あらすじ
「おとっつぁん! 会いたかった!」おまきと名乗る少女は久蔵に飛びついてそう叫んだ。目に入れても痛くない双子の愛娘の目の前での出来事に呆然とする久蔵。だがよくよく話を聞いてみると、母親はかつて一緒に暮らしたことがある芸者。ゆえあってのこととはいえ、まったく身に覚えがないわけでもない。それでも娘として迎え入れることはできないと、いったんはおまきを帰したが……。久蔵の隠し子騒動に端を発した事態は、千吉や玉雪、果ては大妖たちまで巻きこむ大事に発展する。好調、お江戸妖怪ファンタジイ〈妖怪の子、育てます〉第4弾!
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短編集といえども3つの話の中で隠し子が読み甲斐があったな〜最後の十郎の行動が謎すぎて五巻が気になる!もしかしたらつつりを操っていたのかもしれない?(十郎が)
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千吉は相変わらずですね。
つつりさん娘と再会出来て良かった。
娘さんも母の事を忘れずにずっと慕ってた優しい子ですね。
引き取られた村でも大切にされていて良かった。
一番、悪とは関係無さそうな、無害そうな人が不穏な雰囲気を出して消えた。
大きな信念があるのか、余程の事情があるのか。
どちらにせよ理由を聞くのが怖い。
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やっぱりこの話大好きです
今回は生贄にされそうな女の子が出てきて、
妖怪の夫婦の仲を取り持ったり
千吉が弥助を独り占めしたくて、仮病を使おうとしたり・・
でも一番は題名通り久蔵に隠し子がいる疑いが持ち上がった
真実を見れば久蔵が如何に家族を愛しているか
愛情深い男だなぁと思いました
それにしても、あせびさんかわいそう
十郎は一体どうなってるのか?
続きが早く見たい٩(๑`ȏ´๑)۶
Posted by ブクログ
母親の愛ってすごく深い。自分の命をかえて守ってきた、子どものせいで命を落とすことになったのに、恨まないで子どもを諭すなんてできることじゃない。普通なら絶望してしまいそう。
つつりも気の毒だったけど、最後には出会えてよかった。たとえあやかしであったとしても、子どもにその愛情が十分すぎるほど伝わっていたんだろうな。大切に育てていたことが素敵な名前からもわかる。
双子たちが心を読み取り、適切な判断をしていてすごく優しくて賢い子どもたちだなと思った。さすが久蔵と初音さんの子ども。
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妖怪子育てシリーズ第四弾。
天音銀音双子の父親久蔵に隠し子?
久蔵には心当たりがあるらしく、邪険にもできない様子。
当然華蛇族の姫である女房の初音は娘たちと実家に帰った。
そこへ、以前騒ぎを起こしたいもりの化身が人間の子供を預けに来るわ、
その妻が子供を引き取りに来るわと、妖預かり屋は騒がしい。
そこまでは平常運転だったが、
妖を操る人間がいることがわかり、それに対抗するお守りを作るため、
大妖たちの力を集めた結晶をつくることになる。
その強い力をもつその結晶を持ち去られ…、
とクリフハンガーで終わってしまう。
前作が全体的にほのぼのした感じだったのに、
今回は嵐の前触れ?
Posted by ブクログ
今回で一つの山場を迎える感じの終わり方でしたね。
弥助と千吉の住む長屋の大家・久蔵の隠し子騒動から始まる今回の物語。それを裏で操るものがいる。
そこから、四大妖怪が手を結ぶところまでは良かったのに(・・;)
続きを早く読みたいですね。
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育てますシリーズの4巻。今回全体を貫くテーマとしては嫉妬かな。子供らしい嫉妬もあれば、わがままで醜い嫉妬もある。そんな話の合間で、何やら裏で暗躍する存在が見えてきて、何やら大きなお話になりそうなところでこの巻は終わります。千がまだまだ子供だから終わらないとは思うけど、次の巻は荒れそうな感じです。
Posted by ブクログ
久蔵のことをおとっつぁんと呼ぶ、かつて一緒に暮らした芸者の娘だというおまき。一緒に暮らすことはできないと伝えた久蔵だが、初音と双子が里帰りしてしまったため、走り去ったおまきを探すことに。久蔵の隠し子騒動から始まる一件は妖たちを巻き込んだ騒動に発展する…。
人の子を育てる妖、妖である千吉を育てる弥助。人と妖はともにあることができるのか。続きが気になるところで続きは次の巻へ。