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IQが高いのに実績が上がらない人、低いのに成功する人がいる。
その原因は、「ワーキングメモリ」。日々の仕事に優先順位をつけたり、とっさの場合に機転をきかせたり、まさに脳の司令塔ともいえる認知機能だ。
この機能を強化すれば――
・仕事のスピードがあがる。
・記憶力が飛躍的にアップする。
・あらゆるスポーツの腕が上がる。
くわえて、ダイエットに成功できる、うつや認知症になりにくくなるなど、人生の質をあげることもできる。
ワーキングメモリは、30代をピークに衰え始め、さまざまな点で支障が出てくるが、幸い鍛えなおすことができる。ワーキングメモリ研究の第一人者が、最新の脳科学でメカニズムを解明するとともに、豊富なエクササイズを紹介し、最適な習慣・食生活・運動について提案する。
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Posted by ブクログ
ワーキングメモリとは長期記憶の事らしい。例えて言うと、九九とかそろばんとか。ベースをすぐに思い出せる状態にしておくと、複雑な計算をするときにそれを組み合わせるだけで処理ができる。みたいなもの。もちろん鍛えるにはそれなりに根気が必要だし、訓練も必要。九九を習った時に一生懸命覚えたのと同じ。今は脳の情報量の多さで決まるIQの数値よりも、身に付けた基本の記憶をその場面に応じて、選んで連結するようなワーキングメモリの方が、知性を測るのに適しているのではないかと言われているらしい。ワーキングメモリは料理や運動などにも関係しているので、強化すれば勉強はできるのにそれ以外の事はサッパリできない、というような頭でっかちな人ではなく。オールマイティに機転が効いてなんでもできる人になれると思う。
Posted by ブクログ
【星:4.0】
記憶術についての本を読んでいて、ワーキングメモリというものを認識するようになり、もう少し詳しく知りたいと思って手に取った。
読み方が浅かったからというのもあるが、では「ワーキングメモリ」って何なの?、というのが今一歩つかめなかった。
ワーキングメモリが強いとこんな効果がある、といったことは沢山書いてあるのだが、ワーキングメモリとは何かという説明が薄いように感じる。
「メモリ」という単語がついているために、脳に「ワーキングメモリ」という具体的な部位があるような先入観を持っていたことが強く影響したのだと思うが、「ワーキングメモリ」とは具体的な部位ではなく、問題を解決したりするなどの脳の機能のことを指しているらしい。
あと、ワーキングメモリの鍛え方についても説明が薄いように感じた。
ただ、このテーマについて書いている本は以外と少なく、著者のワーキングメモリに対する熱い想いは伝わった。
Posted by ブクログ
忘備録 ワーキングメモリへの過剰評価は感じる。
著者の言うワーキングメモリと、世の中の定義とは若干のずれは感じる。
? ワーキングメモリは情報を処理する能力。
? もっと正確に言えば意識して情報を整理すること。意識するとは、その情報を頭の中に置くこと。それに注意を払い、頭の中でそれにスポットライトを当てて集中したり、その情報に関する判断を下したりすること。と、同時に他のことには虫を決め込むこと。
「実行機能」あるいは「しゅうちゅうりょく」的意味を感じる。
? 関連する脳の主な部位は、前頭前野、ブローカ野、頭頂間溝(数学的処理を行う部位)、扁桃体、海馬など。
? 著者は、短期記憶とワーキングメモリは明確に違う、という主張。
? ワーキングメモリは短時間覚えていると同時に、その情報でなんらかの作業を行う。
? ワーキングメモリは、新たな情報を長期記憶に帰るときも機能する。
? ワーキングメモリとは、脳の指揮者。
? ワーキングメモリの2つの機能
1優先順位をつけてから情報を処理する。関係のないものは無視し、必要な情報を処理する能力。
2情報を利用して作業できるように保管する。
? ワーキングメモリは優先順位をつけ、重要なことに集中し、すばやくかんがえるのうりょく
? 現代の知能の鍵を握るのは、事実を統合し、情報に優先順位をつけ、それを利用して建設的な作業をすること。
? IQとは知っていること。wmは、知っていることを利用してできること。
? wmは輪ゴムのようなもの。元々のサイズはあるが、伸縮性があり、遺伝的要因はあるが、伸ばすこともできる。
僕のwmは著しく弱いね。
? 人間が生きるにおいて大事なのは意思力。満足を先延ばしにできるのは生きる上で大きな利点。
? 心理学者ジョージ・エインズリーは、人間には後々得られる大きな報酬を待つよりも、目先の小さな報酬をすぐに求める傾向があるという研究結果を発表した。
今すぐ11ドルをもらうか後で85ドルもらうかなら、今すぐを選ぶ人の方が多い。
? 前頭前野が活性化していないと人は誘惑に負ける。
世の中に短絡的な人を狙う商売は多い。
? 心理学者いてぃえる・ドロールは時間制限があるとリスクを冒しやすくなるという実験をブラックジャックで行った。
? 衝動買いは買えば買うほど人生が楽しめなくなると言い聞かせよう。
? 人は複数のタスクを同時に行うとパフォーマンスが落ちる。
? 大抵の人は、2つ以上のタスクで精一杯で、同時に行うとパフォーマンスが落ちる。
? しかし、wmの高い人はできる人もいる。
? 情報過多は分析力や決断力が鈍くなる。そうすると戦略的思考が必要な場面で感情に従ってしまう。
? あまりにも情報が多過ぎると子供達も理解不能になる。
? あまりに多くのプログラムを起動するとパソコンがフリーズする。
? テクノロジーの弱点は、それを利用し、いくらでも時間を浪費できてしまうところ。
? 実験により判明したが、wmが高得点だとドーパミンが出やすい。また、wm行為をしているとセロトニンが放出される。
? 気分が冴えない時には、wmを活用する行動をとってみよう。そうすれば、ドーパミンとセロトニンが出る。
? wmと楽観性には相関性がある という実験結果。
うーん、でもこれは見せかけの相関にも感じるな。
? 重要な課題に本気で取り組まないでいると、wmが蝕まれる。マウスの逃走闘争反応は、さまざまな困難から逃げ出したマウスは、体重減少、性行動減退、不眠が見られた。
? コーヒー、すなわちカフェインはポジティブなものを認識しやすくする
Posted by ブクログ
ワーキングメモリーについて、具体例を挙げて紹介されていて、かつ、鍛え方や活用について丁寧に書かれている
ワーキングメモリーを上手に使うには、
ルールを知っていること
アルコリズムとかを知っていて、その知識を活用すること
チャンキングすること プログラミングなら、機能を1つづつ覚えていれば楽に大きなものを作るのに使える
ゴールから逆算して考えること
まぁ、様々なストラテジーでワーキングメモリーを制限がある部分を上手に使いましょうと言う感じっぽい
あと、運動やランニングは実際に効果が出るらしい
お魚とか乳製品、大豆類とかもいいらしい
あと、睡眠
脳トレは今のところ効果は怪しいっぽい
とりあえず、脳は普段から使うこと
ストラテジーとか、アルコリズムとかで、上手に使うこと
もともと、いっぱい知っていること
チャンキングすること
なんかが結構説得力ある話だった。
Posted by ブクログ
自分自身が「ワーキングメモリ」の衰えに直面している(人の名前が出てこない、昔の記憶が引き出せない、知っているはずの言葉が出てこない、など)。したがって、着強い個人的な興味を持って読み始めた。ランニング、特に裸足ランニングがワーキングメモリの改善に有効らしい。ランニングが脳によい、というのは最近の学説として共通理解になっているようだ。
本書の内容だが、結局いろいろと書いてあるのだけれど、科学的記述という観点からすると最初から最後までいい加減すぎて、期待するものがあった分正直がっかりするものだった。「効果がある」とか「衰えやすい」のような定性的なワードが並ぶが、対象となる測定量の測定方法も定義されておらず、結果としてあいまいな内容の記述が最後まで並ぶ。これだけページ数を多く取っており、研究者の著作であるのだから、もう少し厳密で具体的な表現が可能であったはずだ。わかりやすさを求めた結果なのかもしれないが、かえって理解を妨げている。そもそも「ワーキングメモリのスコア」という指標が何度も言及されるが、これがどういう測定方法によって測定される指標なのかが不明だ。ワーキングメモリが「強い」とか「弱い」とか書かれているが、いったい何を基準として強くいのか弱いのか定義がそもそもわからない。他にも例を出すと、「数独が得意な人は、数独が苦手な人よりも、ワーキングメモリのスコアが50パーセントも高いことがわかった」とさらっと書かれている。「得意」と「苦手」の区別をどこで線を引いているのかもわからないし、スコアを測るためにどういうテストをして、どのような定量的な点数付けがされるのかも不明なのに「50パーセント高い」というのは、質の悪い広告以下だ。
こうなるとあいまいであるということだけでなく、この本に書いてあることの信ぴょう性にも疑いが出てくる。
太字で「IQとは、あなたが知っていること。いっぽうワーキングメモリとは、あなたが知っていることを利用してできることだ」と書かれても、そもそもIQの定義ってそうではないよね。
ワーキングメモリに関与する脳の部位として、前頭前皮質、海馬、偏桃体、頭頂間溝、ブローカー野が挙げられるのだが、これだけ脳神経科学が進化しているのに具体的にそれらがどのように協調してワーキングメモリの機能を実現しているのかは、ほぼ説明にもなっていない説明がされているのみ。
そもそもワーキングメモリは、「意識して情報を処理すること」だと定義される。また、「意識する」=「その情報を頭のなかに置くこと」、「処理する」=「その情報を操作し、その情報に取り組み、その情報で計算し、その情報を扱いやすく変えること」らしい。その機能は、「1.優先順位をつけてから、情報を処理する。関係のないものは無視し、必要な情報から処理できるようにする。」「2.情報を利用して作業できるよう、保管する。」である。広すぎて釈然としない。その定義からして、とにかく何でもワーキングメモリの役割になってしまって、科学書ではなく安っぽい啓蒙書を読んでいるようだ。
最悪なのは訳者あとがきにて、「原書の最後には、ネアンデルタール人の時代まで歴史をさかのぼり、ワーキングメモリの誕生について述べた章がありましたが、専門的記述が多いため、著者の了解を得たうえで割愛させていただきました。また、他の章でも、内容に重複が見られた箇所は同様に割愛させていだだきました」とある点だ。どういう判断をしたのかわからないが、割愛されたという内容は自分は興味があるポイントである。訳者の判断なのか、出版社の編集者の判断なのか(分厚いと売れない)不明だが、専門的であるからと理由で割愛するべきところではない。そして、こうなると翻訳にも信用がおけなくなってくる。
ワーキングメモリ含めて脳機能の認識機能とその衰えについてはとても興味があるんだが。残念。
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ビジネス・実用
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