あらすじ
著名な作家でもあった大学教授が悲劇的な死を遂げてから25年。その追悼式がひらかれる前日、教授の教え子たちが大学の施設に宿泊することになった。かつて作家を志し、教授の下で創作に鎬を削った彼らが旧交を温めるなか、激しくなっていく吹雪。ある部屋のベッドではカラスの死骸が発見され、ベストセラーを生んだ同窓生のひとりは姿を見せようとしない。そして翌朝、階段の下で首の骨を折った死体が見つかり──。実力派作家がミステリファンの心をくすぐるあの設定を、練達のテクニックで描く傑作!/解説=三橋曉
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Posted by ブクログ
積み上げた前半から怒涛の後半と犯人の正体に驚いた。
いいミステリ読んだ感覚に至る。
とにかく人間たちを今と過去を描きながら積み重ねる様はいい。
3030冊
今年258冊目
Posted by ブクログ
25年前に悲劇的な死を遂げた大学教授の追悼式にあつまった当時の教え子たち。
吹雪に閉ざされ、やむなく大学の施設に泊まることに。
翌朝教え子の1人が階段の下で死んでいた…
この物語、超有名作家の書いたあの設定が思い出される。あの作品もラストに向けてかなりの緊迫感があったけど、こちらも負けず緊張感連続の展開。
過去大学で起きた事件の真相と現代の事件の真相が共にラストで明かされ、そうだったのか!と唸ってしまう。
Posted by ブクログ
なんだろうな、設定や要素は面白いのだけど、不完全燃焼だった。
一つひとつの殺人の明確な状況もわからないし、語り手も親友もキャラクターがイマイチ好きになれず。面白くなりそうなのに惜しい、と思ってしまった。
雰囲気は好きです。