自分は必要なものを選択できるか...
Posted by ブクログ
スティーブ・ジョブズらを例に挙げながら、リーダーシップの在り方を説く。
行動を起こすときには、自分のWHY(大義、理想)を明確にし、それを軸にしなければならない。
ジョブズら名経営者は、そのWHYが明確であり、ブレなかった。
Posted by ブクログ
本書は「操作型」リーダーから「インスパイア型」リーダーに脱却する方法が書かれています。
それは「WHYから始め、常にWHYとWHATを一致させる」でした。
営業やチームのマネジメントに悩んでいる時に出逢った一冊でした。
私自身、ずっと「HOW」が好きで、そういう本を読む機会が多かったですが、違和感を感じていました。本書にはアップルなどの具体例がふんだんに盛り込まれており、WHYの重要性がわかりやすく解説されています。
個人的に参考になったのは、「最前線はメンバーに任せ、リーダーが本来なすべきこと」です。メンバーとの1on1で実践します。
「WHYをどう発見するか」については著者の他の作品を読みながら作り上げていきたいと思います。
素晴らしい本をありがとうございました。
Posted by ブクログ
著者であるサイモン氏が、2009年に行われた世界的プレゼンテーションイベントである「TED Talks」で披露した内容がベースとなった本。
組織や事業の動かし方、プレゼンの上手なやり方のフォーマットとも言えるのが主題となる『ゴールデンサークル』。
◯優れたリーダーはどうやって行動を促すか
・WHY(なぜ) HOW(どうやって)WHAT(何を)によって、優れた組織やリーダーが他にはない力を得た
・「WHY」が原動力となる
・優れたリーダーは、「人を操作するのではなく鼓舞させる」ような方法で行動しコミュニケーションをとっている
・WHYから始めることによって、人々を操作するのではなく、鼓舞させることができる
・ゴールデンサークルを形成していることが大事
・「ゴールデンサークル理論」とは、WHY→HOW→WHATの順で想いを伝えることで、共感を生むことができる
数字や理論などの説明も大切。しかし、人の心を動かすのは感情であり、直感。「WHY」から話をすることで、直感的に共感を呼び起こし、その後の内容が好印象になる。
◯ゴールデンサークル理論(WHYを中心として、HOW→HWATと和が広がる理論)
・WHYとは(ミッションビジョンパーパスに似ている)
自分が今していることを、している理由。WHYを知っている人は非常に少ない層
WHYは、「何のためにあなたの会社は存在しているのか」「なぜそれが大事なのか」という大きな問い
・HOWとは(マーケティング)
手法のこと。ブランディングやバリューチェーン、プロモーションの方法のこと
・WHATとは(アウトプット※結果として現れるもの)
「していること」であり、結果を指す。企業が何をしていて何を作っているのかということは簡潔に説明できる。誰でも自分のWHATを説明できる
◯ゴールデン・サークルを最大化させるために必要なこと
・WHYから始めたとしても、それが炎になるには仕掛けが必要
・キャズムを超えるためには、イノベーターやアーリーアダプターが必要。信奉者を集めよ
・イノベーターやアーリーアダプターに受け入れられなければ、その後の普及もないという事実も大事。そしてイノベーターたちは、直感的に感じて動く人がほとんど
→WHYから始めることが大事という裏付け
・ビジョナリー・カンパニー2の「誰をバスに乗せるか」という話とも似てる
◯その他
・WHYから始めよ、だがHOWを知れ
・必ずHOWが必要になる
・「夢を語る人」のそばには「計画を立てる人」が存在する
・多くの人はゴールデン・サークルの外側から伝えてしまう
Posted by ブクログ
1.リーダーになることが多くなってきたことと、自分の説明に説得力がなく、綺麗事のように感じられることが多いので読みました。
2.人をインスパイアすることができる能力は非常に大切です。これはリーダーならチームを、社長は社員を率いるためには必ず通る道です。上からの一方的なメッセージだけではフォロワーの心には響かず終わってしまいます。
本書ではWHY→WHAT→HOWの順番で自身に問いかけていき、言語化していくことが大切だと言ってます。なぜこの順番だと人の心に響くのか、なせ人は動くのかということが書かれています。
3.人は誰しも応援したくなる生き物なのだと思いました。例えばマンガがわかりやすい例であり、目的に対して真っ直ぐに進んでいる姿に読者は惹きつけられます。現実では、目的を立てずにとにかくこなすことだけに囚われていることが多々あります。そんな状態では「何をしているのかわからない」と見られてしまいます。そうなれば応援しようがありません。だからこそまずはWHYの徹底が先決なのだと思いました。そして、それを理解してもらうためには自分のことを伝えていきながら相手の意見を聞くことも大事だと思いました。
Posted by ブクログ
WHY 創業者の想い:創業理念
HOW 創業者に共感した(インスパイアした)信奉者の行動
WHAT その結果:利益、売上
創業時は、 WHY→HOW→WHAT で成長を続けるも、
創業者の退出で、WHAT が目的となり、WHYとの乖離が行われる
その結果、WHYも、共感したHOWもなくなり、WHATしか残らなくなる
創業当初の目的、理念からは大きく外れ、企業は別の道を歩むことになる
心に残った言葉
・従業員が幸せになれば、客もまた幸せになれる。そして、客が幸せになれば、株主もまた幸せになる。
・自分に尽くしてくれる人のために、自分も尽くす。
・信頼とは数値に表せないもの。信頼は理詰めで得られるものではく、感情だ。
目次は以下
はじめに
なぜ、WHYから始めるのか?
第1部 WHYから始まらない世界
第1章 あなたの思い込みが間違っていたら?
第2章 飴とムチ
第2部 WHYから始まる世界
第3章 ゴールデン・サークル
第4章 これは生物学だ
第5章 明快さ、厳しい指針、一貫性
第3部 リーダには信奉者が必要
第6章 危機に瀕する信頼
第7章 ティッピング・ポイントとは
第4部 信じる人間をどう集結させるか
第8章 WHYから始めよ、だがHOWも知れ
第9章 WHYがわかり、HOWもわかった。で、WHATは?
第10章 コミュニケーションとは耳を傾けること
第5部 成功は最大の難関なり
第11章 WHYが曖昧になるとき
第12章 WHATとWHYの乖離
第6部 WHYを発見する
第13章 WHYの源泉
第14章 新たな競争
謝辞
訳者あとがき
Posted by ブクログ
WHYとは何を意味しているかというと、「理念」とか「志」。サブタイトルが示すように「インスパイア型リーダーはここが違う」というのはインスパイア型リーダーは顧客にも従業員にも自分たちの会社あるいは商品に対する理念や志を語るということですね。理念に共感できれば、従業員もそれから顧客も付いてくる。だから「WHY」を語らないといけないということ。もちろん、そういう人だけで会社が成り立つわけではなく、こうした理念を共有しながらも、計画し、実行する人は必要。でも、計画や実行があってもWHYが無ければ共感されないし、無意味な企業間競争に発展するだけ。そこが違うということかな。凄く良く判るけど、こうした理念とかって、ある種の宗教だから、その宗教を信じさせることが重要。そこはやっぱりカリスマ性ということなのかもしれません。ただ、確かに共有できる理念が必要であり、それが有れば従業員も顧客も付いてくるというのは正にその通りかもしれない。
Posted by ブクログ
インスパイア型のリーダーになりたいと思い読んだ本。自分のwhyがなんなのか考えながら読んでみたが、わかったようなわからないような印象。
whyを司る脳は言語を扱っていないから当然ではあるが‥。
ほかの人間と競争するとき、だれもあなたを助けたいと思わない。ところが自分自身に戦いを挑むと、だれもあなたを助けたいと思う。
誰かと比べるのではなく、自分をより良くすることにフォーカスして仕事をしてみようと思った。
価値観の幅が広がった一冊。
Posted by ブクログ
WHYから始められているか⁉︎を改めて考えさせられた。
自分自身、理念や大義があまり明確じゃない気がするのでまずは考えるところから始めたい。
内容的には同じことを繰り返してる感じだったかなと。
ただ、読む価値アリ。
以下、メモ
WHY→HOW→WHAT
⇨社長→経営層、幹部→一般社員
ゴールデンサークルと脳の機能のリンク。
直感で決めたことは言語化しづらい。
普及の法則
Posted by ブクログ
サラリーマンやってると結局なんのために働いているのかを忘れがちですが、そういったことを見直すいいキッカケになりました。
また会社の中でも大なり小なりチームがあってリーダーをやることも多いですが、メンバーに対して働きかける上での最も大切なことに気付かされました。
Posted by ブクログ
- [ ] 感想
3年ぶりぐらいに読んだのですが、深い内容でした。
読んでいて気づくのですが、Whyは意外にこの本の中でも言語化されていないです。
明確な一言というよりは、Whyを示す明確な一言が散りばめているという印象です。
Whyを権化する人、というキーワードも出てくるので、Whyはもともと言語化できないものかも知れません。
- [ ] メモ
- [ ] リーダーには信奉者が必要
- [ ] TIVOはWhyから始まるキャッチコピーを作っていなかった
- [ ] 信じる人間をどう集結させるか?
- [ ] ジョブズにはビジョンがあり、ウォズニアックにはゴールが合った
- [ ] ブルーダーの話。赤信号で止まらなければいけないのは、誰も他の選択肢を教えてくれないからだ。ブルーダーは常にWhyから始めていたため大きな成功を収めることができた。
- [ ] ライフスタイルマーケティング。アップルのファンは自分の自分という人間を表現したいがために、アップルの製品を愛用する。アップルは効率よく完璧に明確なメガホンを作り、<普及の法則>をそのまま実践する。そしてまだアップルのユーザーではない人に向かって、アップルの信条を広めてもらおうとする。アップルのためではなく、自分自身のために。
- [ ] セロリテスト。ディズニーはWhyを明確にしてきた。ディズニーが信頼するものは何かを親は知っている。だからDVDの内容を確認しないでも子供に見せることができる。サウスウェスト航空も同じ。
- [ ] でも、フォルクスワーゲンが高級車を作ってもセロリテストを通過できず、全然売れない。でも、トヨタがレクサスブランドで売るのはセロリテストを通過している。
- [ ] セロリテスト:スーパーに買い物に行き、「あなたに必要なのはこのチョコレートですよ、買わないとお金を捨てるのと同じですよ」「このクッキーを導入して数百万ドル稼いだのでオススメしますよ」「あなたに必要なものをお分かりですか?データを見るとここのところ豆乳がよく売れているからこれを利用するしかない」「あなたにはセロリを投入しないとダメだ」と次々と商品を勧められたとします。これを言われる度に納得させられ購入するとその分全てに支払いをしなければならない。予算が限られているならばどれかを削らなければならない。スーパーに買い物に行く前に、WHYをよく理解してから行ったらどうだろう?それが「体重を減らすこと」だったとしたら、そのWHYフィルターをかけ、豆乳とセロリだけを買う判断がその場で出来、時間もお金も無駄に消費しない。
- [ ] 成功は最大の難関なり
- [ ] WhatとWhyの乖離:ウォルマートのサム・ウォルトンは素晴らしい人物だったが、Whyを明確な言葉で伝えることを怠ったため、会社のWhyは忘れ去られた
- [ ] スティーブ・ジョブズがスカリーに言った口説き文句「このまま一生砂糖水を売っていて良いのかい?世界を変えたくないかい?」
- [ ] 後継者問題は、適材適所の人物を選ぶだけでは解決できない。創業の志を頑なに守る人物を見つける必要がある。それを「交代」ではなく、「承継」と呼ぶ。ビジョンは受け継がれる。
- [ ] Whyを発見する
- [ ] スティーブ・ジョブズ「僕は宇宙に凹みを作りたい」
Posted by ブクログ
リーダーはたくさんいる。
でも人の行動に影響を及ぼす人は一握りの謎に迫る。
人間の行動に影響を及ぼすのは、操作か鼓舞(インスパイア)しかない。そして本書は鼓舞の重要性を問う。
操作されてる気なんて無かったけど、我々がどれだけ操作されているかに驚愕する。
こんにちの世界は、操作が標準になっている。価値観や信条に共鳴する人々の集合体であったはずが、目先の利益重視のため、操作を選択している。
以下の3つの順でアプローチする。
Why 理由(お金を稼ぐため、は含まれない)
↓
How 手法
↓
What していること
自分の仕事をHowとWhatは説明出来るが、Whyはなかなかできない。
Whyが無くなると、人は誰かに勝とうとする。自分自身に勝たなくては、進歩は無いのに。
Appleやキング牧師がやろうとした事は、他の人もやろうとしていたのに、何故Appleとキング牧師に人が集うのか。そこにWhyがあり、I believeがWe beliveになったから。
なるほどカッコいい。
これを会社に当てはめると、自分が一員と感じれることが大事。そうでないと高い給料で人をさらわれてしまう。
この会社が最高の会社であるのは、あなたのご協力のおかげです!ありがとう!、とメッセージが送れれば、従業員はきちんと世間に反応し、製品が売れ、株主が幸福になる。
この発想はスゴイ。
人類が成功を収めたのは、「文化」を形成する能力で他の生物にうち勝ってきた。「文化」は、同じ価値観や信条を持つ集合体で、この強さが会社の強さにもなる。(文化→理念→Whyということ)
ただ、Whyで得た成功が最大の敵になる。
それは成功で得た人、カネ、オフィスと数字に置き換えることものと対比して、Whyという捉えどころの無いものが、消えていく。大規模になることでWhyを失うという皮肉。
たんなる歯車感。
Whyは最高の頭脳である必要はなく、価値観を体現し、会社員が皆、朝起きたらWhyを思い出させるのがお仕事になる。
これが説得力を持って説明されていることがスゴイ。
Whyからはじめてないと、HowとWhatがおかしくなってしまう。Whyからはじめると複雑な決定はよりシンプルになり、Whyが世界を変える。
というお話。
これを自分に当てはめると、自分の行動もシンプルになるのでは!
その前に、自分のWhyとは!?
Posted by ブクログ
就活時に参加したNTTデータの座談会で、社員さんがこの本を読んで会社のコーポレート部に異動を決めたのを聞いて興味を持ったのがきっかけ。著者の定義する「ゴールデン・サークル」の中心には「WHY(理念)」が根源として存在していて、その外側に順に「HOW(WHYを行う方法)」、「WHAT(具体的な行動)」が表れる。Appleやビル・ゲイツの例を見てみると、具体的な行動である「WHAT」の部分は変化しているが、それらは共通の「WHY」を具現化しており、表現の仕方が変化したに過ぎない事が分かる。また、ゴールデン・サークルが3次元の円錐状の形をしていて、組織の理念(WHY)の権化がCEO、理念を実現する方法(WHY)に長けているのが幹部、具体的な事(WHAT)を行うのが従業員の大半...というように、強い組織を作るためにも応用できる面白い考え方だと思った。外資系企業はカルチャーフィットを重視すると言われるが、本文中でも組織のWHYであるカルチャーを形成する重要性が繰り返し述べられていて、こういうことなのかと納得した。
Posted by ブクログ
正直なところ、本書を読まなくても彼のTEDを視聴すれば、それで十分。
とにかくWhyが重要であることを繰り返すばかりで、それ以外にポイントがない。
個人的には、どうやってWhyを見つけたらいいのかについても解説してくれるかと期待していたが、特になかった。非常に残念。
結論、TEDもしくはYouTubeで事足りる。
Posted by ブクログ
Whyの重要性を様々な視点で説いた一冊。
私にとっては事例含め難解な表現が多めで、読み進めるのに少し時間がかかりました。
印象に残ったのはキャズムの越え方に関する解説(操作をすべきでないこと、自然な拡散を生むためにWhyが重要であること)。
Posted by ブクログ
WHYから始める重要性は理解できたが、
どのようなプロセスでWHYを設定すると良いか、については、
読み取れなかった。(斜め読みで読み飛ばしている可能性あり)
冒頭に記載された、
形式的なリーダーはただ権力のある人で、
本当のリーダーは「人を鼓舞できる人」はまさにそうだと思う。
Posted by ブクログ
Why→How→Whatの順で仕事や、人生に取り組むべきという内容をアップルやマイクロソフト、スターバックス、キング牧師などを事例に説いている。全ての仕事、人生においてWhy、理念、ビジョンが優先すべき、そこから始めれば判断に悩まない。大きな企業の事例もわかるが、あれもこれもと勧めてくる誘惑してくることに対し、例えばダイエット目的でスーパーに行けば買うもの決まるでしょ、そこブレなければ余計なもの買わないよね、みたいな説明の方で妙に納得してしまった。あとそのサークルは円錐状になって組織に当てはまる。リーダーは特にwhyの中心でブレてはいけない、ただ、Howに長けた人もサブリーダーとして大事。
whyが見つからない人もいるわけで、howやwhatをやっているうちに出来てきたり、思いついたりするWhyもあるかなぁ。わかるけどwhyが必ずしも正しいわけでもないだろうから、ブレて別のwhyになってもいいよなぁ