佐藤優のレビュー一覧
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介護の仕事は、社会的に価値がある「魂の労働」なので、低給与でも名誉が得られるというイメージを先行させて、低賃金労働を末端のヘルパーの人たちに押しつけているという構造的問題があります。14
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自己啓発や、心理学の本をいくら読んでも自分の性格は変化しません。20歳くらいまでについた性格は、恐らく一生変化しないというのが、私自身と周囲の人々を観察した上での結論です。146
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不利益になる話というのは、99%自分の口 -
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佐藤優さんの読書関連のお話には関心があるので、出るとつい手を伸ばしてしまいます。
が、本書は週刊プレイボーイに2008年10月から2010年3月まで連載されていたものが基本なので、ほぼ2年以上前の本ばかりというのが残念です。
章立てするくらいに重きを置いている「日本という国がわかる書籍」や「世界情勢がわかる書籍」というのは、この2年の間にもきっと増えているんじゃないかな、と思うと、出来るだけ新しいものを読みたいと思うのが人情かと。
それでも何冊か読みたいと思わされた本がありましたので、備忘的にご紹介しておきます。
1. 村山由佳『おいしいコーヒーのいれ方I キスまでの距離』
以前にも、佐 -
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元外交官の佐藤優氏がビジネスマン向けのインタビューに答えるという形式をとっている。そのため、文章量はあまり多くなくすぐに読める。
会話の進め方や初対面の人との接し方など、比較的実践しやすい内容となっているとは思うが、自分自身がが実践するにはちょっと敷居が高い。バリバリのビジネスマンならすぐ実践できると思う。
ただ、僕が読んでいてい最も印象に残ったのは「小説」に対する考え方の部分だ。
「よい小説とノンフィクションを大量に読んで、疑似体験を大量にストックしておく。(211頁)」
「(インテリジェンスは)そもそも小説の読み方が違う。必ずこの中に『生き残るヒントがある!』と、こんな読み方をす -
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獄中記だったか国家の罠だったか。君は官僚としてはカリスマ性がありすぎる、みたいなことを言われた、なんて記述があったがその意味がよくわかる。
この本は右の雑誌から左の雑誌までを横断したコラム集である。で、あるのだが、右とか左とかはほとんど意味をなさない。なぜならこれはあくまでも「佐藤優」のコラム集であるのだから。
知的水準の高い著作を書く作家だから彼の著作を読みたくなるのではなく、佐藤優の著作を読みたくて彼の著作を読んでしまう。そんなちょっとした中毒症状を起こしてしまう。
動物園とかのペンギンは、オス度の高いオスがいると、オス度の低いオスがメスの役割を果たすように受けになるって話があるけど、そん -
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ネタバレ・ロンドン軍縮会議・・1930 補助艦 アメリカ10 日本6
・アメリカはメキシコでは門戸閉鎖主義、アジアでは解放主義
・帝国主義的資本主義・・強者のための理論。競争に強い国は自由貿易を唱える。駆け足で1番の者が全てをとるという平等なゲームのルールは、一位以外の物にとってはいつも負けが約束されているに過ぎない。
・不満をそらすためにはだれかを悪者に仕立て上げること 軍閥が対象となった。
・モンロー主義:大陸間干渉からの脱却。 アメリカは地政学から普遍主義(アジアの門戸開放政策)への転換
・戦争においての思想的な勝利。戦争は思想の衝突がどうしても一致しえない場合に生じる。
・東亜解放の対象であ -
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本書は著者が外務省在籍中に間近で接した歴代総理やロシア首脳の意外な素顔、さらには歴史上の人物にインテリジェンスの視点から切り込んだ異色の人物論集である。
当事者ならではの臨場感溢れる記述は面白い。個人的には神学の部分など読みづらい部分もあったが、本書を読むと、マスコミのニュースからは窺い知る事の出来ない一面が見られる。
例えば、鈴木宗男氏の事である。「ムネオハウス等」かつては悪の権化の様にバッシングを受けていた。しかし、現に鈴木氏を慕う人は多く、選挙で復活を遂げた事をみると、かつてのマスコミのステレオ的な見方では、とらえきれない事がわかる。(これは善悪の問題では無い)
マスコミは売ら