角野栄子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
子供のころ、キキやトンボと同じ視線で、たくさんのドキドキとちょっぴり大人な気持ちを味あわせてくれた素敵なストーリー。
空を飛んでみたい!ひとりで知らない街に行ってみたい!でもちょっと家が恋しい…。そんな沢山のドキドキ・ワクワクの欠片が溢れんばかりに詰まっていた。
大人になった今、改めて読み直してみると、ちょっぴり視点が変わっていた。キキのお母さんのコキリさんのように、あるいはパン屋のおソノさんのように、キキに「大丈夫?」「元気ないじゃない」「どうしたの?」と励ましたくなる。そして頑張るキキに心が温かくなってくる。
改めて思う、とても素敵な物語だと。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ興味深かった。ファンタジーが、ファンタジーの世界からやってくるとき、その訪れ方やもてなし方を学んだ気がする。
ただ、最後の方の想像力押しのところは、理論だって、誰かの役に立ちたくて生みだされたものだから、悪用されることもあるけども、想像力が必要な物語に比べて、必ずしも重要ではない、と言い切れるものではないと思った。
どんなストーリーでも、それは語り手の、その人の姿勢が反映されているものだから、押しつけがましいと感じる話というのは、たぶんその人のその時の姿勢に、想像力が足りていなんだろうなと思う。でも、戦争を経験した著者だからこそ、その人の想像力のなさを警告することの使命を帯びているのかもし -
Posted by ブクログ
角野栄子さんのライフスタイル本。
貴重な写真やお手紙、ご自宅の本棚の写真などがたくさん載っていた!
結婚されたご主人とともにブラジルへ渡航し、そのまま海外をたくさんめぐったエピソードが素敵だった。
そして帰国のための二か月間は、船の上から毎日水平線を見て暮らしていたとのこと。
"それ以来わたしの心の中には、いつも水平線があって、それをはずしては、自分が考えられないようになっていました。わたしにとって水平線というのは、いつもなにかが始まるところでした。"
"本を読んでいると、ページごとに、水平線があらわれる。"
創作の話もたくさん。
"まず、日 -
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自分の好きな色を一つ決める。
その色を軸に、家も服も小物も考える。
角野栄子さんは自分の色をいちご色に決めた。
真っ赤よりも少し落ち着いた、けれども目に飛び込んでくる明るい色。
ワンピースやバッグやアクセサリーなどよりも私が気になってしょうがないのは、もちろんいちご色の本棚に並んでいる本たち。
一冊一冊の背表紙を眺めながら、この本棚の持ち主について考える。
本棚の本って、持ち主の心の中のようだものね。
ちなみに『魔女の宅急便』が生まれたきっかけは、当時12歳だったお嬢さんが描いたイラスト。
魔女がまたがった箒に引っかかっているラジオと、ちょこんと乗っている黒猫。
それを見てあの物語を考えつ -
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ハナさんが引っ越した新しい家は森と町の境目に立っていて、玄関が2つある。町の方に向いた長四角のドアと、森に向かうトンネル型のドア。
両方に開いているというのが気にいりました。私だけと感じていたのにハナさんもそうだったんだもの。
最初に来たのは山ばあさん。山ばあさんは迷子の子をおどかし、その子が泣く涙をとびっきりの化粧水にするらしい。ハナさんが称する”おまけ”とやらのケーキやお茶のおもてなしを受けて考えるところがあったのか。帰りにまたハナさん家へ寄って、風呂敷包みを開けて見せた。中には、ハナさんのうちとそっくりのクッション、テイーポット、カップ、スプーン、小麦粉などの材料に「おいしいケーキのつく