栗木さつきのレビュー一覧
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史上もっとも偉大なウルトラマラソンランナーのひとりであるスコット・ジュレクが「レースから引退する」と公言していた40歳になった時、自分はどうなりたいのかをかけて挑んだアパラチアントレイル。総延長2189マイルのFKTを目指したスコットと妻ジェニーのまさに魂の記録。睡眠時間を削り、自分の肉体のタンパク質まで消耗しながら44日間で達成したFKT、ジャーカーとジェイルーも素晴らしいが、二人を支えたサポートチームが凄い。自分のレースや仕事を投げうって彼らのもとに駆け付けるのは、やはり、ジュレクがウルトラマラソンランナーたちに愛されていたから。トレイルの魅力、限界状態のジュレクの描写とともに、熱い友情が印象に残った。2015年7月12日、きしくもジェイルーの誕生日、ATのFKT達成、おめでとう!
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アメリカ東部の自然歩道アパラチアン・トレイル、走行距離3,500kmの最短記録を目指したノンフィクション。
ランナー、特にトレイル・ランナーならば人間が限界点に達しそうなとき、どのような精神状態に陥るのか、どうすれば平静を保つことができるのか勉強になる。
トレイルランというそのランナー自身の一過性の出来事のように思える行為だが、実際にランナーのように個人的な意思だけではなく周囲の支え・助言があってなされていく。長距離走は個人戦ではなくチーム戦なのである。
ランニングを趣味にしてない人にとっては対岸の火事としか感想を持たないと思う。オタクな世界がランニングコミュニティーには広まっているのです。 -
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ウルトラマラソンやトレイルマラソンのランナーが、約3500kmのアパラチアントレイルを走って、最速記録を更新しようと挑戦した時のレポートのような本。
全盛期ではないが、過去の栄光に満足せずに新しい挑戦に向かうのはすごいと思ったが、並行して綴られる奥さんのレポートを読んで、そんなに単純な話でもなくて、考えさせられた。
一ヶ月以上かかるため、1人や夫婦だけではとてもできず、
10人以上のサポートを受けて挑んでいるが、その1人一人とのエピソードややりとりが、面白いし、
疲弊しているスコットジュレクにとって救いとなっていることもわかった。
後半は疲弊して、それでも尻をたたかれるようにしてなんとか走っているが、
そんな状態でも奥さんへの気持ちが切れなかったことが、一番の感心させられたことだった。
伴奏者1人一人とのエピソードがちゃんと残っているほどちゃんと人とつきあっていて、社交的な人だと思うが、
最後の最後、一番疲れているときでも妻を思いやる姿は、感動していた、かもしれない。
自分を追い込むことに意味があったというし、走り続ける中で、禅の公案のように、ひたすら考えることになるのは、少し共感できた。
私自身マラソンを走ったりする事もあるが、ゴールを目指すだけでなく、どこかにたどり着くためにひたすら走る、というのも楽しめるようになりそうだ
読みおわって、また長く走りたいと思うようになった、また走りたいと思える、そんな本だと思う -
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自然は人間をリラックスさせる。自然を欲する本能を満たすからこそ、行動を起こす意欲が湧き上がってくるのが脳のシステム
マルチタスク以外の脳の部位がはたらくin自然
マルチタスクを続けているとエネルギーが使い果たされてしまう。
注意回復理論(しせん
極めてシンプルな結論→できるだけ外に出ること。時には雄大な自然が広がる場所に出かけて畏怖の念を感じること。深々と自然の空気を吸うこと
嗅覚→自然の匂い(アロマも効果あり)
視覚→フラクタルが知覚に優しい
聴覚→小鳥のさえずり。なるべく人工の音がない場所が良い
気持ち→畏怖の念、リラックス効果。
1ヶ月に5時間自然の中にいるだけです認知能力が改善する。この際、携帯電話は必ずオフで
人生でやるべき自然に触れるリスト(ネイチャーピラミッド)は以下
毎年:大自然に畏敬の念を抱く
毎月:ハイキングや森林浴に出かける
毎週:緑豊かな大きな公園、川辺でリラックス
毎日:庭、観葉植物、街中の公園で一息つく
今は都市に人口が大量流入する時代。よって、都市に緑を取り戻す仕組み作らなければならないだろう -
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ワーキングメモリーについて、具体例を挙げて紹介されていて、かつ、鍛え方や活用について丁寧に書かれている
ワーキングメモリーを上手に使うには、
ルールを知っていること
アルコリズムとかを知っていて、その知識を活用すること
チャンキングすること プログラミングなら、機能を1つづつ覚えていれば楽に大きなものを作るのに使える
ゴールから逆算して考えること
まぁ、様々なストラテジーでワーキングメモリーを制限がある部分を上手に使いましょうと言う感じっぽい
あと、運動やランニングは実際に効果が出るらしい
お魚とか乳製品、大豆類とかもいいらしい
あと、睡眠
脳トレは今のところ効果は怪しいっぽい
とりあえず、脳は普段から使うこと
ストラテジーとか、アルコリズムとかで、上手に使うこと
もともと、いっぱい知っていること
チャンキングすること
なんかが結構説得力ある話だった。 -
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ネタバレ「ワーキングメモリ」というと「作動記憶」くらいのイメージしかなかったが、「長期記憶」に保存した情報にアクセスするのもワーキングメモリの役割ということが非常に大きな収穫。
また、疲労時ほど新しい動きを習得しやすい、という考えも新しい。
ワーキングメモリを活用するテクニックも紹介されているがよく理解できなかった。
ワーキングメモリを鍛えるエクササイズが要所に掲載されていて興味深い。鍛えるというより、ライフハックっぽいものも多いが。
〈その他〉
・機能しなくなる原因:ストレス、痛み、時間に追われる、など
・学習スタイルの適正:言語型か視覚型、分析型か全体把握型 -
Posted by ブクログ
サイコパスの視点を知ることはできないので内容は興味深く面白かった。
ただ20人に1人の確率でいると言われるが、日本で暮らしているとあまり出会わないような気もする。たまたまなのか自分が恵まれているのか、はたまたただの鈍感なのかはわからないが。
アセトアミノフェンについての作用?ここでは副作用になりそうだが、心の痛みに効くことは知らなかった。ただ痛み止めを常に飲んでる人はよく観察しようと思った。
また内容は面白いが常にトランプへの非難が出ていて、これもまた日本人だといまいちピンとこない。そして政治批判的な感じがしてあまり共感できなかった。
とにかく騙されないように人には誠実にエビデンスを常に残すということをしっかり心がけようと思う。 -
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自分仕様にカスタムしてこそ真価を発揮する、汎用性の高いライフサバイバルノート術。
バレットジャーナルというシステムの存在は知っていたが、ADHD当事者である考案者の思想に触れたくて本家を一読。
結論から言うと、システム自体が持つ「自分仕様に変えられる汎用性の高さ」は素晴らしく、自分が求めていた自己管理の多くの部分をカバーできそうだと感じた。
使いこなせたら、本当に自分を変えられそうな期待感がある。
ただ、翻訳の癖なのか元からなのかわからないが、全体としてはわかるのに、1文単体がまわりくどくて何を言いたいのか分からず、集中力を削がれる部分が度々あった。
また、ハワイ旅行を例に挙げた説明などは、今現在そういった方向の旅行に全く興味のない自分にはピンと来ず、斜め読みでほぼ読み飛ばしてしまった。
システムに至るまでの著者の思考プロセスや、そのやり方が最適だと判断するに至った理由・論理についても、少し説得力に欠けるというか、無理やり感があるなと感じる部分も散見。
特に、本の中で推奨されている「1つの目標への一点集中(スプリント)」は、私のように1つのことに集中しすぎると自分を追い込んで視野が狭くなってしまうタイプ(本当にこれがやりたいことだっけ?と苦しくなるタイプ)には、そのまま適用するのは難しいかもと思った。
しかし、著者が「自分に合うようにカスタマイズしていい」と何度も述べている通り、この本の価値は真面目に型通りにやることではなく、しっくりこない部分は自分の特性に合わせて変えてもいいのかな、と。
世界中で使われてるメソッドなので、レイアウトなどに迷ったときも含めて、ネット検索したらいろいろなアイデアが発見できるので、自分にとっていい形を探して取り入れていけたらいいと思う。
万人にとっての正解本ではないが、自分という人間を乗りこなすための「実験道具」としてノートを使いたい人には、一読の価値がある本。