廣嶋玲子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ妖怪子育てシリーズ第四弾。
天音銀音双子の父親久蔵に隠し子?
久蔵には心当たりがあるらしく、邪険にもできない様子。
当然華蛇族の姫である女房の初音は娘たちと実家に帰った。
そこへ、以前騒ぎを起こしたいもりの化身が人間の子供を預けに来るわ、
その妻が子供を引き取りに来るわと、妖預かり屋は騒がしい。
そこまでは平常運転だったが、
妖を操る人間がいることがわかり、それに対抗するお守りを作るため、
大妖たちの力を集めた結晶をつくることになる。
その強い力をもつその結晶を持ち去られ…、
とクリフハンガーで終わってしまう。
前作が全体的にほのぼのした感じだったのに、
今回は嵐の前触れ? -
Posted by ブクログ
児童文学作家5名によるリレー小説シリーズ。
短編集なのでサクサク読めた。作家さんそれぞれによるお話の個性があって、書き手が異なるとこうもお話の持って行き方が変わるのかと興味深い。ただ、前のお話で登場していた人物や事象が次のお話で出てくるので、全体的にお話がうまくつながっていて、同じ世界観を共有しているのがわかる。
どのお話も共通しているのは、主人公たちが猫に導かれてブックカフェに辿り着くこと。そこでは、お客さんその人にあった美味しいお菓子と飲み物が出され、飲み物を飲み終わるまで蔵にある本を読むことができる。
一番好みだったのは断トツで『呪いの行く末』。『バッドエンドのむこうに』も面白かった。 -
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Posted by ブクログ
児童書に関する本はだいすきで、
短編集でしかも図書室!ということで手に取ってみた。
色々な作者さんのお話が入っていて、
でも茜色の貼り紙や髪の長い女の人は統一されていて。
次はどんな展開になるのかな?とワクワクしながら読んだ。
好きだったのは、
妖怪食堂は大繁盛/廣嶋玲子
やり残しは本の中で/まはら三桃 かな。
妖怪食堂の親方の親方っぷりが好きだった。
やり残しは本の中での、樹のスポーツバカのような
まっすぐな生き方も素敵だったし、
憎悪に駆られた王様の話はよくあるよなぁ〜と頷きながら読んだ。
他の話も読んでみたくなった!
最後の対談で、著者の方々が読んだ本も載っていたり、
物語を友達と交代で -