あらすじ
「近いうちにおまえの愛しいその子を奪ってやるわ、白嵐」妖怪奉行所の牢獄から脱獄した女妖は、そう告げて姿を消した。以来、太鼓長屋に住む弥助は、養い親である千弥の過保護ぶりに息が詰まりそうだった。自分の命が狙われているのだ、弥助だって怖くないわけはない。だが、あんな女のせいで怯えて暮らすなんていやだ。意地でも普通に暮らし、妖怪の子預かり屋の役目も果たしたい。月夜公の強力な結界が張られた長屋の領域から出ないことを条件に、しぶしぶ千弥も弥助の願いを聞き入れたものの……。大人気のお江戸妖怪ファンタジイ第8弾。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
とんでもない妖に命を狙われる弥助。
敵のあの手この手が恐ろしくおぞましい。
千弥が選んだ対抗手段、その覚悟にぐっとくる。
玉雪まであんな目にあって、、、
でも、なんだかんだで百嵐と雪耶の絆は強いね。
それにしても、久蔵ってば、今回もいいとこ見せてくれちゃって。えらいぞーーー。
最後の十郎の話、最後についにんまり。
過去に辛いことがあった分、幸せになってほしい。
さて、次いこう。
Posted by ブクログ
【腹減り度】
なし
【食べ物の割合】
なし
【1番美味しそうだったもの】
なし
*感想*
タイトルのまま弥助が命を狙われるお話なので食べてる場合じゃねぇ!とばかりにシリアスだった!そりゃそうだ。(出てきたのはせいぜい飛黒の食べた兵糧丸くらいか/不味そうなのでノーカン)
千にいが久しぶりに大活躍でなにより。
でも1番の金星は久蔵だね。初登場時には想像できないほど巻を追うごとに株を上げる漢、久蔵(嫁美人)。
二部構成の後半は仲人屋の十郎の過去話。前半がシリアスだっただけに、ラストのサクラサク気配にほっこり。9巻は箸休め的な短編集ということで、気楽に行きましょう。楽しみ。
Posted by ブクログ
前巻で逃げ出した紅珠が弥助を狙っている。ちょっと番外編のように見えていた前巻がこんな形でメインストーリーに絡んでくるとは思わなかった。月夜公も妖怪奉行所も警戒しているが、千弥は気が気じゃない。読んでいる方も、さすがに主人公の命は大丈夫だろうと思いながらも、気が気じゃない。おまけの短編も、最後はほっこりとした気分になって嬉しい。
Posted by ブクログ
紅珠がしたことは恐ろしいけど、ずっと愛していた人が自分に笑いかけてくれなかったことには胸が痛む思いだっただろうと思う。
執着や憎悪。真っ黒い感情に振り回されてしまうと恐ろしい。
Posted by ブクログ
第一シリーズ最終巻の10巻が出るまで買って置いてあったのをいざ!と。
やっぱり廣嶋さんは好きだなぁ。優しさと残酷さがあって、それがわたしはとても好き。綺麗なだけじゃないところがとても美しくて儚くて心に残る。
この後どーなるんだろー。あと二冊一気に読もう。十郎の話好き……あと千弥が彼の名前を叫ぶところ好き…
Posted by ブクログ
妖怪の子預かり屋シリーズ第八弾。
いよいよ、まがまがしい妖妃が弥助を襲いに来る。
愛する者の笑顔が手に入らないとなれば、
憎しみのまなざしで良い。
骸で良い。
愛する者の笑顔を受け取った者は、
苦しめてやる。
大事なものを奪って、絶望させてやる。
と、見事な悪女っぷりだ。
相変わらず、娘御に縁がない烏天狗たちもかわいいし、
弥助を守った朱狗の付喪神もかわいかった。
一時的にうぶめから目玉取り戻した千弥は、
どんな報いを受けるのだろう。
Posted by ブクログ
シリーズ史上最大のピンチですね。ここまで粘着質な悪役はこれまでいませんでしたし。いろいろ不穏なものを残しつつ8巻終了ですが、どう決着がつくんでしょうか。
Posted by ブクログ
シリーズ8巻にして、前巻の続編
このエピーゾはあとでどう活きるんだろう?どんな伏線になってるんだろう?と思いながら読み進めて、最後に納得できる安心して読めるシリーズ。
最後にさりげなく次々巻へのタネがまかれているとのこと。早くその続きが読みたくなる。
今までは親の子供に対する気持ちはどこか茶化される対象となっていたが、本作では大きな筋になっていた気がする。ってことは次々巻問題のなるテーマも。。。
Posted by ブクログ
弥助、命を狙われる/仲人屋のある一日
ああ 怖かった、何て恐ろしい計画。
ホントに死ぬかと思った。
十郎のつらい過去を失敗を聞かせてくれてありがとう。この先が少しでも明るいものでありますように