栗木さつきのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
自分自身が「ワーキングメモリ」の衰えに直面している(人の名前が出てこない、昔の記憶が引き出せない、知っているはずの言葉が出てこない、など)。したがって、着強い個人的な興味を持って読み始めた。ランニング、特に裸足ランニングがワーキングメモリの改善に有効らしい。ランニングが脳によい、というのは最近の学説として共通理解になっているようだ。
本書の内容だが、結局いろいろと書いてあるのだけれど、科学的記述という観点からすると最初から最後までいい加減すぎて、期待するものがあった分正直がっかりするものだった。「効果がある」とか「衰えやすい」のような定性的なワードが並ぶが、対象となる測定量の測定方法も定義さ -
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Posted by ブクログ
ワーキングメモリとは意識して情報を処理する能力のことであり、これはトレーニング可能である。本書ではワーキングメモリが具体的にどのような場面で役立っているかを紹介しつつ、ワーキングメモリの鍛え方も紹介している。
個人的にはあまり目新しい発見は少なかった。ワーキングメモリの鍛え方に期待したのだが、やれそうなことというとランニングくらいかなといった感じだったので。要約すると、仕事を楽しんで、適度な運動をして、ゲームはあまりしすぎず社交的な生活をして、英語勉強すれば、ワーキングメモリは鍛えられるとのこと(笑)かなり常識的な結論だ。IQと成績はあまり関係がなく、ワーキングメモリの方が重要であるというの -
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Posted by ブクログ
ワーキングメモリとは、長期記憶のことだった。
本の前半で、ワーキングメモリがどういった性質をもっているのか、
また、ワーキングメモリが強いと、どういうメリットが
あるのか、という話を展開している。
後半では、どうやったらワーキングメモリを強化できるか、
という話になっていた。
ワーキングメモリを効果的に使うために、どのように
シンプルに考えるか、などは勉強になった。
具体例が多い分、冗長な内容になってしまっているので、
いちばん最後の「ワーキングメモリ活用法のまとめ」を
最初に読んだ後に、必要な章だけを読むと
全体像を理解しやすいと思う。 -
Posted by ブクログ
1.選択肢の数を最小限に抑える
選択肢が多すぎるとワーキングメモリに過負荷がかかり、さまざまな悪影響が及ぶ。ストレスや不安が増大したり、判断力が鈍ったり、正しい選択をしたかどうか自信がもてず、くよくよと考え込んだりしがちになるのだ。だから幸福になりたいのなら、選択肢の数を最小限に抑えよう。職場では「この時間はこの作業に専念する」と決めよう。パソコン画面には複数のプログラムではなく、ひとつのプログラムだけを立ちあげよう。いちいち画面を切り替え、複数のプログラムを行ったり来たりするよりも、作業に集中しやすくなる。
■2.ランニングする
イリノイ大学の研究によれば、ランニングはワーキングメモリ -