佐藤優のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
強大で冷徹なイメージのソ連、それがなんともあっさりと崩壊して消えてしまった、自分にとっては???だらけの現象を少しでも理解したいと思って本書も読んでみた。
政治的チェルノブイリによってソ連中央における炉心融解が起こり、一気に崩壊へ・・・、現象の説明としては分かりやすく、ふむふむとは思って読んでもその内実をしっかりと理解するのは自分には今回も難しかった。
多民族国家におけるそれぞれの民族にとっての論理、結局それらを超越して連邦を形成、維持するということに無理があったのか・・・。
ゴルバチョフの評価がケチョンケチョンなのにはちょっと驚いた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ蒙昧な野蛮人が教養を身につけるための読書の指南書。
今回は"司書"佐藤優です。 (この前はレストランオーナーでしたね)
日常生活や日本社会、世界情勢に纏わるトピックに対し2冊ずつ推薦書を挙げ、 筆者の分析が書かれています。
1トピック見開き2ページ完結で、テンポよく読めます。
以下、特に印象に残ったものをピックアップ。
◇猫が教える「人間関係」
「猫は、餌を与え、トイレの掃除をする人間との間に確立された信頼関係を裏切ることはない。」
これを人間に当て嵌めると、 「餌を確保する仕事を大切にし、排泄する場である家庭を大切にする人」 …こんな人間は信頼するに足る、との事。気まぐれなだけが猫じゃないらしい
◇草食系男子への教え
草食動物は武器を自覚しないため、先天的に「抑制の文法」を持たない。
自分を草食系だと思っている諸君は「抑制の文法」を覚えておくように、という話。
◇1Q84は思想小説だ
「優れた文学作品は複数の読み方ができる。」 は、内田樹氏の倍音の話を思い出しました。誰しもの各々の鍵穴に嵌る不思議な力。
「普通と異なることをすると、その瞬間から世界が別に見えるようになる。」
押してしまった、ポチっとな。
◇竹島問題を理解する
実質的にはこちらが勝利しても形の上では「引き分け」に持ち込む。 "WIN-WIN 2.0"の世界
◇新自由主義の欠陥
グローバル資本主義が諸悪の根源。で、これからは社会を強化し「『自分は社会に必要とされている』という感覚」を人々が実感する事が必要、と言う話。
他に印象的だったのは、下記トピック。
◆パールハーバーの教訓
◆「プーチン現象」の真実
それにしても佐藤さんの読書量はやっぱりすごいなぁ・・ -
Posted by ブクログ
今の世代(なんとかチルドレンとか、なんとかガールズとか)は、教養もなく、たまたまそういうポジションになっちまった連中で、次の世代の対策をしなけりゃあね、というスタート。対談本なので、ちょっと冗長。
子どもをどう教養豊かな人にそだてるか、もうちょっというと、本文中にもある「お天道さまが見ている」という概念を、ちゃんと持たせられるか。
エリート教育は僕にとってはどうでもいいし、決めつけ的な印象もある。けれど、教育熱心ではない人が読んだら、何かに気がついたりするのかもしれない。うちにはもう小さい子はいないけど、まだやれることはあるのだろうなあ。本の紹介本、と思えば楽しいです。 -
Posted by ブクログ
佐藤優さんの『国家の罠』をコミカライズになるのでしょうか。
登場人物は基本仮名ですが、誰を示すのかはなんとなくわかるように。
途中のエピソードには『甦るロシア帝国』や『外務省ハレンチ物語』など、
他の著作で印象深かったものも入っていますが、メインはあくまで『国家の罠』の様子。
2010年から約2年かけて、つい先日無事に完結したようです。
私はコミックスでしかおってませんでしたが、非常に読み応えがありました。
組織とは、官僚とは、そして外交とは、、そして「国策捜査」とは。
『国家の罠』に興味をもたれた方であれば、同じように興味深い内容と思います。
個人的には、民主党による「外交破壊」からの最中に連載が始まり、
安倍政権での立て直しを図っているこの時期に、最終巻が発売された点、
そして、政権交代の直後に、プーチン大統領からシグナルが来ている点に、
非常に興味深いシグナルを感じています、これもまた「インテリジェンス」なのでしょうか。
なんて言うと、なんとも穿ち過ぎとも思いますが、
「外交」という現象と真摯に向き合うためにも、大事な視点かなとも。
ん、『国家の罠』や『破壊外交』と並べて本棚に入れておこうと、思います。 -
Posted by ブクログ
ボクが好きな佐藤優氏が、彼の母親の故郷、沖縄・久米島を中心に世界を見て書き下ろした本。
本文にはこんなことが書いてある。「地球は球体である。それならば、その上のどの任意の点も「世界の中心」のはずだ。これまで、私が世界を見るときは、常に東京、ワシントン、モスクワなどの主要国の首都が世界の中心になっていた。いまここで見方を変えて、久米島の新垣の杜を「世界の中心」としてみると、歴史はどのように見えるであろうかという好奇心からこの本を書き始めた」。
最初は自壊する前のソ連から。根室、東京拘置所、沖縄と場所を変えながら、そして、ときに時間をさかのぼりながら話しが進む。
ただ、いまのボクにはこの本は難しい。特に沖縄の歴史に踏み込んでいくあたりは、もともと知識が少ないボクには苦痛に感じた。おそらく、巻末にある、大城大裕さんが書いている解説が、この本の位置づけを言語化しているはずだ。
この本は、いまも世界の中心である国の中央から見た歴史書ではなく、境界にある小さな民族の視点から世界を見た歴史を見直す試みであり、また、そのきっかけを与えてくれた佐藤さんのお母さんへのオマージュなのだと思う。
いつか、読み直すことにしたい。