「近いうちにおまえの愛しいその子を奪ってやるわ、白嵐」妖怪奉行所の牢獄から脱獄した女妖は、そう告げて姿を消した。以来、太鼓長屋に住む弥助は、養い親である千弥の過保護ぶりに息が詰まりそうだった。自分の命が狙われているのだ、弥助だって怖くないわけはない。だが、あんな女のせいで怯えて暮らすなんていやだ。意地でも普通に暮らし、妖怪の子預かり屋の役目も果たしたい。月夜公の強力な結界が張られた長屋の領域から出ないことを条件に、しぶしぶ千弥も弥助の願いを聞き入れたものの……。大人気のお江戸妖怪ファンタジイ第8弾。
Posted by ブクログ 2020年11月03日
とんでもない妖に命を狙われる弥助。
敵のあの手この手が恐ろしくおぞましい。
千弥が選んだ対抗手段、その覚悟にぐっとくる。
玉雪まであんな目にあって、、、
でも、なんだかんだで百嵐と雪耶の絆は強いね。
それにしても、久蔵ってば、今回もいいとこ見せてくれちゃって。えらいぞーーー。
最後の十郎の話、最後に...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年10月25日
【腹減り度】
なし
【食べ物の割合】
なし
【1番美味しそうだったもの】
なし
*感想*
タイトルのまま弥助が命を狙われるお話なので食べてる場合じゃねぇ!とばかりにシリアスだった!そりゃそうだ。(出てきたのはせいぜい飛黒の食べた兵糧丸くらいか/不味そうなのでノーカン)
千にいが久しぶりに大活躍でな...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年07月20日
前巻で逃げ出した紅珠が弥助を狙っている。ちょっと番外編のように見えていた前巻がこんな形でメインストーリーに絡んでくるとは思わなかった。月夜公も妖怪奉行所も警戒しているが、千弥は気が気じゃない。読んでいる方も、さすがに主人公の命は大丈夫だろうと思いながらも、気が気じゃない。おまけの短編も、最後はほっこ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年11月23日
第一シリーズ最終巻の10巻が出るまで買って置いてあったのをいざ!と。
やっぱり廣嶋さんは好きだなぁ。優しさと残酷さがあって、それがわたしはとても好き。綺麗なだけじゃないところがとても美しくて儚くて心に残る。
この後どーなるんだろー。あと二冊一気に読もう。十郎の話好き……あと千弥が彼の名前を叫ぶところ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年08月26日
シリーズ8巻にして、前巻の続編
このエピーゾはあとでどう活きるんだろう?どんな伏線になってるんだろう?と思いながら読み進めて、最後に納得できる安心して読めるシリーズ。
最後にさりげなく次々巻へのタネがまかれているとのこと。早くその続きが読みたくなる。
今までは親の子供に対する気持ちはどこか茶化さ...続きを読む